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令和5年度中学生市議会
令和5年度中学生市議会が開催されました。
令和5年8月3日(木曜日)市役所議場にて、「令和5年度中学生市議会」が開催されました。
市内の6中学校から12名の生徒が出席し、2名の生徒が議長を務めました。6組の生徒から現在の市政に対する意見や新しい取り組みの提案などの一般質問を、実際の市議会同様、市長らに投げかけました。
議場の様子 議長を務める生徒
一般質問に対する、市の回答を紹介します。(令和6年度進捗状況)
【質問一覧(学校名・質問事項)】※学校名をクリックすると、詳細が確認できます。
・誰もが気軽に利用でき、ボールなどを使用して遊べる公園を増やすこと
・学校給食の量について
・今ある観光スポットの魅力発信について
・「小さな親切、実践宣言都市 山陽小野田市」として、もう一度「シンボル塔」をみんなが見えるようなきれいな状態を復活させてはどうか?
・山陽小野田市がSNSを使って情報発信していることをもっと知ってもらう
・山陽小野田市の銘菓をつくる
・地域の美化活動をみんなで盛り上げたい!小さな親切運動のひとつでもある「コスモス作戦」を行い、山陽小野田市を花いっぱいの魅力あふれる街にしたい!!
・山陽小野田市の防災対策について
・小野田駅・厚狭駅前の開発について
・若者が住みたくなる仕事と子育ての両立の街づくりについて(少子化対策)
・厚狭駅前をもっと元気にしたい!
・厚狭で子育てしたい人を増やしたい!
・自然災害から厚狭のまちを守りたい!
・農業で厚狭のまちを元気にしたい!
・農業に関わりたい若者の誘致
・ゴルフ場を使って音楽フェスを開催
・厚陽小中学校の生徒を全国から募集する
・案件で多少有名なユーチューバーに山陽小野田市をPRしてもらう
・公園の道具の定期的な点検、修繕(塗装)などを行ってほしい
・公園にゴミ箱の設置をしてほしい。また、今ある場所でも捨てたくなるゴミ箱の設置をしてほしい。
・日頃使われていない施設をもっと利用して、マーケットなどを開いてほしい。
竜王中学校
誰もが気軽に利用でき、ボールなどを使用して遊べる公園を増やすこと
中学生議員からの質問
赤崎運動公園などでは数年ほど前までは、誰もが気軽に利用でき、休日には多くの小・中学生がボールなどを利用して遊ぶことができる場所が多くありました。しかし、ボールが使用できる運動公園に関しては、事前に申請し、許可が必要なため、昔のように公園で遊ぶ子どもの姿が減り、寂しい雰囲気になっています。申請をなくしたり、簡素化したりして中学生でも気軽に利用できるようにしてはどうでしょうか。
市からの回答
赤崎運動広場は市の体育施設であり、様々な方が利用するため、事前に利用申請を行い、許可を受ける必要があります。竜王中学校区では、申請をしなくてもボールを使って遊べる公園に新沖緑地があるため、ご利用いただきたいと思っています。
なお、赤崎運動広場の利用において、申請をなくしたり、簡素化したりすることについては、体育施設として整備した経緯を調べることや、現在利用している団体の方々との調整を図ることなどが必要と考えられるため、変更できるかどうかも含めて調査をしてみたいと思います。
学校給食の量について
中学生議員からの質問
竜王中学校では週に一度「残食を減らそうday」という日を設け、少しでも残食の量を減らす活動を行っています。しかし、生徒一人ひとりが食べられる量には限りがあり、残食を0にすることは厳しく、難しい課題となっています。給食の1人あたりの量や栄養成分については、法律で定められていますが、残食として残ってしまえば、意味がなくなってしまいます。この問題について、食品ロスを改善するためにも、考えていく必要があるのではないでしょうか。
