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山陽小野田市長コラム(2017年9月25日)

市長の独り言 Vol.3

 9月23日から、おのだサンパークで「第8回山陽小野田市かがく博覧会」が2日間にわたって開催され、多くの来場者でにぎわいました。山口東京理科大学の先生方をはじめ、多くのみなさまのご協力のもと、若い人たちに科学の面白さに触れることで「知的好奇心」を高めてもらう、貴重なイベントになりました。子どもたちの理科離れが指摘されて久しい中、「なぜ?」という疑問を持つことが、解決に向けての学びや成長のきっかけになります。資源の乏しい日本にとって、理工系の人材はたいへん重要視されています。こうした取組みを通じて、人材の輩出につながることを期待しています。

 その山口東京理科大学ですが、8月29日に、林芳正文部科学大臣から、平成30年の薬学部設置認可書を頂戴しました。本市にとって待ちに待った朗報であり、これから活力と笑顔あふれるまちにしていこうと考えている私にとっても、本当にありがたい話です。薬学部は、1学年の定員が120人ですので、6学年揃うと720人の若者が本市に来ます。産学官で産業を活性化させ、産学公民連携でまちの課題解決に取り組んでいきます。第2のふるさととして、学生たちがまちにどんどん溶け込めるよう、市民のみなさんからも幅広い交流をお願いします。

 他にも嬉しいニュースがたくさんあります。小野田高等学校で昨年に設立された「小倉百人一首かるた部」が、全国大会でC級・D 級で個人優勝をするなど、すばらしい結果を出しています。元クイーンの今村さん、永世クイーンの久保さんをはじめとする関係者のみなさまの温かい指導と、高校生の日々の努力の賜物です。本市から3人目のクイーンが誕生することを切に願っていますし、「ちはやふる」で、どんなまちづくりができるのか、とても楽しみです。

 8月には姉妹都市であるオーストラリアのモ一トンベイ市に市内の中学生6人が訪問し、貴重な経験を積んできました。また、姉妹都市提携25周年となる今年は、サザーランド市長ご夫妻をはじめ、5人のみなさんが本市にお見えになり、たいへん有意義な交流をさせていただきました。これをきっかけに、今後は中学生だけでなく、幅広い人事交流をはじめ、産業界や文化・大学等との連携も図っていきたいと思っています。

 最後に、市内のお祭りやイベントですばらしいパフォーマンスを披露してくれる厚狭の小学生ダンスチーム「CANDY☆HYPE(キャンディー・ハイプ)」が、今年の全日本小中学生ダンスコンクール九州大会で金賞に輝き、10月の全国大会に向けて懸命な練習に励んでいるとのこと。小学3年生から始めた子が多い中で、5年生チームが全国大会でトップを狙える位置にいるというのは驚異的なことです。

 小・中・高・大学生、若い人たちが夢に向かって努力する姿、さらに結果を出していく姿は、私たちに笑顔や喜びを、そしてまちに活力を与えてくれます。彼らが何かしらの「夢」や「希望」を持ち、「目標」を掲げて懸命に努力していける、本市はそんなまちでありたいと思いますし、それを応援する大人でいたいと思います。そして、そうした若い人たちに刺激を与え、厳しくも優しくリードする指導者の姿もまた、本市の誇りであると思います。

 自分のまちに誇りが持てる、地元のひとが大好き、これこそが「住んで良かった、住んでみたいまち」へとつながる大切な一歩ではないでしょうか。

 

藤田市長

 

平成29年9月25日

山陽小野田市長
藤田 剛二