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山陽小野田市は、昔から窯業のまちとして発展してきました。6世紀後半には「須恵器」の生産地として賑わい、明治22年に硫酸会社が設立されると、化学薬品の容器として「硫酸瓶」など製陶業が盛んになりました。「旦の登り窯」は 往時を偲ばせる窯です。
明治14年には国内初の民間セメント会社が設立され、「徳利窯」の通称で親しまれている「旧小野田セメント製造株式会社竪窯」は国の重要文化財に指定されています。
窯業を伝承しつつ新しい市の文化を創造し、発信しようとしたとき、現代ガラス作家である竹内傳治と窯業のひとつであるガラスに注目しました。氏の若手ガラス作家を育成したいという思いもあり、3年ごとに現代ガラス展を開催しています。
本市は、国内外で高い評価を受けているガラス造形作家、故竹内傳治氏の出身地としても知られています。氏のご遺族から多数の貴重なガラス作品の寄贈を受け、市の財産として市内の公共施設などに展示しています。
1934年 旧小野田市生まれ |
平成12年から「現代ガラス展」など、ガラスに関する様々な催しを開催しています。
市が推進するガラス文化をもっと多くの方に知っていただくために、市内・市外の施設でガラス体験教室を開催しています。
小さなお子様から大人の方まで楽しめる体験教室を開催しますので、オリジナルのガラス作品づくりを楽しんでみませんか。
「ガラスアートのまち山陽小野田」を推進するため、市が所蔵するガラスアート作品を無料で最大1年間、貸出します!
平成16年に「きららガラス未来館」が誕生し、市のガラス文化の発信拠点としてガラスの生涯学習やイベントを開催してきました。平成20年7月より民間のノウハウを取り入れ、サービスを拡大するため、指定管理者制度を導入し、市と民間とガラス造形作家が三位一体となったガラスをテーマにしたまちづくりに取り組んでいます。