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本文
像高144.0cm、檜材の寄木造り。彫眼。内刳りを施す。印相はいわゆる法界定印になっている。胎蔵界の大日如来の通例の姿である。優れた面相に比べ、体部のボリュームや彫りにやや不釣り合いの感があるが、天冠台、面相、衣文線などの様式から平安時代末期の制作と推定される。現在、千手観音と聖観音との脇侍の形をとるが、本像はかつて岩崎寺が天台真言の密教寺院であったことを証するものである。