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昨日、国から1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に緊急事態宣言が発出されました。現在、我が国は新型コロナウイルス感染症の第3波の真っ只中にあり、特に首都圏では感染の高止まりに加えて、重症者が増加し医療崩壊の危機も懸念されることから、感染拡大を防ぐための緊急措置として地域を限定して発出されたものです。一方、地方にも感染の波は押し寄せており、山口県においても連日のように感染者が発生し、市内でも年明けから8名の感染者が確認されるなど、感染の収束が見通せない予断を許さない状況が続いています。また、世界に目を向けると、ワクチン接種が始まるなど一部希望も見えていますが、イギリスでは感染力の強い変異種が猛威を振るっており、依然として先行きが不透明な状況です。
こうした未曾有の事態を乗り切っていくためには、国や県が実施する感染防止対策の実践はもとより、国民一人ひとりが現実をしっかりと受け止め、危機を共有し、自分事として感染しない・感染させないという強い意識を持つことが何よりも大切です。
市民の皆様には、改めまして、マスクの着用やうがい・手洗いの励行、三密の回避など基本的な感染防止対策の徹底をお願いするとともに、国が示している感染リスクが高まる「5つの場面」(下記リンク参照)に留意しながら日常生活を送っていただければと思います。
なお、本市では医師会の皆様のご協力のもとに、市内の複数の医療機関で新型コロナウイルス感染症の相談・診療・検査が行える県内でもトップレベルの検査体制を整備しています。体調不良がある場合は、かかりつけ医又は市健康増進課へご相談をお願いします。
市では、市民の皆様の大切な命と生活、そして地域経済を守るために、これからも全力で必要な対策を講じて参ります。
市民・企業の皆さまにはご不便やご心配をお掛けしますが、自身を守るため、大切な人を守るため、そして社会の機能を維持するために、緊急事態宣言が発出されている1都3県への不要不急な往来は控えるとともに、その他の地域への移動についても今後の感染拡大状況を踏まえて慎重に判断するなど、感染リスクを減らすための適宜適切な行動を取っていただきますよう、ご理解・ご協力をお願いします。
令和3年1月8日
山陽小野田市長 藤田剛二
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