ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > シティセールス・地方創生 > シティセールス > > シティセールスレポート(令和5年度分)を公表します

本文

シティセールスレポート(令和5年度分)を公表します

 

シティセールスレポート(令和5年度分)概要

趣旨

「シティセールス推進指針」に沿って年度ごとの取組状況を把握し、シティセールス推進における成果や課題、対応策等を取りまとめ、公表することにより、職員及び市民等のシティセールスに関する理解を深めるとともに、シティセールスの取組をより円滑・活発にすることを目的として、「シティセールスレポート」を作成する。

令和5年度の取組状況

(1)本市への理解を深め、誇り・愛着・共感を感じてもらうための情報発信の充実
​(2)本市への愛着を深めるためのグッズの活用
​(3)本市への誇り・愛着・共感を高めるためのフェスティバル、イベントの実施
​(4)全施策による「住みよさ」の向上
​(5)その他の取組

【魅力の発信】目標 人口流出の抑制(ターゲット:市民)

(1)本市への理解を深め、誇り・愛着・共感を感じてもらうための情報発信の充実

①広報紙、ホームページ、SNSを活用した情報発信
本市においても令和4年12月からLINEを導入し、即時的に必要な情報を受け取れるよう情報発信の強化充実に努めてきている。公式LINEの登録者は令和6年3月31日時点で5,851人と順調に増えている。こうした状況において、より効率的な市政情報の発信を行うため、令和5年5月から広報「さんようおのだ」の発行を月1回に変更した。月1回の発行となっても必要な情報を簡潔かつわかりやすく掲載し、市の魅力が伝わる紙面づくりに努めるとともに、公式LINEへの登録を求めていく。

②動画を活用した情報発信
「山陽小野田市公式動画チャンネル」を活用し、YouTube 上で、移住定住PR動画など新たに5本の動画を加え、計74本の動画を公開した。

(2)本市への愛着を深めるためのグッズの活用

①ロゴマーク、イメージカラーの活用
シティセールス課及び各部署にて取り組んだ。

②グッズ等の作成及び活用

■PRロゴマーク缶バッジ
来庁者やイベントの参加者等に配布し、PRツールとして活用した。また、スマイルマークのほか、くぐり岩と花の海のヒマワリをデザインした缶バッジや、レノファ山口のマスコット「レノ丸」とコラボした缶バッジ、スマイルハロウィンさんようおのだの缶バッジ、観光協会のPRキャラクター「イケメン又兵衛(来嶋又兵衛)」及び「恋する和泉ちゃん(和泉式部)」の缶バッジなども作成したことで喜ばれている。

■PRロゴマークピンバッジ
シティセールス課の窓口で販売する(1 個200 円)とともに、スマイルプランナーの新規登録者に配布した。

■職員用ネックストラップ
PRロゴマーク及びイメージカラーである「オレンジ」を用いたネックストラップを職員及び議員が使用している。

■職員用名刺
職員一人ひとりがシティセールス推進員としての自覚を持ち、日頃の業務を通じてシティセールスに取り組むために作成した統一デザインの名刺を職員各自で作成した。

■のぼり旗
ロゴマーク及びイメージカラーをPRできるのぼり旗を本庁舎内7か所、出先機関8か所に常設している。

■記者会見用バックボード
PRロゴマーク及びイメージカラーを用いたバックボードを、記者会見やイベント等で活用した。

(3)本市への誇り・愛着・共感を高めるためのフェスティバル、イベントの実施

①ハロウィンイベントの開催(スマイルハロウィンさんようおのだ2023)
今年度は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行も踏まえ、飲食を伴う出展も含めて、昨年度よりも規模を拡大し、「スマイル・ハロウィンパーティー」を開催した。また、10月の1か月間をオレンジ月間とし、オレンジやハロウィンを演出に活かしながら、本市の魅力をPRするイベントを実施し、市の認知度向上及び交流人口増加を図ることも目的に、周遊型イベント「デジタルスタンプラリーオレンジモンスターと遊ぼう!」の実施や「スマイルまちなかフェス」として10月に市内各所で開催されるイベントと協力し、相互PRを行った。

