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熱中症に気を付けましょう
熱中症とは
体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節が上手くできなくなることが原因でおこります。重症になると死に至る可能性がありますが、正しい予防法を知っていれば防ぐことができます。
熱中症を引き起こす要因
その1 環境
- 気温・湿度が高い
- 風が弱い・日差しが強い
- 照り返しが強い
- 急に暑くなった 等
暑さ指数(WBGT)について
暑さ指数(WBGT)とは、「湿度」「日射・輻射などの周辺の熱環境」「気温」の3つの項目をもとに算出され、熱中症を予防することを目的とした指標です。暑さ指数が28℃を超えると熱中症になる人が増えると言われています。
日常生活に関する指針はこちらをご覧ください。 [PDFファイル/77KB]
その2 からだ
- 高齢者や乳幼児、肥満の人
- 低栄養状態
- 体調が悪い(寝不足、下痢、風邪、二日酔い等)
- 暑さに慣れていない
- 糖尿病や精神疾患などの持病のある人 等
その3 行動
- 長時間の屋外作業
- 激しい運動
- 水分補給ができない 等
※急に暑くなった日や活動の初日などは特に注意が必要です。
人の体は暑い環境での運動や作業を始めてから3~4日経たないと、体温調節が上手にできません。このため、急に暑くなった日や久しぶりに暑い環境で活動した時には、体温調節が上手くいかず、熱中症で倒れる人が多くなってきます。
熱中症の症状
重症度1度
- めまい
- 立ちくらみ
- 筋肉痛
- 汗がとまらない
重症度2度
- 頭痛
- 吐き気
- 体がだるい
重症度3度
- けいれん
- 呼びかけに対し返事がおかしい、意識がない
- 高体温
熱中症の予防
- こまめに水分・塩分を補給しましょう。
のどの渇きを感じなくても、水分補給は必要です。暑いところに出る前から水分補給をしておくことも大切です。塩分が0.1~0.2パーセント入った食塩水やナトリウムの量が40~80ミリグラム(100ミリリットル中)含まれているスポーツドリンクを飲みましょう。 - 暑さを避けましょう。
屋外では日傘や帽子を着用して、日陰を選んで歩いたり、こまめに休憩をとりましょう。
室内でも熱中症はおこります。室温をこまめにチェックし、適度に扇風機やエアコンを使用しましょう。また、部屋のこまめな換気、すだれの使用、打ち水をする等、室温があがりにくい環境を作りましょう。
また、冷却グッズを使用し体を冷やすことも効果的です。 - 服装に注意しましょう。
吸水性や通気性のよい素材を選びましょう。 - 食事はしっかりとりましょう。
食事は3食必ず食べましょう。朝食ではミネラルやビタミンを多く含んだ野菜やフルーツをとるとよいです。 - 普段から適度に運動をしましょう。
運動を習慣づけることで、汗をかきやすい体質をつくることができます。ただし、運動のあとはしっかり水分補給をしてください。 - 睡眠を十分にとりましょう。
1日7~8時間を目安に睡眠をとりましょう。
熱中症かも...?疑わしいときは
- 風通しのよい涼しい場所へ移動しましょう。
できれば、クーラーのきいている室内へ移動しましょう。 - 身体を冷やしましょう。
うちわなどで扇いだり、冷たいタオルや保冷剤などを、体にあてて体を冷やしましょう。 - 水分・塩分を補給しましょう。
意識がはっきりしている時は、水分を補給しましょう。
塩分も適切に補えるスポーツドリンクなどが適しています。
自分で水も飲めない、意識がない場合は、直ちに医療機関に搬送しましょう!!
熱中症の対処方法についてはこちらをご覧ください。 [PDFファイル/114KB]
熱中症警戒アラートについて
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。
発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症予防行動を積極的にとりましょう。
環境省のメール配信サービスについて
環境省の熱中症予防情報サイトから登録手続きを行っていただければ、
メールで暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを受信することができます。
- 利用方法
環境省熱中症予防情報サイトの暑さ指数メール配信サービスよりアクセスいただき、必要な情報の登録を行います。 - 提供機関
令和3年4月28日(水曜日)から10月27日(水曜日)
(サイトの暑さ指数提供期間と同じ) - サービス内容
全国840地点から、メール配信を希望する地点を地点まで選択することが可能。
メール配信を希望する暑さ指数のレベルを5段階(「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」)の中から選択。選択した指数レベル以上の暑さ指数が発表された場合にメールが配信される。
本メールにて配信される情報は、暑さ指数の「予測値」もしくは「実況値」
予測値…当日、翌日、翌々日(深夜0時まで)の3時間毎の予測値を1日1回配信。
受信する時間を6時間から20時までの30分間隔で指定可能。
実況値…現在の暑さ指数を1時間に1回または1日に1回(選択した指数を最初に超えた時間)配信。