市からの回答
学校給食センターでは、文部科学省の「学校給食摂取基準」に基づいて給食を提供しています。食べる量には個人差があるため、量が多いと感じる方もいるとは思いますが、中学生の時期は体が著しく成長する時期であり、より多くの栄養素が必要な時期であることを踏まえ、しっかり食事を摂っていただきたいと考えています。
また、食品ロスについて、竜王中のような事例を他の学校に紹介し、食品ロスの改善に取り組んでいきたいと思います。
中学生議員からの質問(再質問)
タブレット端末を活用して、人気メニューや苦手メニューのアンケート調査をしてみてはどうでしょうか。また、野菜が苦手な児童生徒でも食べやすいように、具材をもう少し小さく切ってみたり、給食センターから支給される給食の量を調整することはできないでしょうか。
また、現在SDGsが世界において注目されている中、残食を含め、食品ロスについて教育委員会ではどのように考えていますか。
市からの回答
昨年度からリクエスト給食の献立作成のために、同様のアンケートを実施していますが、苦手なメニューについては調査をしていないため、今後の検討課題とします。また、給食センターでは、残食の傾向を見て、苦手な食材は小さく刻んでカレーなどの料理に入れて食べやすくしたり、和え物も単調な味にならないよう、新しいドレッシングを取り入れたりしています。
個人差やその日の体調で食事する量が変わってしまうため、提供量を変えて残食をなくすのは難しいですが、残食をコンポストなどで堆肥に変えることで、食品ロスの問題を解決する一つになるのではないかと考えます。また、市教育委員会としては、食品ロス問題について様々な観点から地域や家庭と連携した取組を検討していきます。
今ある観光スポットの魅力発信について
中学生議員からの質問
「幸せの鐘」は山陽小野田市の観光スポットとして、市外の人にあまり認知されていません。「幸せの鐘」の魅力は、夕方のきららビーチの海に反射する夕陽とのコントラストであると思います。
夕日百選のきららビーチで新たなイベントを行い、その魅力をインスタグラムやツイッターなどを通じて、発信していくのはどうでしょうか。
市からの回答
現在、きらら交流館がリニューアルオープンに向けて閉館となっていますが、リニューアルオープンの際には、きらら交流館を拠点とし、「幸せの鐘」を含めた焼野海岸エリア一帯の周遊促進につながるイベント等の実施を検討したいと考えています。
また、情報発信についても観光スポットの魅力を引き出せるように、由来や物語を添えて行っていきたいと思います。
令和6年度事業概要
きらら交流館のリニューアルオープンに向けて令和6年度は、年度末までに基本設計、実施設計の完成を目指して進めてまいります。リニューアルオープンの際には、きらら交流館を拠点とし、「幸せの鐘」を含めた焼野エリア一帯の周遊促進につながるイベント等の実施を検討してまいります。【きらら交流館再整備事業】
今年度も山陽小野田観光協会主催イベント「スマイルコースト・ウォーク」を実施する中で、きららビーチ焼野を日の入り時刻にゴール地点として選定し、「幸せの鐘」を含め、焼野エリア一帯の観光PRを図ります。また、山陽小野田市観光協会公式ホームページやインスタグラム及びフェイスブックなどのSNSを活用し、焼野海岸エリア一帯の魅力をPRしてまいります。【観光誘客宣伝事業】
小野田中学校
「小さな親切、実践宣言都市 山陽小野田市」として、もう一度「シンボル塔」をみんなが見えるようなきれいな状態を復活させてはどうか?
