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国民年金とは?
国民年金とは、公的年金の制度の一つです。
ここでは、年金のしくみや用語について、わかりやすく説明します。クリックするとページ内リンクに飛びます。
●年金のしくみ
●加入するとき
●もらうとき
●年金に関するお問い合わせ先
年金のしくみ
年金って何のこと?
一般的には「保険料を支払って加入する年金」や「老後など(※)にもらえるお金」のことを指します。
※老後を迎えたとき、障害を負ったとき、一家の大黒柱が亡くなったときのこと
保険料とは?
加入している人が毎月払っているお金のことです。(「年金保険料を納付する」といいます。)
もらえるお金とは?
加入していた人がもらえるお金のことです。(「年金を受給する」といいます。)
どんな制度?
日本の公的年金制度は、その時々の現役世代が納めた保険料や国の税金などによって、高齢者世代などに年金が支給される「社会全体の支え合い」を基本として、国が運営している制度です。高齢者だけでなく、障害者や遺族が受け取る年金もあり、老後の暮らしだけでなく、いざというときの生活を、みんなで支え合う仕組みになっています。
また、公的年金(国民年金や厚生年金)の他に、私的年金(企業年金やiDeCoなど)があります。
どこで取り扱っている?
公的年金については年金事務所で取り扱っていますが、国民年金に関する主なお手続きは市役所でも受け付けています。
種類 | 国民年金 | 厚生年金 |
どこ | 市役所または 年金事務所 |
年金事務所 |
公的年金をもっとくわしく
公的年金には2つの種類があります。
・「国民年金」…20歳以上60歳未満のすべての方が加入する年金(基礎年金)
・「厚生年金」…会社員や公務員の方が加入する年金
公的年金は2階建てと呼ばれ、1階部分を「国民年金(基礎年金)」、2階部分を「厚生年金」とする仕組みになっています。
会社員や公務員は、厚生年金に入ることで、1階部分の国民年金(基礎部分)と、2階部分の厚生年金の両方に加入することになります。厚生年金は、働き方によっては、20歳未満や60歳以上の方でも加入できます。
なお、かつて、共済年金と呼ばれていた公務員や学校教職員等が加入する公的年金は、被用者の年金制度の一元化により、現在は厚生年金に加入となっています。
公的年金制度の種類と加入する制度|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
加入するとき
国民年金に加入するのは、いつ?
国民年金は、20歳以上60歳未満のすべての方の加入が義務付けられている公的年金です。
第2号被保険者や第3号被保険者ではなくなったら、国民年金に加入するお手続きが必要です。加入することで国民年金第1号被保険者となります。
20歳~60歳未満の方
20歳になった方(日本国内に居住している方)には、日本年金機構から「第1号被保険者」に加入したことをお知らせします。
会社等に勤めることにより厚生年金に加入すると、「第2号被保険者」となります。
第2号被保険者の配偶者の扶養に入ると、「第3号被保険者」となります。
また、海外転出等により住民票が除票になった方は、申出により任意で加入することができます。(「第1号被保険者」となります。)
60歳を過ぎた方
60歳になると、加入義務は終了しますが、過去に納付していない期間がある人は、申出により任意で加入することができます。
第1号・第2号・第3号被保険者とは?
「被保険者」とは、国民年金保険料を納付し、年金をもらうことができる「本人」のことです。
第1号被保険者 | 第2号被保険者 | 第3号被保険者 | |
加入する人 | 自営業者、農林業者、 学生、無職の方など |
厚生年金保険や共済組合に 加入している 会社員、公務員など |
第2号被保険者に 扶養されている 配偶者 |
主な 手続き場所 |
お住まいの 市役所 |
お勤め先 | 配偶者の お勤め先 |
例えばどんなときに手続きする?
どんなとき?
●退職したとき
厚生年金を脱退するため、国民年金(第1号被保険者)に加入のお手続きが必要です。
会社を退職したときの国民年金の手続き|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
●配偶者の扶養から外れたとき
国民年金(第3号被保険者から第1号被保険者)の変更をするお手続きが必要です。
国民年金の手続き - 山口県山陽小野田市公式ホームページ (sanyo-onoda.lg.jp)
●免除の申請をしたいとき
国民年金保険料の免除申請ができます。
国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
●出産するとき
国民年金保険料の産前産後免除の申請ができます。
国民年金保険料の産前産後期間の免除制度|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
●海外へ転出するとき
国民年金を脱退する手続きが必要です。また、任意で加入する手続きができます。
海外への転出/海外からの転入 海外在住の皆さま|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
●海外から転入するとき
国民年金(第1号被保険者)に加入する手続きが必要です。
海外への転出/海外からの転入 海外在住の皆さま|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
●60歳を過ぎてから任意加入をしたいとき
受給するための期間を満たしていない人や受給年金額を増やしたい方などは、任意で加入する手続きができます。
任意加入制度|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
どこでできる?
上記のお手続きは、市役所やお近くの年金事務所でお手続きができます。
~お手続きによっては、マイナポータルを使って簡単に電子申請できます。~
マイナンバーカードを使ってマイナポータルにログインすれば、市役所等に行かなくても24時間365日いつでも申請できます。
電子申請によりお手続きできる内容は随時更新されています。
便利な電子申請をぜひご利用ください。
▶電子申請(マイナポータル)|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
もらうとき
年金をもらうのは、いつ?
国民年金を受給するには3つのパターンがあります。
【1】高齢(原則65歳)になったとき(「老齢基礎年金」といいます。)
【2】障害を負ったとき(「障害基礎年金」といいます。)
【3】家族が亡くなったとき(「遺族基礎年金」といいます。)
どれも受給要件があり、それらを満たしていれば、受給することができます。
老齢基礎年金は65歳から?
老齢基礎年金は、原則として65歳から受け取ることができますが、希望すれば60歳から65歳になるまでの間に繰り上げて受け取ることや、65歳で受け取らずに66歳以後75歳までの間で繰り下げて年金を受け取ることができます。
年金の繰上げ・繰下げ受給|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
基礎年金とは?
国民年金のことを「基礎年金」ともいいます。
公的年金には「国民年金(基礎年金)と厚生年金」の2種類あるため、国民年金のみかけていた方は高齢になったときに「老齢基礎年金」を受給できます。
お勤め先で厚生年金に加入していた方は、国民年金と厚生年金の両方をかけていたことになり、「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」を受給することができます。
受け取るにはどうすれば?
年金の請求手続きが必要です。
どんな流れ?
年金請求書を提出し、支給が決定すると、「年金証書・年金決定通知書」が届きます。
それから、年金の受け取りが始まります。
原則、偶数月の15日に前月および前々月の2か月分が振り込まれます。
年金は、受給権が発生した月の翌月分から受け取ることができます。
亡くなられたとき
国民年金受給者の方が亡くなられたときは、生計を同じくしていた遺族が未支給年金を受け取る手続きができます。
年金を受けている方が亡くなったとき|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
年金に関するお問い合わせ先
年金に関するお問い合わせはこちら
●日本年金機構「ねんきんダイヤル」
0570-05-1165
(一般的なご相談はこちらです。)
●宇部年金事務所「お客様相談室」
0836-33-7111
(厚生年金や国民年金に関するご相談はこちらです。)
〇最寄りの年金事務所を調べる
●山陽小野田市役所「保険年金課」
0836-82-1178
(国民年金に関するご相談はこちらです。各支所でも受け付けています。)