②レノファ山口を契機とする取組
令和3年6月に締結した「山陽小野田市と株式会社レノファ山口とのスポーツによるまちづくりに関する包括連携協定」に基づき、スポーツ活動を通じて市民の交流及び連携を促進し、市民の誰もが心身ともに健やかに暮らし、活力と笑顔あふれるまちづくりの実現のために、レノファホームゲームでの市のPR活動や選手と園児との交流事業などに取り組んだ。なお、維新みらいふスタジアム(山口市)での市PRブース出展は、2回行った。
◎山陽小野田市ホームタウンデー(令和5年5月13日:徳島ヴォルティス戦)
山陽小野田市移住定住PR、ジェルキャンドル制作体験、レノファ応援メッセージ作成、市SNS登録キャンペーン
◎ホームゲームPR出展(令和5年9月23日:ザスパクサツ群馬戦)
ハロウィンイベントPR、現代ガラス展PR、スマイルエイジング強化月間PR、おのサンサッカーパークイベントPR

③パラサイクリングを契機とする取組
令和4年6月に本市と一般社団法人日本パラサイクリング連盟が締結した「パラサイクリングによるまちづくりに関する包括連携協定」に基づき、保育園児及び小学生との交流事業を実施した。令和5年度は、10月に福井万葉選手がねたろう保育園、高千帆小学校、1月に杉浦佳子選手が出合小学校で園児及び児童と交流を行った。選手からは「ポジティブな気持ちを持って夢にチャレンジし続けてほしい」というメッセージが送られました。

④ガラス文化の発信
■第9回現代ガラス展ⅰn山陽小野田
(令和5年7月8日~8月26日:おのだサンパーク)
本市のガラス文化発信の主要イベントとして、3年に1度開催している。応募61作品の中から入賞作品8点、冠スポンサー賞12点、入選作品29点が選ばれた。来場者は、ガラスアートの世界に見入っていた。

■「現代ガラス展ⅰn山陽小野田」特別作品展:萩展
(令和5年9月16日~12月3日:山口県立萩美術館・浦上記念館)
前期と後期に分けて、故・竹内傳治1作品、歴代受賞9作品、第9回受賞18作品及び特別出品2作品を展示した。美術館ミュージアムショップでは、CLASS GLASSの小物販売等も行った。

■「現代ガラス展ⅰn山陽小野田」特別作品展:東京展
(令和6年3月6日~10日:上野の森美術館ギャラリー)
国内外の多様な文化・芸術作品が集う東京都で今回も特別作品展を開催。会場には受賞8作品、冠スポンサー賞12作品及び特別出品2作品を展示し、本市のガラス文化を東京で発進した。会場では、CLASS GLASSの展示も行った。

(4)全施策による「住みよさ」の向上

各部署において取り組んだ。

(5)その他の取組

①市役所による取組
各部署において取り組んだ。近年の激甚化する水害等の即時情報取得のため、出前講座等で令和4年12月に開設した市公式LINEへの登録の呼びかけの実施。移住希望者から問い合わせの多い空き家バンク制度は、成約によって移住定住につながることから空き家バンク登録物件を対象とした改修補助金及び家財道具等処分費補助金制度の制度を実施している。

②報道機関への情報提供
より広く情報発信する手段として記者発表を実施。令和5年度中の実施回数は395回(前年度比247回減)。減少理由は新型コロナウイルス関係の発表が減少したことによる。

【魅力の発信】 目標 新たな人の流れをつくる・財源の確保(ターゲット:市外の人)

(1)本市の認知度向上・イメージアップにつながる情報発信

①広報紙、ホームページ、SNSを活用した情報発信(再掲)
②動画を活用した情報発信(再掲)
③デジタル媒体でのPR
月間1,800万人の働く女性、子育て世帯層が利用する国内最大級の買い物情報サービスアプリ「トクバイ」でのプロモーション広告の実施。市の情報や魅力を掲載するとともに、ふるさと納税返礼品プレゼントキャンペーンを実施し、100万回の広告を表示。

④山口宇部空港を活用したPR
1階到着ロビーのPRコーナーに、ポスター、シティセールスガイドブック「SO smile」、移住定住情報リーフレット「SMILE LIFE」を設置したほか、観光プロモーション動画を配信した。

⑤JR新山口駅を活用したPR
JR新山口駅構内(在来線側自由通路及び新幹線柵外コンコース)にあるデジタルサイネージに、本市の観光素材掲出したほか、観光プロモーション動画を配信した。

⑥ガイドブックの配布
本市の魅力や住みよさを市内外にPRするためのガイドブック「SO smile」の内容を更新し増刷。市役所等公共施設や山口東京理科大学への設置、県の移住相談員が常駐するやまぐち暮らし支援センター(東京都、大阪府、山口市)等に備え付けたほか、大都市圏で開催された移住フェアなどで配布した。