中学生議員からの質問
現在、道路からほとんど見えない「シンボル塔」を復活させることにより、「小さな親切、実践宣言都市」であるという自覚が一人ひとりに芽生えるのではないでしょうか。
市からの回答
この運動は、市町村が運営しているのではなく、小さな親切運動の考えに賛同する民間企業などが会員となって活動されています。バイバス沿いの「シンボル塔」も、この小さな親切運動の団体が設置されているものであり、市からは要望として伝えていきたと思います。
山陽小野田市がSNSを使って情報発信していることをもっと知ってもらう
中学生からの質問
山陽小野田市がSNSを使って情報発信していることをもっと知ってもらうことが大切ではないでしょうか。
市からの回答
本市のSNSを使った情報発信に、LINE、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、ユーチューブを活用しており、登録者数は徐々に増加しています。ショートムービーなど気軽に見ることができることから、本市においても若者の皆様が興味湧く魅力のある動画の制作に努めていきます。
また、本市や本市の観光協会の公式SNSだけでなく、市民の皆様一人ひとりが、本市のPRをしていただくことも大変重要と考えているので、山陽小野田市の魅力発信に御協力をお願いします。
令和6年度事業概要
令和6年度も、SNSの即時性、拡散性、視覚的な効果を生かして市の魅力発信を継続し、山陽小野田市の認知度の向上を目指します。【LINE等のSNSを活用したまちの魅力発信事業】
SNSによる情報発信については、山陽小野田観光協会公式インスタグラムを主体とし、イベント、観光スポット、グルメなどの情報発信を行ってまいります。また、現地取材も積極的に行い、魅力的な投稿を増やしていくとともに、SNSを活用したキャンペーン企画等も実施することで、新規フォロワーの獲得を目指します。【観光プロモーション事業】
山陽小野田市の銘菓をつくる
中学生議員からの質問
「せめんだるもなか」に代わる新しい銘菓を作るのはどうでしょうか。また、銘菓を作ることは山陽小野田市のことを知ってもらうきっかけになると思うので、山陽小野田市のお菓子店に相談したり、一般応募してみるのはどうでしょうか。
市からの回答
全国的に有名な銘菓を作るためには、製造する方のアイデアはもちろん必要ですが、PRについても継続して取り組んでいくことが大切だと考えています。市としても、事業者や商工会議所と協力して、名産品づくりに努めていきます。
令和6年度事業概要
商工会議所と連携して、市内の名産品のPRや事業者支援に取り組みます。【中小企業相談所補助事業】
地域の美化活動をみんなで盛り上げたい!小さな親切運動のひとつでもある「コスモス作戦」を行い、山陽小野田市を花いっぱいの魅力あふれる街にしたい!!
中学生議員からの質問
生徒会の活動を通じてクリーン大作戦を行っていますが、ゴミが多いというのは、誰か一人が捨てた後に次々に違う人がゴミを捨てているように感じました。そのため、汚れている場所を綺麗で美しくすればゴミを捨てにくくなるのではないでしょうか。
市からの回答
ボランティア清掃を行われる際には、ごみ拾いのために必要な道具の貸し出しやごみ袋の提供をさせていただきたいと考えているため、環境美化活動の計画段階で環境課にご相談していただければと思います。
自分たちの街は自分たちできれいにしようという理念のもとに市民と市が協働で行うアダプトプログラム事業という活動があります。個人でも団体でも参加でき、市はその活動に対してごみ袋や清掃道具を支給し、参加者の保険加入も行っています。
令和6年度事業概要
アダプトプログラムの登録団体は、令和6年度4月1日現在で、34団体です。多くの市民の方が市内の公共施設で清掃に取り組まれており、本年度も随時活動団体の受付を行っていきます。【アダプトプログラム事業】
中学生議員からの質問
街のいたるところで綺麗な花が咲いていることが市の魅力になると考えます。コスモスの花ことば「まごころ」にあるように、市内をコスモスあふれる街にしたいです。
市からの回答
花を育てることで学校や地域がつながり、まちづくりにもつながることをねらいとして、「花いっぱい運動」を行っています。今後「花いっぱい運動」の花の苗配布時には、希望者にコスモスの種をあわせて配布するなどを検討していきます。
令和6年度事業概要
6月に実施する苗配布は、公共施設、学校、個人等の希望者を対象にしており、その時にあわせてコスモスの種を一緒に配布し、市内を花いっぱいにする取組を行います。【花いっぱい運動事業】
