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日 時 : 令和7年6月12日(木曜日) 9時30分~10時30分
講 師 : 健康増進課 保健師 藤井 千恵 様
参 加 者 : 26名
講師の先生
講座の様子1
講座の様子2
市の出前講座を活用し、健康増進課 保健師 藤井 千恵 様に「今日からできるSTOP!熱中症」というテーマで講話していただきました。
今年度、山口県でも、すでに相当数、熱中症による救急搬送が行われているということで、タイムリーなテーマの講座となりました。
熱中症の予防や発症した時の対応については、マスコミ等によって頻繁に報道され、ある程度は理解が進んでいるものの、情報が断片的であったり、科学的根拠に乏しかったりするため、なかなか、効果的な対策に結びついてない状況もあります。
藤井様からは、熱中症が起こるメカニズム、そして熱中症を引き起こす要因を「環境」・「からだ」・「行動」の3つから具体的に説明していただきましたので、そのあとの「暑さ指数」「脱水症予防」「熱中症予防」「応急処置」などのお話がすうっと頭に入ってきました。
熱中症対策のポイントをいくつかお示しします。
①熱中症の危険度を表す指標に「暑さ指数(WBGT)」がありますが、暑さ指数は、気温の効果:湿度の効果:輻射熱の効果=1:7:2で決まります。したがって、気温がさほど高くなくても湿度が高ければ熱中症の危険度は高まります。室内でも熱中症になります。
②水分と同時に適度な塩分補給が必要です。
③熱中症が疑われる人を見かけたら、まず、呼びかけて、意識レベルを把握します。意識レベルが低い場合は、即、救急車を呼びます。意識があっても、すぐに水分・塩分を補給するのではなく、涼しい場所に移動させ、服をゆるめ身体を冷やすのが先です。
本格的に暑くなる前のこの時期に、少し負荷をかけて運動したり、ゆっくり湯船に浸かったりして、汗をかきやすい体質にしておくこと(暑熱順化)が大切だそうです。
★女性学級は、途中からでも受講できます。興味のある方は厚狭地域交流センター(72-0507)までご連絡ください★
次回第3回目は、7月17日(木曜日) 健康体操「楽しく体を動かそう」です。
講 師: 吉富 依子 様