⑦ガラス文化の発信(再掲)

(2)観光客数を増加させるフェスティバル、イベント、観光事業の実施

①ハロウィンイベントの開催(スマイルハロウィンさんようおのだ2023)(再掲)
②観光事業
■産業観光バスツアーの開催
「窯のまち」などの産業の歴史や文化を学んだり、普段見ることができない企業の工場見学など、本市の魅力を知ってもらうだけではなく、市内の飲食店やお土産品店を訪れ、市の魅力をPRした。

■山陽小野田観光協会フェイスブック、インスタグラムを活用した情報発信
四季折々のお花の開花情報、花火大会や物産フェアなどのイベント情報のほか、市内飲食店の紹介などを発信し、本市の魅力をPRした。
◎フォロワー数(令和6年3月31日時点)
・フェイスブック 1,208人(前年度比54人増)
・インスタグラム 3,231人(前年度比737人増)

■「FMスマイルウェ~ブ」によるSNSを活用した情報発信
市内の観光地や飲食店のほか、市内で開催するイベントなどを紹介し、本市の魅力をPRした。
◎投稿回数 15回

■第6回スマイルコースト・ウォークの開催
本市の特徴である長い海岸線や「日本の夕陽百選」に認定されている焼野海岸の夕陽を体感しながら、約30kmを歩くウォーキングイベントを開催した。また、通過地点では、名産品等による食のおもてなしにより市の魅力をPRした。
◎実施日 令和5年11月26日(土)
◎参加者数 175名(完歩者数172名)
◎食のおもてなし ①みちしお:貝汁、②花の海:シュークリーム、③浜のてんぷら屋:チーズボーイ、④厚陽地域交流センター:おにぎり弁当、⑤縄地ヶ鼻公園:豚汁、⑥東沖緑地公園:ヒノデジェラート、⑦きらら交流館:パエリア・コンソメスープ

■第15回やまぐち名産品フェアの開催
山陽小野田市を中心とした県内事業者の名産品や工芸品等の販売など、屋内外で約30店舗が出店した。お買い上げいただいたお客様には、豪華景品が当たるガラポン抽選会への参加を特典とした。また、おのだサンパークからは、1,000円ごとに100円分の「フードウェイお買物券」をプレゼントした。
◎参加事業者(15事業者)
永山酒造(名)、中村うに商店、(有)みつや・トロアメゾン、(株)花の海、餃子の福原、縁起焼小野田店竹まる、自然派木公房 木洩木、加納商店、(株)宇都宮帆布工房、ジェラテリアバールSAKURA、Gardener❜s Pottery【新】、もりなが松陰堂【新】、Shi-Na【新】、就農者【新、】atelier soh【新】

■おいでませ山口館「山陽小野田名産品フェア」での出店
東京都のおいでませ山口館において、「山陽小野田名産品フェア」を実施し、名産品販売及び観光パンフレットの配布による観光情報の配信を行った。また、同時期に上野の森美術館で開催された「第9回現代ガラス展」との相互PRを図った。さらに、アルポルトカフェ日本橋店において、地元産品を活用したコラボディナーを企画し、首都圏での地場産品のPR及び販路拡大を図った。
◎実施日
【集中催事期間】令和6年3月7日(木)~10日(日)
【フェア開催期間】令和6年3月7日(木)~29日(金)
◎実施場所  おいでませ山口館(東京都中央区日本橋2-3-4 日本プラザビル1F)
◎出店事業者 
永山酒造(名)、中村うに商店、(株)花の海、(有)みつや・トロアメゾン、ほりうち(株)、餃子の福原、(株)みちしお、山陽食品工業(株)、若新(株)、パティスリーグランシャリオ、ごろうのはたけ、ジェラテリアバールSAKURA、(有)三浦製麺、西海食品(株)、もりなが松陰堂

■スマイルゆめ散歩「スペシャリストと行く竜王山ネイチャーツアー」
竜王山を歩き、山野草や薬草などについて学びながら自然と触れ合うツアーを実施した。気候にも恵まれ、多数のアサギマダラを確認できた。
◎実施日 令和5年10月7日(土)
◎参加者 7名