高千帆中学校
山陽小野田市の防災対策について
中学生議員からの質問
山陽小野田市は干拓地を中心に市街地が広がっており、本市のハザードマップによると広い範囲において水害が想定されています。近年の想定を超える大雨に対応できないことも考えられ、地震等による被害により、堤防の決壊や停電等の影響で排水ポンプが機能しなくなる可能性もあります。
市の重要施設が低地に多数存在する中、山陽小野田市の防災対策についてお尋ねします。
市からの回答
「山陽小野田市地域防災計画」を策定して、災害の種類ごとに市や消防など関係機関の対応について準備しています。また、市では災害からの「逃げ遅れがゼロ」を目指して、必要な防災情報を早く確実に入手できるように、スマートフォンやテレビなどの様々な媒体を使って情報伝達を行っています。
令和6年度事業概要
令和5年度に整備した屋外スピーカーを運用するとともに、防災ラジオや公式LINEの利用促進を行います。また、令和6年度事業として、スマートフォン等の通信機器から閲覧できる河川カメラの増設を行う予定です。【防災情報システム関係事業】
小野田駅・厚狭駅前の開発について
中学生議員からの質問
厚狭駅のように、小野田駅の改札を北口にも設置できないでしょうか。市民の利便性の向上や駅周辺の土地の需要が高まり、開発につながると考えます。
市からの回答
小野田駅はJR西日本が所有しているものであり、市の決定により新しい改札を設置することはできませんが、小野田駅の北口にも改札ができれば、市民の利便性の向上につながるとともに新たな魅力の創出が期待できると考えています。
小野田駅周辺がにぎわいのある快適なまちとなりますよう、JR西日本への要望等を検討していきます。
中学生議員からの質問
新幹線の停車する厚狭駅周辺の発展について、この地の川(桜川)が大雨の際にいつも氾濫の危険性があり、周辺の発展に影響していると考えます。防災対策はどのように考えていますか。
市からの回答
ハード、ソフトの対策の両方で様々な防災対策を実施しています。防災対策において最も重要なことは人命を守ることであり、ハード対策とソフト対策を組み合わせて、命を守れるよう取り組みます。
ハード:川の整備、川底に溜まった土砂の撤去、排水機場のポンプ整備等
ソフト:ハザードマップの作成、誰でも市のHPから現在の川の状況を見ることができる監視カメラの設置等
令和6年度事業概要
河川についての浚渫工事の実施を継続していきます。【河川浚渫事業・河川寄洲除去事業 等】
令和5年度に整備した屋外スピーカーを運用するとともに、防災ラジオや公式LINEの利用促進を行います。【防災情報システム関係事業】
令和6年度事業として、スマートフォン等の通信機器から閲覧できる河川カメラの増設を行う予定です。【防災気象情報システム導入・運用事業 等】
若者が住みたくなる仕事と子育ての両立の街づくりについて(少子化対策)
中学生議員からの質問
子育て世代の仕事と子育ての両立への支援に関する市の施策、また、その効果についてお尋ねします。
市からの回答
具体的な支援施策としては、保育所、幼稚園等の保育サービスの充実や、児童クラブの充実、お子さんが急に病気になったときに預けることができる病児保育事業などがあります。
子育て支援策については、重要課題と位置付けており、より一層充実できるように努めます。
令和6年度事業概要
令和6年度の児童クラブ利用の募集をしたところ高千帆児童クラブで定員を上回る応募がありました。児童クラブ室の面積要件等を勘案したところ希望者すべての受け入れが可能であったため、必要となる支援員確保のための経費を計上します。【放課後児童対策事業】
待機児童が生じている厚狭児童クラブについて、小学校の特別教室を改修して、学校と共用の児童クラブ室を1クラス整備し、待機児童の解消を図ります。【厚狭児童クラブ増室】
中学生議員からの質問
子育て世代の仕事と子育ての両立への支援について、小学校6年生の児童までの児童クラブの拡大を提案します。
市からの回答
全校区6年生までの受け入れを実現するには、まず、児童クラブを実施する施設を用意する必要がありますが、現時点では施設の確保に至っていません。引き続き、解消すべき課題として検討していきます。
令和6年度事業概要
待機児童が生じている厚狭児童クラブについて、小学校の特別教室を改修して、学校と共用の児童クラブ室を1クラス整備し、待機児童の解消を図ります。【厚狭児童クラブ増室】
厚狭中学校
厚狭駅前をもっと元気にしたい!
