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ダニ媒介感染症に注意しましょう
病原体を有するマダニ類やツツガムシ類に咬まれることによって,多くの病原体が媒介されることが知られています。
春から秋にかけて、これらの活動が活発になります。
マダニが持つウイルスに感染し重症化すると重症熱性血小板減少症候群や日本紅斑熱などを発症することがありますので,咬まれないように注意しましょう。
※このダニは,食品等に発生するコナダニや衣類、寝具に発生するヒョウヒダニ等、家屋内に生息するダニとは種類が異なり
ます。
ダニ予防のポイント
- ダニに咬まれないことが重要です。
- 山や野原の他、公園、住宅地の庭などにも、ダニがいることがありますので、剪定や草取り等の際には注意してください。
- やぶや草むらなど、ダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴下・靴の着用等、肌の露出を少なくすることが大切です。
- 服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。
- 虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
- 屋外活動後にはダニに咬まれていないか確認してください。帰宅後すぐに服を着替えたり、体をシャワーで洗い流すと有効です。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。
- やぶ等で、犬や猫などの動物にダニが付くことがあります。除去には、目の細かいクシをかけると効果的です。ダニ駆除薬もありますので獣医師に御相談ください。
マダニに咬まれた場合
吸血中のダニに気づいた場合、自分でダニをつぶさず、医療機関(皮膚科)で処置してもらいましょう。また、マダニに咬
まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状があった場合は医療機関を受診してください。
その他
・「ダニ」にご注意ください(リーフレット) [PDFファイル/778KB]
・ダニ媒介性疾患の予防について (山口県感染症情報センター)