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自殺の多くは、「自殺以外の選択肢は考えられない」状態に陥ったり、「生きていても役に立たない」という喪失感から追い詰められ、孤立した状態で起こっています。自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」です。山口県でも毎年200人を超える方が自ら命を絶たれています。しかし、孤立を防ぎ、周りの人との「絆」を保つことができれば、自殺は防ぐことができると考えられます。
大切な自分、大切な家族、大切な友人の命を守るためにできることをしていきましょう。
3月は異動や転勤、就職、退職、進学等で環境が大きく変化し、気持ちが不安定になりやすい時期です。そのため、「自殺対策基本法」では例年、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、地方公共団体、関係団体等とも連携して「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業及び啓発活動を実施しています。
■「山口県自殺対策フォーラム2025」
日 時:令和7年3月9日(日)13:30~15:30(受付 13:00~)
会 場:山口県総合保健会館 多目的ホール(山口市)
内 容: 講演「こころをつなぐコミュニケーション~相手と繋がる会話のコツ~」
講師 神戸松蔭女子学院大学/大学院 教授 坂本真佐哉氏
その他:入場無料(申し込み不要)、手話通訳・要約筆記あり
問い合わせ先:山口県精神保健福祉センター 083-902-2672
■「暮らしとこころの相談会」(相談料無料、要電話予約)
日 時:令和7年3月9日(日) 10:00~16:00
会 場:山口県総合保健会館 1階研修室(山口市)
内 容:弁護士による相談(多重債務、労働、DV等の日常生活上の法的問題に関すること)
こころの健康相談(こころの病気や心身の不調等の健康に関すること)
予約・問い合わせ先:
弁護士による相談 山口県弁護士会 宇部地区会 0836-21-7818
こころの健康相談 山口県精神保健福祉センター 083-902-2672
下記のちらしはこちらからご覧になれます [PDFファイル/765KB]
全国では2万1千人程度の方が自殺で亡くなっています。
山口県でも毎年200人ほどの方が自殺で亡くなっています。
多くの場合、問題は1つではありません。さまざまな問題が複合的に連鎖しています。
(厚生労働省「職場における自殺の予防と対応」より)
心の病気かもしれないときは医療機関への受診を勧めましょう。別の問題の場合は適切な窓口を紹介してあげてください。
自分で解決できない問題や悩みを抱えているときに誰かに助けを求めて支援してもらうことは、重要なストレス対処法の1つです。「弱みを見せたくない」等と考えるのは間違いです。助けを求めることは、大切な「生きる力」です。
主な相談窓口一覧のチラシはこちらをご覧ください [PDFファイル/1月15日MB]
こころの緊急対応リーフレット [PDFファイル/7.97MB]
自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。
大切な命を自殺で失わないためには、身近な人のこころのsosに気づいたり、寄り添ったりする「こころのサポーター」の存在が重要となります。
まずは、寄り添い、話を聴き、専門の相談機関につなげる支援を一緒に身につけてみませんか。
※こころのサポーター養成講座は毎年開催しています。開催日時については、広報、ホームページでお知らせをします。
市が行っている出前講座の中でこころの健康に関する講座が入ってます。
講座に興味のある方は健康増進課までご連絡ください。
「こころがモヤモヤ、イライラ、苦しいとき・・・。あなた一人でかかえこまないでください。
それはあなたのこころが、イヤな気持ちでいっぱいになってしまうのが心配だから。
そんな時こそ、まわりの人に話をきいてもらいましょう。必ず、苦しいこころが楽になります。
そしてあなたの大切な人が苦しそうと感じたら声をかけてお話しをゆっくり聞きましょう。」
御守りに載せている相談先 [PDFファイル/153KB]
御守りに載せているこころのモヤモヤ攻略法 [PDFファイル/90KB]
こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(別ウインドウで開きます)