中学生議員からの質問
若者が喜びそうなカフェや雑貨・ファッションのお店、インスタ映えスポット、山陽小野田の特産品を扱うお店等ができれば、他の地域から厚狭を訪れる若い世代の人が増え、駅前に活気が戻るのではないでしょうか。
また、空き家や空き店舗を買い上げ、起業したい地域の若い人たちがその場所で出店できるよう支援する取り組みを市で行うことはできないでしょうか。
市からの回答
創業希望者に対して、支援機関と連携して、支援を行っています。
小野田駅前や厚狭駅前の商店街の空き店舗の活用を進めるため、空き店舗をリニューアルする場合の補助金制度もあります。市としても商店会や商工会議所と協力して、厚狭駅前の活性化に努めていきたいと思います。
令和6年度事業概要
商店街等の活性化のため、空き店舗リニューアル補助金の拡充を行うほか、商店街活性化のためのイベント等への支援を行います。【空き店舗等利活用支援事業】
創業希望者や創業された方に対する個別支援やフォローを行います。また、創業後に支給する応援金も継続して行い、事業者への伴走支援に取り組みます。【創業支援事業】
厚狭で子育てしたい人を増やしたい!
中学生議員からの質問
子どもの数が多い家庭に支援金を出したり、子どもを預けたいときに登録していなくても自由に無料で預けられる施設を設けたりするなど、より充実した子育て支援サービスができないでしょうか。
市からの回答
国の制度として、保育所の保育料は、原則として同時入所の第1子がいる場合、第2子は保育料が半額、第3子以降は無料となっています。また、登録していなくても子どもを自由に預けられる施設があれば、子育て世帯の心強い味方になるかもしれませんが、自分の意思を表せない乳幼児を安全に保育するには事前にアレルギーのことや普段の様子を保護者から情報提供をいただくために登録が必要です。
子育て世代から選ばれる市になるよう、提案いただいた支援サービスも参考にさせていただきます。
令和6年度事業概要
認可外保育施設に通う3歳未満、第3子以降の児童の保育料を軽減します。また、認可保育所に通う3歳以上、第3子以降の児童の副食費を軽減します。【多子世帯応援保育料等軽減事業】
全ての妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができるよう妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに即した必要な支援につなぐ伴走型の相談支援を充実させ、併せて経済的支援を一体として行う事業のうち、出生した児童の養育者に子育て応援給付金を支給します。【子育て応援ギフト事業】
次代を担う子どもの健全育成を図ること及び子育て世代の定住を目的として、小学校、中学校入学を迎える子どもの保護者に対して祝金を給付します。【入学祝金給付事業】
中学生議員からの質問
厚狭地域にはスポーツができる公園が少ないです。バスケットコートやテニスコート、自然を生かしたアスレチック等があるような、子どもから大人まで安心・安全に体を動かせる公園をつくってほしいです。
市からの回答
既存の公園の老朽化した遊具等の更新を行う際には、施設の充実についても検討していきます。
令和6年度事業概要
厚狭地域の公園において、整備や施設の更新は現段階では予定しておりませんが、より利用しやすい公園環境を目指すため、維持管理に努めます。【公園管理運営事業】
自然災害から厚狭のまちを守りたい!
中学生議員からの質問
厚狭のまちは同じような場所が繰り返し冠水しますが、今後同様の被害が発生しないためにどのような対策を検討していますか。
市からの回答
本市においても準用河川やその他の河川についての浚渫工事を継続していきます。その他、河川における氾濫対策についてどのような対策ができるのか、山口県と連携して検討していきたいと思います。
令和6年度事業概要
山口県に、堆積した土砂の浚渫工事の実施を継続して要望していきます。【河川浚渫事業】
中学生議員からの質問
防災・減災の意識を高める活動を、小中学校でも具体的・積極的に行う必要があるのではないでしょうか。
市からの回答
防災訓練のほかにも小中学生の方が参加していただける活動の一つとして、「山陽小野田市防災標語コンクール」があります。防災について考えて、市民の皆さんに意識を高めていけるような標語を作って、応募していただきたいと思います。
令和6年度事業概要
令和6年度防災標語コンクールについて、標語を6月から募集します。【防災標語コンクール実施事業】
令和6年度子ども市民教育推進事業により、市内の小中学校に出前講座を行うとともに、各地域の自主防災組織への出前講座を行います。【出前講座】
中学生議員からの質問
避難が必要な場合、避難場所で安心・安全に過ごせるような準備がされていますか。
市からの回答
避難所を開設した場合に備え、アルファ米などの食料や紙おむつなどの生活必需品のほか、避難所運営に必要なパーテーションや簡易ベッド、感染症対策用品などを備蓄しています。
また、避難所を開設するような事態になった場合に備え、様々な企業や団体と応急対策や物資の調達などに関する災害応援協定を締結しています。
令和6年度事業概要
避難所で安心・安全に過ごすことができるよう、日本赤十字社から提供を受けた災害備蓄品を活用して準備を進めています。※令和6年度は、予算を伴う具体的な事業の実施はありません。【避難所備蓄品整備事業】
農業で厚狭のまちを元気にしたい!
