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平松1号古墳(ひらまついちごうこふん)
山陽小野田市大字津布田字柱ケ迫
埴生地区の古墳時代後期の横穴式石室古墳(円墳)。年代的には6世紀~7世紀(古墳時代後期)群集墳として小規模のものが多く作られている。この地域にはもう一つ古墳(平松2号古墳)の存在が確認されている。(未発掘)
位置には、南北径12.5m、東西径10m、高さ3.7mの小規模な古墳で、内部の構造は、羨道・前室・玄室からなる複室式の横穴式石室となっている。これは、合葬墓的性格を示すものとして特質を持っている。副葬品は須恵の破片が一つのみであった。県内外分布状況としては、この構造を持つ古墳は北九州、山口県に広く分布している。
市指定文化財。(平成5年4月30日指定)
生田公会堂バス停留所より徒歩10分