■ほっこり写真&山陽小野田市の夕陽 PHOTコンテスト
山陽小野田市観光協会インスタグラムフォトコンテストを実施し、本市の認知度を高めるとともに、観光の魅力を多くの方に知ってもらうことで観光誘客の促進を図った。また、新規のフォロワーを獲得し、今後のインスタを活用した観光情報の発信をより効果的なものとすることができた。
◎テーマ ①思わずほっこり部門 ②San(yoonoda)Set部門
◎実施期間 令和6年2月1日(木)~令和6年2月29日(木)
◎投稿者数 203人
◎延べ投稿写真数 791枚
◎フォロワー増加数 377人

③わがまち魅力発信隊
令和5年4月22日、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム(広島市)で行われたプロ野球「広島東洋カープ対横浜DeNAベイスターズ戦」にて、3回目となる「わがまち魅力発信隊」による本市のPRを行い、ふるさと納税返礼品等、市の魅力を来場者にPRした。大型ビジョンでは、15秒間の市の移住定住・CLASSGLASS PR動画を放映。ライト側のどうぶつ広場では、市の特設ブースを設置し、観光PRグッズを配布したほか、市内飲食店による名産品等を販売。ガラポン抽選会、きららガラス未来館の万華鏡製作体験等も行われ、多くの人が訪れていた。

(3)移住検討者に役立ち、本市の魅力が伝わる情報発信ツールの作成・活用

移住検討者等に向けた移住定住情報ポータルサイト「SMILE LIFE」を令和4年3月に開設。仕事や住まいの情報、本市への移住者インタビューページなどを掲載し、移住検討者に役立つ情報の発信に努めた。令和5年度は、移住者インタビューを3組追加して公開(計10組)。また、移住検討者に配布する移住定住情報リーフットを山口宇部空港、やまぐち暮らし総合支援センター、やまぐち暮らし東京支援センター、やまぐち暮らし大阪支援センター等に設置するとともに、大都市圏で開催された移住フェア等で配布し、移住検討者へ本市の魅力を発信した。

(4)移住者への優遇策の実施

①転入奨励金の交付
「山陽小野田市転入促進条例」は、令和5年1月1日を以て廃止。条件によっては制度廃止後も新規交付対象となる場合があるため、転入して住宅を取得した交付対象者に対して、取得した住宅の家屋部分の固定資産税相当額を転入奨励金として5年間交付する。
〈令和5年度申請数 実績349件〉

②UJIターン推進・支援
本市への転入者を増やすため、「山口県央連携都市圏域」や「ぶちええ山口県民会議」と合同で開催する移住交流フェアに出展し、移住検討者に関心を持ってもらえるよう働きかけていく。移住定住リーフレットを活用し、移住フェアへの出展を増やして、本市への移住相談件数を増やすとともに、移住定住を促進する。
〈令和5年度移住相談件数 実績823件〉
〈令和5年度移住フェア出展回数8回〉

③移住就業・創業支援
国において、東京一極集中の是正を図り、UJIターンを促進するとともに、人手不足に直面する地域の企業の人材確保を図るため、移住支援を実施しており、本市においても県と連携しながら当事業を実施することにより東京圏からの移住及び就業・創業を支援する。令和5年度は3件の申請があった。

④スマイルシティ・ライフ体験事業の開始
~移住定住コンシェルジュ(移住支援員)の新設、お試し暮らしの開始~
本市の定住促進の取組である「スマイルシティ・ライフ体験事業」は、移住検討者に対し、丁寧に御相談に応じるとともに、短期の滞在を通して、本市のまちの雰囲気や生活環境等を体験できる機会を提供することにより、本市への移住促進を図り、移住者の誘致を目的とした事業である。民間のノウハウを活用するため、これらのノウハウを持つ専門業者へ委託し、移住検討者からの問い合わせ・相談対応、移住定住SNS等の情報発信強化、お試し暮らし体験の企画、戦略立案等を実施する。また、移住定住コンシェルジュ(移住支援員)を配置することによって、市職員と一体となって業務を進める。

◎移住定住コンシェルジュ(移住支援員)
河口 温美(かわぐち あつみ):山陽小野田市出身
【移住支援員による業務内容】
・市移住定住インスタグラムを活用した情報発信
・本市に興味のある方との関係構築、データベース作成等
・移住検討者からの問い合わせ・相談対応、相談者との継続的な関係構築
・お試し暮らし利用者のフォロー(面談、現地案内)、アフターフォロー
◎フォロワー数(令和6年3月13日時点)
・移住定住インスタグラム 1,308人
◎お試し滞在利用補助金(令和4年12月開始)
・本市のまちの雰囲気や生活環境を体験できる「お試し暮らし」の提供を実施
・移住検討を目的とした市内の宿泊施設の滞在費を補助する
・1組につき4泊以内 かつ 1組4人以内の利用を想定
・1人当たり1泊7,000円を上限とする
〈令和5年度実績 申請20組26人〉
◎移住フェア相談対応
市が参加する移住フェアに移住定住コンシェルジュ(移住支援員)を参加させ、ブース誘客、移住相談対応を行う。