中学生議員からの質問
若い農業従事者を増やす取組を行うことはできないでしょうか。就業体験を行ったり、農地を若者へ譲ることができる支援に取り組んだり、また、小中学生が授業の一環として農業体験を行うことはできないでしょうか。
市からの回答
若い農業従事者を確保するために、年2回の農林水産業新規就業ガイダンスで就農相談を受けたり、国や市からの補助金による支援を行っています。
農業に興味がある方には、地元農家とマッチングして農業体験ができる取り組みもあります。また、農地の所有者から無償で借りて耕作できる制度があり、農業委員会と連携して農地の確保ができます。
若いうちから農業に関心を持ってもらうためにも、小中学生が農業体験を行うことは意義があると思います。現在も高泊小学校の学校行事として、梅もぎや茶摘みをおこなったり、体験学習としてシイタケのコマ打ち体験を行っています。今後も教育委員会と連携して、引き続き実施していきたいと思います。
令和6年度事業概要
次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型)を最長5年間交付します。なお、令和4年度から後継事業として「新規就農者育成総合対策(経営開始資金)」が創設され、最長3年間交付されます。【農業次世代人材投資事業】
厚陽中学校
農業に関わりたい若者の誘致
中学生議員からの質問
農業を始めたい若者に、田や空き地を無償で提供したり、山陽小野田市で生活ができるように、空き家を安く貸し出すことで、市の農業が活性化され、若い人が山陽小野田市に移住して、後々子どもが増えていくことが期待できるのではないでしょうか。
市からの回答
一人でも多くの方が本市に就農していただけるよう、移住相談や就農相談を活用しながら支援事業をPRするとともに、農家出身でない方でも、農業を始めやすいように農業委員会と連携して農地を確保し、農業で本市に移住してもらえるように努めたいと思います。
令和6年度事業概要
次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型)を最長5年間交付します。なお、令和4年度から後継事業として「新規就農者育成総合対策(経営開始資金)」が創設され、最長3年間交付されます。【農業次世代人材投資事業】
ゴルフ場を使って音楽フェスを開催
中学生議員からの質問
山陽小野田市にはゴルフ場がたくさんあります。
山口市で開催されているワイルドバンチのような音楽フェスを開くことができれば、他県からたくさんの人が集まり、大きな経済効果が見込めます。また、音楽フェスだけでなく、肉フェス、たこやきフェス、ネギ三昧フェスなど、食べ物に関するフェスも良いのではないでしょうか。
市からの回答
ゴルフ場に限らず、広大な敷地を活用した音楽や食に関するイベントは、多くの方が興味・関心を持つ大変魅力的なコンテンツであると考えています。
今回の意見も参考にし、地域や各種団体の方々が、魅力あるイベントを実施することができるよう、支援していきます。
厚陽小中学校の生徒を全国から募集する
中学生議員からの質問
厚陽小中学校は市内で一番人数の少ない学校です。
少人数の学校であるという強みを生かし、少人数での学校生活を希望し、少人数での授業を受けたい人を全国から募集するのはどうでしょうか。
市からの回答
魅力ある学校・地域づくりに向けた取組を支援するとともに、校区外からの生徒募集についても検討していきます。
令和6年度事業概要
少人数によるきめ細やかな指導の充実や地域の活性化を目指し、一定の条件のもとで市内のどこからでも転入学を認める小規模特認校制度を令和7年度から、厚陽小中学校に導入します。
今年度は、10月から希望者の申請を受け付けます。【小規模特認校制度導入事業】
案件で多少有名なユーチューバーに山陽小野田市をPRしてもらう
中学生議員からの質問
案件で多少有名なユーチューバーに山陽小野田市をPRしてもらうのはどうでしょうか。
市からの回答
