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(令和4年度)かるた振興事業

山陽小野田市とかるた

 山陽小野田市はかつて、日本伝統文化のかるた競技(小倉百人一首かるた競技)が盛んであり、本市から二人のかるたクイーンを輩出するなど、「かるたのまち」として有名でした。

 市内のかるた協会に個人で所属している競技者の他にも、市内の高等学校や山口東京理科大学に創設されたかるた部で競技かるたに打ち込む人も加わり、市内において「かるた」が再び盛んになりつつあります。

 この背景には、市内のかるた協会や二人のクイーンが熱心に競技かるたの指導に携わるなど、かるたの普及・競技力向上に、地元指導者が大きく貢献しています。ここに市も加わり、本市の恵まれた環境を活かして、かるたのさらなる普及推進をおこなうことにより、市の知名度向上や郷土愛の醸成、交流人口の増加を図ります。

競技かるたとは 

 小倉百人一首を用いて札を取り合う競技のことです。100枚の札のうち、50枚を使用し、自分の陣地(自陣)と相手の陣地(敵陣)に25枚ずつ並べます。使用しない50枚は空札(からふだ)となり、読み上げられますが、取る札はどちらの陣地にもありません。空札が読まれたときに、札に触れると「お手つき」になります。

 読み手が読み上げる上(かみ)の句を聞き、下(しも)の句が書かれた札を取り合い、自陣の札が早くなくなった方が勝ちとなります。敵陣の札を取った場合は、相手の札が1枚少なくなるので、自陣から相手に1枚渡す(送る)ことができます。相手がお手つきをした時も1枚送ることができます。このように、自陣の札を取るだけでなく、相手に札を1枚送ることで、自陣の枚数が1枚減り、勝利へ近づくことになります。

 ルールには、競技の始まりと終わりに読み手と相手にきちんと礼をするなど、礼儀を重んじるルールもあります。 

山陽小野田市の取り組み

令和4年度

はじめてのチャレンジレッドかるた教室&大会

     詳細はコチラ ▶ 「はじめてのチャレンジ・レッドかるた教室」 

     詳細はコチラ ▶ 「はじめてのチャレンジ・レッドかるた大会」 

     ※別ページが開きます。

小中高連携 小野田高校小倉百人一首かるた部との交流会(竜王中学校)

10月12日(水曜日)午後、竜王中学校において、小野田高校小倉百人一首かるた部と竜王中学校1年生、赤崎小学校、本山小学校の6年生、松原分校の中学生、約150人が集まり、かるた交流会が開催されました。平成30年度から2年間実施してきた小野田高校と竜王中学校との交流会に、令和2年度から小学校2校が加わり3年目を迎えた交流会の様子を御紹介します。

小野田高校小倉百人一首かるた部の講話

   かるた部発足の経緯や活動内容、成績を報告しました。

小野田高校小倉百人一首かるた部によるデモンストレーション

   競技の進め方を説明し、試合をわかりやすく実演しました。

交流会1 交流会2

中学生と小学生が1対1のミニ試合

   上の句が詠まれると、すばやく札を取る人もいれば、わからない時は教えてもらう姿もみられました。

交流会3 交流会4

高校生1名と小中学生3名の対戦

   高校生に勝とうと小中学生は真剣な様子で向き合っていました。

   札が取れるとみんな大喜び、なかには高校生に勝つチームもあり、会場は大いに盛り上がりました。

交流会5 交流会6

交流会を終えて

   違う学校や年齢の人たちと一緒にかるた競技を楽しめたことは貴重な経験になったと思います。

将来、この交流会をきっかけに小野田高校のかるた部に入部し、かるた競技で活躍する生徒さんが出てくれるといいですね。

 

学校かるた出前教室

本市の特色ある文化芸術活動“小倉百人一首競技かるた”を若い世代にも親しんでもらうため、令和元年度から取り組んでいる「小・中学校かるた出前教室」がスタートしました。今年度の小・中学校かるた出前教室は、市内の小・中学校14校で19回開催予定です。

今年度第1回目は、5月27日(金曜日)に高千帆中学校(初)で、2年生を対象に開催しました。かるた永世クイーンの久保久美子さんと、山陽小野田かるた協会会長の松永進さんを講師に迎えての教室の様子を紹介します。

競技ルールやマナーの学習

かるた1 かるた2

競技かるたを始める前に、上の句や下の句、上の句に応じて下の句を覚える戦法(決まり字)、お手つきなどの競技ルール、試合前に相手や読手に向かって礼をする、読手が札を読み始めたら静かにする、などの競技マナーを教わりました。
上の句に応じた下の句を当てるクイズでは、自信をもって答える生徒の姿が見られるなど、競技に必要な知識をしっかりマスターしていました。

4枚の札を使ってのミニ試合を体験

かるた3 かるた4

百人一首の中から4枚の札を暗記し、その後2人1組になってミニ試合に挑戦しました。自分が暗記した札が読まれると、一斉に札をはたく音が、会場中に響き渡りました。

山陽小野田市とかるたクイーン

 昭和47年から昭和59年までの13年間のうち、昭和51年だけを除く通算12年を山陽小野田市出身の沖美智子さんと堀沢久美子さんの二人がクイーン位を獲得、保持していました。

 昭和51年に沖さんがクイーン位を奪われましたが、翌年の昭和52年には市内中学校の後輩となる堀沢さんが再びクイーン位を奪取しています。

今村美智子さん(旧姓:沖)

 昭和47年から昭和50年まで4期連続クイーンとなる。

 昭和44年及び昭和51年は準クイーン。

久保久美子さん(旧姓:堀沢)

 昭和52年から昭和59年まで8期連続クイーンとなる。

 5期連続クイーンとなった昭和56年に、初代永世クイーンとなる。

名人位決定戦・クイーン位決定戦

 毎年1月上旬に小倉百人一首の第一番歌を詠んだ天智天皇を祀る滋賀県大津市の近江神宮の近江勧学館において競技かるたの日本一を決める「名人位・クイーン位決定戦」が開催されます。

 前年に名人位とクイーン位の称号を獲得した者と、予選を勝ち上がった挑戦者が対戦します。決定戦の勝者が、その年の名人位とクイーン位となります。

 ※名人位は男性の称号、クイーン位は女性の称号

永世名人・永世クイーンとは  

永世クイーン

 クイーン位を通算5期務めた者に与えられる称号。

 永世クイーンの称号を持つ者は3名しかおらず、そのうちの一人が本市出身の久保久美子さんです。

永世名人 

 名人位を連続5期あるいは通算7期務めた者に与えられる称号。永世名人の称号を持つ者は4名しかいません。  

かるたコラム

    詳細は別ページをご覧ください。