山陽小野田市民病院における新型コロナワクチンの副反応の状況について（参考）

印刷ページ表示大きな文字で印刷ページ表示更新日：2022年12月22日更新

山陽小野田市民病院では、3月中旬と4月上旬の2回、職員に対してワクチン接種を行いました。接種後にアンケート調査を行い、約95％の職員から回答を得ましたので、その結果を紹介します（下表）。

注射直後のアナフィラキシー反応はみられませんでした。
最も多い副反応は注射部位の痛みで、1回目、2回目とも9割の人に認めましたが、その半数は軽いものでした。
注射部位の腫れや熱感は1回目1割足らずの人でみられ、2回目倍増していました。
発熱は1回目約５％の人にみられましたが、2回目は約35％と著しく増加しました。発熱者のうち、4割の人は38℃以上の高熱でした。
発熱に伴って頭痛や倦怠感の頻度も2回目は高くなっていました。
一部の人では吐き気などの消化器症状も認めました。
上記の副反応は、接種翌日におこることが多く、2〜3日以内におさまることがほとんどでしたが、症状が強いため受診が必要な人も少数いました。

※詳しくは７月１日発行の病院広報誌７月号をご覧ください。
山陽小野田市民病院HP→https://sanyo-onoda-city-hosp.jp/public-relations/cat/pr


副反応			1回目（356人）		２回目（339人）
副反応			人数（人）	割合（％）	人数（人）	割合（％）
注射部位	痛み	全数	320	89.9	304	89.7
		軽度	176	49.4	176	51.9
		中等度	89	25.0	68	20.1
		高度	39	11.0	46	13.6
	はれ		26	7.3	73	21.9
	熱感		30	8.4	59	17.4
全身症状	発熱	38℃未満	17	4.8	74	21.8
	発熱	38℃以上	0	0.0	50	14.7
	頭痛		43	12.1	125	36.9
	倦怠感		61	17.1	185	54.6
	嘔気		13	3.7	35	10.3

接種後に体調に異常があるときについて

ワクチン接種後に体調に異常があるときは、かかりつけ医または接種した医療機関に相談してください。診療時間外や集団接種会場などで接種した場合は、山口県ワクチン接種専門相談センター（☎︎083-902-2277※令和4年12月28日まで毎日24時間対応、令和4年12月29日から毎日8時30分～17時30分対応）に連絡してください。体調が急激に悪化した場合は救急車を呼んでください。