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小児(生後1か月~6歳)の救急場面における家庭での対応方法

県が作成している、小児の救急場面における家庭での対応方法やいざという時の連絡先等をまとめた「山口県小児救急医療ガイドブック」をベースとして、山口大学医学部の小児科医がワンポイントアドバイスをしているガイドブックです。

宇部市、山陽小野田市、美祢市、山口大学病院のキャラクターが掲載しているガイドブックの表紙の画像です。 県が作成している山口県小児救急医療ガイドブックの表紙の画像です。

こどもの休日・夜間の急病 どんな時に救急受診すべき? [PDFファイル/3.33MB]

ガイドブックの対象年齢

生後1か月から6歳まで

目次

  1. 発 熱(38℃以上)の対応
  2. 嘔気・嘔吐の対応
  3. 下痢の対応
  4. 腹痛の対応
  5. 咳・喘鳴(ゼーゼーする)の対応
  6. 誤飲(何かを飲みこんだ)の対応
  7. 頭部打撲の対応
  8. けいれんの対応
  9. お医者さんへの上手なかかり方
  10. いざという時の連絡先

 発 熱(38℃以上)の対応

発熱のフローチャートの画像です。発熱時の家での対応の画像です。
発熱時のフローチャート [PDFファイル/452KB]

家庭での対応

  •  熱の出始めは寒気がするので暖かくしてあげましょう
  • 水分補給をこまめにしましょう
  • 汗をかいたら、着替えさせてあげましょう
  • 熱があっても元気そうな場合、処方された解熱薬は使用しなくてもかまいません

嘔気・嘔吐の対応

嘔吐時のフローチャートの画像です。嘔吐時の家庭での対応の画像です。
嘔気・嘔吐の対応のフローチャート [PDFファイル/605KB]

 

家庭での対応

  1. 吐いたものが、のどにつまらないように、顔・体を横向きに寝かせましょう
  2. 吐き気の強い時は、飲食させずに30分~2時間は様子を見ましょう
  3. 嘔吐の間隔が空いたら、乳幼児用イオン飲料などの経口補水液を少しずつこまめに飲ませてみましょう
  4. 固形物を与えるのは控えましょう

下痢の対応

下痢の時のフローチャートの画像です下痢の時の家庭での対応の画像です。
下痢の対応のフローチャート [PDFファイル/571KB]

家庭での対応

  1. 飲みながら、食べながら治すことが基本です。飲んだり食べたりして、下痢便が出ても、少量ずつこまめに与えましょう水分として、母乳、ミルク、乳幼児用イオン飲料などの経口補水液、固形物として、おかゆ、おじやなどがおすすめです
  2. おしりがかぶれないように、こまめに洗ってあげましょう

腹痛の対応

腹痛の時のフローチャートの画像です腹痛時の家での対応の画像です
腹痛の対応のフローチャート [PDFファイル/464KB]

家庭での対応

  1. 排便で治ることもありますので、トイレに行かせてみましょう
  2. ウンチは毎日出ていますか?コロコロとした硬いウンチではありませんか?他に症状がほとんどなく硬いウンチであれば、たとえ今日ウンチが出ていたとしても、浣腸が効果的なこともあります
  3. 硬いウンチに血が混じっていませんか?肛門が切れてウンチの表面に赤い血液がごく少量付くことはよくあります。続くようであれば、かかりつけ医に相談してください
  4. 腹痛がある時は、なるべく食べさせないで、水分を少しずつ与えて様子をみましょう

咳・喘鳴(ゼーゼーする)の対応

咳のフローチャートの画像です咳の時の家庭での対応の画像です
咳・喘鳴(ゼーゼーする)の対応のフローチャート [PDFファイル/464KB]

家庭での対応

  1. 息が苦しそうな時は、休日夜間急患センター等を受診しましょう
  2. 咳が激しい時は、部屋を加湿しましょう(加湿器、洗濯物を干す)
  3. タンがきれやすいように、水分を少しずつ飲ませましょう

