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本文
像高99.7cm、檜材の寄木造り。彫眼。頭体部を竪2材で彫りだし、正中線で矧ぎ付ける。目鼻や口返、耳朶などの縁に鎬があり、彫りは優秀である。制作時期は、平安時代末期から鎌倉時代初期と推定される。元来は、岩崎寺抱えの長南寺本尊であったが、同寺は明治3年に岩崎寺に統合された。現在、観音堂内の千手観音左側の宮殿型厨子に安置され、秘仏として、千手観音とともに開帳される。