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認知症に関する情報ひろば

新しい認知症観

 認知症になると何も分からなくなり、できなくなるという考え方が現在も根強く残っており、認知症になることを受け入れることが難しい状況があります。また、認知症の人が社会的に孤立する、又は認知症の人の意思が十分に尊重されない状況がいまだにみられます。

 しかし、今や誰もが認知症になり得るという状況に鑑みれば、一人一人が認知症を自分ごととして理解し、自分自身やその家族が認知症であることを周囲に伝え、自分らしい暮らしを続けていくためにはどうすべきか、考える時代が来ています。

 新しい認知症観は、認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも、一人一人が個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという考え方です。

認知症本人大使「やまぐち希望大使」

 山口県では、認知症の人本人からの発信を通して、広く県民の理解促進を図り、認知症があってもなくても同じ社会の一員として共に暮らせる地域づくりを推進することを目的として、認知症本人大使「やまぐち希望大使」を設置しています。

やまぐち希望大使

 下記のサイトから、「やまぐち希望大使」メッセージ動画が視聴できますので、ご覧ください。

認知症とは

 さまざまな原因により、脳に変化がおこり、それまでできていたことができなくなり、生活に支障をきたした状態をいいます。

 認知症の症状は大きく二つに分かれます。

  1. 認知機能障害:脳に起こっている病気そのものによって直接起こり、もの忘れ、失見当識、理解や判断力の低下、実行機能障害等が生じます
  2. 行動・心理症状(BPSD):多くは本人を取り巻く環境の影響を受けて起こり、不安やうつ、いらいらと興奮、幻覚、妄想、歩き回る、道に迷う等、多岐にわたります

 (詳しく知りたい方は、認知症サポーター養成講座の受講をお勧めします)

認知症サポーター養成講座

 認知症を正しく理解し、認知症の人やその家族を温かく見守るサポーターになっていただくための講座を行っています。地域や職場の人と一緒に受講してみませんか?
 また、認知症サポーターのいる事業所や店舗を「認知症に優しい事業所」として登録をしています。登録していただいただいた事業所には、目印のステッカーをお渡ししています。

認知症の相談窓口

地域包括支援センター

 地域包括支援センターは高齢者のなんでも相談窓口です。
 保健師、社会福祉士、ケアマネジャー等の専門職が、認知症に関する相談をお受けします。
 市内4か所にもサブセンターを設置しています。お気軽にご相談ください。

〇 山陽小野田市地域包括支援センター (市役所高齢福祉課)
  電話 82-1149

<サブセンター>
〇 サンライフ山陽在宅介護支援センター (サンライフ山陽内)
  電話 76-3450
〇 地域包括支援サブセンターフクシア (フクシア紫苑内)
  電話 71-1200
〇 高千帆苑在宅介護支援センター (高千帆苑内)
  電話 84-7093
〇 おのだ在宅介護支援センター (長寿園内)
  電話 84-7055

認知症について相談できる医療機関

オレンジドクター

 「オレンジドクター」とは、もの忘れや認知症に関する相談支援を行う医師で、山口県のホームページで公表しています。認知症は、もの忘れなどの症状が軽い初期の段階で発見できれば、生活習慣の改善や治療薬によって、認知症の進行を緩やかにできる可能性があります。

プレミアムオレンジドクター

 もの忘れや認知症に関する相談等の対応に加え、オレンジドクターによる認知症診療への支援を行うことができる、認知症に関してより専門的な知識と技能を有する医師です。

ロバ

認知症の本人と家族が安心して暮らせる取組

初期集中支援チーム

 認知症専門医と社会福祉士、看護師、保健師などの専門職で構成するチームです。ご本人やご家族、地域の方、ケアマネジャーなどから相談を受けて、家庭訪問を行い、病院受診や介護保険サービスの利用などご本人ご家族を含めた支援を集中的に行います。

見守りネットさんようおのだ

 認知症高齢者等が行方不明になった場合、早期に発見・保護することを目的にメールで情報配信するシステムです。
 以下のリンクからご登録していただけるほか、市の公式LINEからもご登録いただけます。

見守りQRシール

 認知症等により行方不明になるおそれのある高齢者の安全を確保し、家族の心身の負担の軽減を図るため、見守りQRシールを配布しています。高齢者の持ち物に貼られた見守りQRシールに印刷されたQRコードを、発見した人がスマートフォン等で読み取ることで、即時に家族へ知らせるシールです。

見守り・声かけ訓練

 認知症等により、道に迷ったり、家まで辿り着けず困っている高齢者に遭遇した時、その人の不安な気持ちに配慮した優しい声のかけ方や見守る際のポイントについて、訓練を通して体験しながら学びます。

 これまでの取り組み:見守り声かけ訓練の様子 [PDFファイル/3.06MB]

 マニュアル:見守り声かけ訓練マニュアル [PDFファイル/1.11MB]

認知症に関心のある人と交流したい

認知症カフェ

 認知症カフェとは、認知症の本人やその家族、地域の人、医療や介護の専門職等、認知症に関心のある人なら誰でも参加でき、気軽におしゃべりできる場所です。専門職等による相談や助言なども行います。申し込みは不要です。お気軽にお越しください。

認知症予防

 これをすれば「認知症にならない」という予防法はありません。しかし、生活習慣の改善により、認知症発症のリスクを減らし、または進行を緩やかにすることが期待できます。

あたまの健康チェック

 あたまの健康チェックは、記憶、日付、計算、理解力、判断力等の質問紙を自身でチェックし、これからの生活の中で予防するポイントを学ぶことができます。

あたまの若返り教室

 あたまの健康チェックを受けた方を対象に、理学療法士や作業療法士等のリハビリテーション専門職が実施する認知症予防のための「あたまの若返り教室」を開催しています。

認知症になっても安心して暮らせるガイド(認知症ケアパス)

 もの忘れが気になる人、認知症の診断を受けた人とその家族等のような「認知症とともに生活することについて知りたい人」、医療機関や介護施設で働く専門職等のような「認知症について伝えたい人」等、様々な立場の人が認知症とともに安心して暮らすことができるために、一緒に考えていくための情報を一冊にまとめたものです。

認知症ケアパス

認知症になっても安心して暮らせるガイド~認知症ケアパス~ [PDFファイル/7.08MB]

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