(ぜんそくの発作が出た場合)

  1. 体を起こしてコップ1~2杯の水を飲ませてください
  2. できるだけ大きく息を吸ったり吐いたりを繰り返させてみてください
  3. 発作時に服用する薬や貼付薬(貼るテープ)が処方されていれば、医師の指示どおりに使用しましょう

(気道異物が疑われる場合)

  1. 少し前まで何ともなかったのに、急に咳が止まらなくなったり、ゼーゼーして息が苦しそうな場合は、救急車を呼んでください

誤飲(何かを飲みこんだ)の対応

誤飲時の対応のフローチャートの画像です誤飲時の家庭での対応の画像です
誤飲のフローチャート [PDFファイル/402KB]

家庭での対応

  1. 誤って何かを飲み込んだ時は、意識はどうか、呼吸は規則正しいか、顔色は良いか、吐いていないかを確認しましょう
  2. 飲んだものが見える時は、人差し指をほほの内側に沿って入れ、詰まっているものをかきだしましょう
  3. 薬物の種類により吐かせる方が良いもの、吐かせない方が良いものがあります
  4. 何を飲んだかという情報が大切です。医薬品、洗浄剤、消臭剤、殺虫剤などの場合は、受診の際に、成分のわかる説明書や容器を必ず持参してください

中毒110番

誤飲や誤食の急性中毒について、その対処方法がわからない場合は、中毒110番(公益財団法人日本中毒情報センター)
にご相談ください

中毒110番(情報料:無料)

大阪中毒110番   ☎072-727-2499(365日・24時間対応)
つくば中毒110番 ☎029-852-9999(365日・9時~21時対応)

たばこ専用電話(情報料:無料、自動音声応答による一般市民向け情報提供)

☎072-726-9922(365日・24時間対応)

頭部打撲の対応

頭部打撲のフローチャートの画像です。頭部打撲時の家庭での対応の画像です
頭部打撲のフローチャート [PDFファイル/581KB]

家庭での対応

  1. 頭を打った時は、頭痛や吐き気、嘔吐の有無、目や手足の動きをよく観察しましょう
  2. 出血しているところは、乾いたタオルで強く圧迫しましょう
  3. 腫れているところは、冷やしてあげましょう
  4. 打撲後、すぐに泣いて、他の症状がない時でも、安静にして数時間は注意深く様子をみましょう
  5. 頭を打った直後は何ともなくても、あとから症状が出てくる場合があるので、1週間程度は注意が必要です

けいれんの対応

痙攣時のフローチャートの画像です痙攣時の家庭での対応の画像です
けいれんの対応のフローチャート [PDFファイル/550KB]

家庭での対応

  1. 平らなところに寝かせ、吐いたものを吸い込まないように顔・体を横向きにしましょう
  2. 口に割りばしや指を入れてはいけません
  3. 目の向き、手足の状態、けいれんの持続時間、けいれんの左右差の有無、発熱の有無などを観察しましょう

お医者さんへの上手なかかり方

できるだけ通常の診療時間内に受診しましょう。医療機関のスタッフがそろっていて、診療がスムーズにできるの
は、診療時間内です。また、日頃から「かかりつけ医」を決めて、いろいろなことを相談できるようにしておくと便利です

お医者さんへの上手なかかり方 [PDFファイル/228KB]

いざという時の連絡先

小児救急医療電話相談(♯8000)

夜、お子さんの急な病気の時などにご相談ください

♯ 8000(プッシュ回線の固定電話及び携帯電話)

083-921-2755(全ての電話)

  • 相 談 日:毎日(365日)
  • 相談内容:子どもの急な病気(発熱、下痢、嘔吐、けいれん等)、けがに関すること
  • 相談時間:19 時 ~ 翌朝8時
  • 対 象 者:15 歳未満の子ども
  • 相 談 員:看護師(必要に応じて小児科医師等)

宇部・山陽小野田消防局

緊急時に当番医を探す時は、消防本部におたずねください。

電話番号 0836-21-2866

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