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帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70 歳代で発症する方が最も多くなっています。
帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、組換えワクチン(GSK 社:シングリックス)の2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。詳細は、下記のリーフレット等をご確認ください。
帯状疱疹の予防接種についての説明書(厚生労働省) [PDFファイル/537KB]
山陽小野田市に住所を有する方のうち
※公費負担による接種機会は、上記の年齢時の1年度間に限られますのでご注意ください。
例えば、65歳の方が今年度に接種しなかった場合は、今後、定期接種(公費助成)の機会はありません。
(5年後の70歳になる年度には、令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置は終了しているため)
※任意接種などで、過去に帯状疱疹ワクチンの接種を受けた方は、原則、定期接種の対象外です。
※上記の「定期接種(公費助成)の対象者」に該当しない方は、任意の予防接種(公費助成なし)となります。自己負担額等は医療機関ごとに異なりますので、医療機関へお問い合わせください。
「主な任意予防接種について」はこちら
令和7年4月1日(火)
生ワクチン:2,660円
組換えワクチン:6,620円(1回あたり)
※組換えワクチンは2回接種のため、2回で計13,240円掛かります。
生ワクチン(ビケン)
・皮下に1回接種します。
組換えワクチン(シングリックス)
・2か月以上の間隔をあけて、2回筋肉内に接種します。
・病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。
いずれの帯状疱疹ワクチンについても、医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。ただし、生ワクチン(ビケン)については、他の生ワクチンと27 日以上の間隔を置いて接種してください。
実施医療機関(市外も可能)での個別接種となります。事前に医療機関にお問い合わせください。
・予診票は実施医療機関でお渡しします。
・県外の医療機関で接種される方は、事前に健康増進課までご連絡ください。