ユーチューバーを含めたインフルエンサーなどの影響力のある方に、市をPRしてもらうことは、大変有効な手段であることと考えています。一方で、FM放送、インターネット配信によるサイマル放送や、スマイルプランナー制度による情報発信にも期待をしており、しっかり連携していきたいと思います。
いただいた提案も参考に、ホームページ、インスタグラム、ユーチューブ等のSNSを活用し、情報発信していきます。
令和6年度事業概要
本市ゆかりの著名人など情報発信の秀でた方をスペシャルスマイルプランナーとして登録しており、現在、シンガーソングライター「西広ショータ」さんと折り紙で「日本全国ご当地キャラクター~コロナに負けるな~」を作成した「北永健人」さんのお二人を登録しています。情報発信力の秀でたスペシャルスマイルプランナーのお二人を中心に山陽小野田市の情報発信をしていきます。【スマイルプランナー運営事業】
令和6年度は地域おこし協力隊に任命された本市出身のシンガーソングライターである「西広ショータ」さんにより、SNS等を活用して市の魅力発信を行ってもらいます。その他、市の魅力が伝わるよう、SNSを有効に活用した情報発信をしていきます。また、山陽小野田市観光協会を主体とし、効果的な情報発信につながるようユーチューバーを含めたインフルエンサーなどの影響力のある方の起用を検討してまいります。【LINE等のSNSを活用したまちの魅力発信事業・観光プロモーション事業】
埴生中学校
公園の遊具の定期的な点検、修繕(塗装)などを行ってほしい
中学生議員からの質問
公園の遊具の定期的な点検、修繕(塗装)などを行ってほしいです。塗装が剥げていたり、錆びているままだと、見た目もよくないし、錆が目に入るなどの心配もあり、遊具を使おうと思わないのではないでしょうか。
市からの回答
公園は年に2回定期的に職員による点検、また、年に1回専門業者による点検を行っています。点検した結果、修繕する箇所を見極めて、悪いところはその都度遊具の修繕を行っています。
安心して遊具を利用していただけるよう、遊具の錆をはじめ、その他の遊具の修繕も計画的に行っていきたいと思います。
令和6年度事業概要
職員による点検に加えて、専門業者による公園施設の遊具等の点検も行い、腐食、損傷、緩み、破損、欠損などの状況を把握します。また、これらの情報をもとに部品交換や修理等を計画的に実施し、安心してご利用いただけるように管理に努めます。【公園管理運営事業】
公園にゴミ箱の設置をしてほしい。また、今ある場所でも捨てたくなるゴミ箱の設置をしてほしい。
中学生議員からの質問
みんなが遊びたい、過ごしたいと思える公園は清潔であることが大事だと思うので、分別のできるゴミ箱を設置してほしいです。
ゴミ箱に音声や映像が流れて興味を引くような工夫があるとゴミをきちんと捨てようと思うのではないでしょうか。また、そのモニターなどの電力をソーラーパネルで賄えたらよいのではないでしょうか。
市からの回答
公園内にゴミ箱を設置すると家庭ゴミを捨てる人やカラスなどがゴミ箱のゴミを荒らし、環境的、衛生的に悪くなるなどの問題が出てくることが懸念されます。
提案いただいた音声や映像が流れるゴミ箱の設置、またソーラーパネルの活用などは大変ユニークなアイデアで関心を引き、ゴミ収集の効果が見込めると思いますが、家庭ゴミやカラスの問題など解決しなければならない問題もあります。
提案の他、他市の事例などを含めて、利用者に公園を気持ちよく利用いただけるよう対応についても研究していきます。
令和6年度事業概要
地域と協働で清掃活動などを支援し、指定管理者と連携しながら公園を清潔に保つよう努めます。【公園管理運営事業】
日頃使われていない施設をもっと利用して、マーケットなどを開いてほしい。
中学生議員からの質問
津布田小学校が廃校となり、校舎等がそのままになっています。そのため、校舎を利用して、各教室にお店を出店させることはできないでしょうか。
市からの回答
旧津布田小学校の利活用について津布田地区の方々とワークショップ(話し合い)を行っているところで、提案事項についても、地域にお住まいの方と一緒になって、今後の活用について検討します。