(5)全施策による「住みよさ」の向上

各部署において取り組んだ。

(6)サポート寄附金返礼品数の増加

本市では、自主財源確保のため、サポート寄附金(ふるさと納税)を募っている。平成28年度から更なる自主財源の確保及び地域経済の活性化等を目的として、寄附者に対して返礼品を送付するとともに、納付方法の簡素化(クレジット払い)を行い、寄附者の寄附意欲増進や利便性拡大に努めている。令和5年度は、前年度に引き続き、受発注業務を専門事業者に委託するとともに、複数のポータルサイトに掲載し、更なる寄附金額の増額を目指した。返礼品画像の更新、ふるさと納税ポータルサイトへの商品広告など返礼品のPR強化や新商品の開発を行った。
〈令和5年度サポート寄附金実績:7,723件、119,916,500円〉
〈令和5年度返礼品実績:69 事業者、383 品目〉

(7)協創によるまちづくり提案事業~ガバメントクラウドファンディング~

協創の考え方を共有した市民活動団体等から、地域課題解決に資する公益的な事業の実施提案を受け、採択した2事業に対し、市がふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングの機会を提供し、集まった寄附金を補助金として交付した。
〈令和5年度採択事業:2件、補助額 5,000,000円〉

 

【魅力の発信】 目標 新たな人の流れをつくる・財源の確保(ターゲット:市内外の企業)

(1)積極的な企業誘致活動の展開及び進出企業優遇施策の継続実施
(2)産学官連携による新産業の創出、創業支援
(3)創業、起業の支援

■新産業の創出
出光興産とその完全子会社の西部石油と山陽小野田市の3者で包括連携協定を締結。令和6年3月の西部石油山口製油所での石油精製停止後に産学官連携により持続可能な脱酸素・循環型拠点に事業転換を行う。
■創業応援金の交付
「山陽小野田市創業支援等事業計画」に基づく特定創業支援事業を受けた事業者に対し、支援のための助成金を交付する。
〈令和5年度実績:16 件〉
■創業支援(個別相談会、支援セミナー等の実施)
「山陽小野田市創業支援等事業計画」に基づき、創業を希望する方への個別相談、会計処理相談などの各種相談会、創業セミナー等を実施。また、創業された方に対しても、フォロー体制を整え、事業経営をブラッシュアップする。商工会議所への委託事業とし、実施事業は市の創業支援等事業計画に基づく「特定創業支援事業」と位置付ける。
〈令和5年度実績:個別相談会 週2~3 回開催、支援セミナー4 回〉
■起業家支援資金の融資
市内で創業するための運転資金・設備資金が必要な場合に1,000 万円を限度として融資する。
〈令和5年度実績:4 件〉

【本市のファンのまちづくりへの参画を円滑にしていくための仕組み】

 スマイルプランナー制度に関する取組状況

■登録者数(令和6年3月31日現在)
◎個人 268(+27) ◎団体 63(+2)
■令和5年度活動報告書・アンケートのとりまとめ
令和5年度分の活動報告書・アンケートをとりまとめ、市HPに掲載
■登録者の紹介
Facebook や市ホームページにて随時紹介
■制度の周知
◎ラジオ番組でのPR
◎イベント会場でのPR、登録受付
◎Facebook で掲載
■スマイルプランナー同士の交流
◎スマイルプランナー交流会イベント(R4.10/23)
【参加者】40名
◎スマイルプランナー交流会イベント(R5.3/27)
【参加者】22名
◎スマイルプランナー交流会イベント(R6.3/19)
【参加者】23名

■スペシャル・スマイルプランナーによる情報発信
第1号 西広ショータさん
◎山陽小野田市出身のシンガーソングライター
◎ライブ開催時に市のPR
◎SNS での情報発信、ハッシュタグをつけての更新
◎山陽小野田市内の飲食店巡り

