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市の業務に生成AIの活用を開始しました

生成AIを活用して業務の効率化を図ります

目的

人口が減少していく中で、市民ニーズは多様化しており、現状に合わせた規模、仕事のやり方への変革が求められる。生成AIを活用して業務を効率化し、人にしか対応できない業務に力を注ぎ、「活力と笑顔あふれるまち~スマイルシティ山陽小野田」を実現する。

活用に向けた課題と取組

 
課題 取組 詳細
効果的に活用できる業務は何か洗い出したい 市役所において生成AIの活用が向いている業務の選定
  • 文書作成(案内文・挨拶文、キャッチコピー等)
  • 文章要約・校正
  • 企画案検討・論点整理
  • データの集計や分析(アンケート等)
  • エクセル関数・VBA作成
活用にあたってのリスクを軽減したい 生成AIを業務に適用する際の運用ルール、注意事項などをまとめた「山陽小野田市生成AIガイドライン」の策定
  • 生成AIへの入力規則などのルールや生成物の利用上の注意点等の遵守事項
  • プロンプトテンプレートなど、効果的に活用するための情報
  • 今後の生成AIに関する本市取り組みの方向性
市職員が効果的に使えるようにしたい 生成AIからより良い回答を得るための「プロンプトテンプレート」の作成
  • 情報検索
  • 企画案検討・論点整理
  • 文書作成
  • キャッチコピー作成
  • 文書校正
  • 文書要約
市役所内での生成AI活用の理解を深め、その効果を最大化するための継続的な「ワークショップ」の実施

(初級編)

生成AIに関する基本的な活用方法や注意点を広く学び、職員全体の生成AIへの関心を高める。

(実践編)

生成AIを一定程度活用している職員を中心に、文章作成、アンケート分析、エクセル関数・VBA作成、調査・法制度解釈について、生成AIを活用することで、どう業務を効率化を図るかを学ぶ。

活用しやすい環境を整えたい

自治体専用ネットワーク上での生成AI利用環境の整備

・「NICMA/ニックマ for LGWAN Powered by GPT-4」
※日本情報通信(株)が山陽小野田市の協力の下自治体向けに開発した生成AI利用対話型アプリ

【主な機能】

  • GPT-4の利用
  • 自治体専用ネットワークに接続された端末からの利用が可能
  • 精度の高い回答が出るように、文書作成、企画案検討・論点整理等、よく使う質問をテンプレート化して登録
  • 予め登録されたGPT-4に学習されていない市の独自情報を呼び出して、回答を生成することが可能(市議会議事録、条例等の例規など)

 

取組の経緯

 
令和5年度

4月

本市がデジタル化の支援を受けている日本情報通信株式会社と、自治体業務に生成AI活用することについての検討を開始。
5月 市職員様20名に対し、生成AIの基礎知識、簡単な使い方、体験、ディスカッション等のワークショップを実施。
 →その結果、参加した市職員全員が、自治体業務に生成AIの活用が有効であると認識し、今後も継続検討していくことになった。
6月 市職員全員を対象に、BingAI等を活用した生成AIの市役所業務へ活用の施行実施を開始。
7月 10月を目途に、日本情報通信株式会社と連携して、生成AIを本格的に活用することを合意。
9月 市職員223名に対し、基礎編のワークショップを実施。
10月

ガイドライン策定、自治体向け生成AI利用対話型アプリ「NICMA」の利用開始。

1月 市職員40名に対し、実践編のワークショップを実施。