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インフルエンザは、「インフルエンザウイルス」に感染した人の咳やくしゃみ等で、ウイルスが飛び散り、それを吸い込んだり、ウイルスがついた物をさわった手で鼻や口、目などにさわるといった方法で感染します。インフルエンザウイルスに感染して、1~3日後に発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛や関節・筋肉痛などの症状が突然あらわれ、高齢者などは肺炎を伴うなど重症化することがあります。
地域差はありますが、流行は例年12月から3月が中心です。病原ウイルスは少しずつ抗原性を変えることが多く、ワクチンも毎年これに対応するウイルス株が選定されています。また、ワクチンが十分な効果を維持する期間は接種後約2週間後から約5か月とされています。より有効性を高めるために、10月から12月に接種しましょう。
コロナウイルスは、人の目や鼻、口から侵入し、2~3日の潜伏期を経て、発熱・咽頭痛・咳などの症状が現れます。かかっても無症状の場合がありますが、基礎疾患がある場合は重症化のリスクが高くなり、高齢者での重症化率、致死率が高い感染症です。
新型コロナワクチンの接種には、発症予防や重症化(入院)予防の効果があることが国内外の複数の報告で確認されています。また、重症化(入院)予防の効果は発症予防効果より高いことが確認されています。
インフルエンザや新型コロナウイルスの発病・重症化を防ぐためには、予防接種が有効です。
高齢者の場合は定期予防接種に位置付けられ公費助成がありますので、自己負担額が通常(任意の予防接種)より安くなります。
山陽小野田市に住所を有する方のうち
※上記の条件に該当しない方は、任意の予防接種(公費助成なし)となります。
【接種期間】
令和7年10月1日(水)から令和8年2月28日(土)まで
【接種回数】
それぞれ1回
【接種費用(自己負担額)】
高齢者インフルエンザ:1,490円
新型コロナウイルス感染症:4,680円
(いずれも、対象者のうち生活保護の方は無料)
※「接種期間を過ぎた場合」は全額自己負担となります。
直接、実施医療機関(県内)で接種します。接種の可否は医療機関へお問い合わせください。
※県外の医療機関で接種される場合は、手続きをしないと公費助成を受けられませんので、必ず事前に健康増進課までご連絡ください。
・インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種は、医師が特に必要と認めた場合に可能です。
・他のワクチンとの接種間隔に制限はありません。
・インフルエンザワクチンは皮下注射、新型コロナワクチンは筋肉注射です。
定期接種を受けたことにより、疾病や障害等の健康被害が生じた方は、「予防接種健康被害救済制度」の給付対象となる場合がありますので、山陽小野田市健康増進課までお問い合わせください。