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山陽小野田市長コラム(2021年7月1日)
市長の独り言 Vol.50
今日7月1日、県央連携7市町による「山口ゆめ回廊博覧会オープニングセレモニー」が開催されます。山口県央連携都市圏域を構成する山陽小野田市、山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、そして島根県津和野町の7市町で開催する周遊型博覧会「山口ゆめ回廊博覧会(愛称=ゆめはく)」は、特別な場所で体験するアートと食のコラボや普段は見ることができない場所を案内するスペシャルなまち歩きなど、7月1日から12月31日までの期間中に地域の特徴を活かした盛り沢山のイベントが用意されています。本市では「ガラスアートフェスin山陽小野田」やかるたの世界を体感するイベント、木戸刈屋道周辺のウォーキングツアーなどを実施します。この機に県内外の皆さんに本市の魅力や特色をしっかりアピールしたいと思いますので、市民の皆さんも各地で開催されるイベントを確認され、周遊してみてはいかがでしょうか(もちろん新型コロナ対策をした上で)。詳しくは「山口ゆめ回廊博覧会」の公式パンフレットやホームページでの情報をご覧ください。
さて、そのコロナ対策ですが、本市においては、医師会をはじめ医療関係者の皆様の多大なるご協力のお陰で、ワクチン接種が順調に進んでいます。この接種が進むことで、あるべき日常生活を徐々にではありますが、取り戻すことができるのでは、と期待しております。しかしながら、変異株も含めてコロナウィルスは未知との戦いになりますので、「正しく恐れる」ことを基本に、常に緊張感を持って対応していただきたいと思います。市としても継続して感染拡大を防ぐための対策に努めていくことと合わせて、昨年度実施しました「スマイルチケット」を今年度も配布することで、地域経済・生活支援に取組むこととしています。
また時節柄、豪雨災害などの自然災害への備えも重要です。今年5月から警戒レベルが変更され、従来の「避難勧告」が廃止され、警戒レベル3「高齢者等避難」(避難に時間のかかる高齢者や障害のある人等のいち早い避難行動を促すもの)、警戒レベル4「避難指示」(全員が必ず危険な場所からの避難行動をとる)で、対象エリアの住民の皆さんに対して、防災情報をお伝えすることになります。そうした情報を市民の皆さんに迅速かつ確実にお伝えするために、防災メールや防災ラジオのほかにも、昨年度、学校や公共施設等の放送設備からもアナウンスできるように改修し、また、今年度は浸水につながる河川の状況を正確に把握するために、これまで県が設置しているものに加え、市単独で市内の6河川に河川カメラを設置します。
市民の皆さんの安心安全につながる、出来る限りのハード整備を推進したいと考えますが、ここぞという時に大切な命が救えるかどうかは、地域のソフト力、すなわち自助・共助によるところが大きいとも言われています。どうか、向こう三軒両隣の安心を地域の皆さんで確保していただければ幸いですし、市としても関係機関と連携を図りながら公助の役割もしっかり果たしてまいりますので、今後ともご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
最後に、本年4月1日に山口県から本市へ移管されたサッカー交流公園ですが、ネーミングライツにご応募頂き、6月1日から「おのサン サッカーパーク」として新しく生まれ変わりました。また、6月16日には本市と株式会社レノファ山口との間で「スポーツによるまちづくりに関する包括連携協定」を締結しました。これまでもホームタウンとして協力関係にあった株式会社レノファ山口と、今後さらにスポーツ振興をはじめ、観光振興、情報発信、健康増進、産業振興、教育支援などの幅広い分野で、地域課題や行政課題解決に向けて連携を深めながら、スポーツを軸とした地域の活性化を図りたいと考えています。
令和三年七月一日
山陽小野田市長
藤田 剛二