第2号 北永健人さん
◎山陽小野田市在住の小学生
◎生まれつき心臓に複数の難病を患い、3歳までに大きな手術を3回経験
◎令和4年12月5日にスペシャル・スマイルプランナーに登録
◎ご当地キャラクター折り紙の日本全国巡回展示を令和4年12月10日から令和6年3月30日にかけて中国・四国、九州・沖縄、近畿地方で実施
◎夏休み期間に中央図書館で折り紙個展を開催
◎山陽小野田市民病院へ折り紙寄贈

【推進体制の整備】

1 シティセールス推進本部の開催

シティセールス推進指針に基づく諸施策を、全庁を挙げて戦略的かつ効果的に推進するため、市長を本部長とするシティセールス推進本部を1回開催した。

2 職員への普及啓発(研修会の開催)

シティセールスを効果的に推進するためには、市職員全員がシティセールスマンであるとの自覚を持ち、職務に取り組むことが大切である。そこで、シティセールスの意識を高め、本市の取組を共有するとともに、職員の情報発信に能力を高めるため、
研修会を開催した。
◎対象:全職員
◎内容:下記の3つのテーマ
(1) 情報発信(LINE、記者発表、その他SNS)について
(2) ふるさと納税について
(3) シティセールスレポートの協力、備品の貸し出し、ロゴマークの活用 ほか

取組の成果・効果

平成30年度(2018 年度)からスタートした本市のシティセールスの取組を更に発展させるため、引き続き、ロゴマークとイメージカラー「オレンジ」を積極的に活用した。ロゴマークは、名刺やネックストラップなど職員の利用やスマイルチケットなどの各事業、封筒などの印刷物といった庁内での利用はもとより、市内のイベント告知チラシへの掲載などにより、県内での認知度は上がってきている。

新型コロナウイルス感染症が5類へ移行した令和5年度は、イベントにも積極的に参加し、市内外に向けてPR促進を図った。広島市マツダスタジアムでわがまち魅力発信隊やレノファ山口のホームゲームでブース出展を行い名産品物販や本市の特徴的な事業をPRし、本市への関心を高めた。スマイル・ハロウィンパーティーも開催し、多くの来場者に対し本市をPRすることができた。

移住定住施策についても移住定住リーフレットを活用し、大都市圏で行われる移住フェアへ出展した。スマイルシティ・ライフ体験事業により配置した移住支援員も移住フェアに同行してもらい、住居、生活、仕事、子育て等の移住相談にワンストップできめ細かく対応を行った。その結果、移住相談件数で昨年度の指標を大きく上回り、令和5年度は、前年度比約10.6倍となる823件の相談を受け付けた。8回出展した移住フェアのうち4回で県内出展市町の中で最多の相談件数を受けた。特に1月に東京で開催された移住フェアで106件126人と全参加団体の中でも上位5団体に入る相談があった。令和5年度は、本市への認知度向上を図るため、第1弾と第2弾のポスターを用いたPRを継続しながら、デジタル媒体を活用したPRを実施した。多くのユーザーを持つデジタル媒体でPR広告を行うことにより、本市を認知してもらうとともに、魅力を発信することができた。これまでメインターゲットとはしてこなかった首都圏をメインターゲットとすることにより、新たな交流人口の創出や移住者獲得の可能性が高まった。

観光施策については、やまぐち名産品フェアを開催し、名産品認定事業者のうち、15社による販売を行い、3日間で約270万円の売上額となり、名産品のPR及び販路拡大に繋げることができた。これに加えて初の試みとして、東京都の「おいでませ山口館」においては、名産品認定事業者のうち、15社の商品を販売し、日本橋高島屋のアルポルトカフェ日本橋店においては、地元産品を活用したコラボディナーを企画して首都圏での名産品等のPRを実施し、販路拡大を図った。

ふるさと納税については、令和5年度の年度途中に制度改正があり、その影響から全体としては寄附件数、寄附金額ともに微減となった。制度改正前までは順調に寄附額が推移していたことから今後の検討課題となった。

情報発信媒体としての公式LINEは、イベント実施日や申請等の締め切り日に応じたタイミングで情報を発信することができた。令和6年3月31日時点で5,851人の登録がある。

移住定住の課題は、県外での本市の認知度がまだまだ低いことから、本市を認知している移住関心層を創出することである。そのためには、まず、本市に関心を持ってもらうことがスタートと考える。移住関心層からの認知度向上策として、オンラインセミナーの開催や移住フェアへの参加を継続していく。その中で受けた移住相談に対しては、移住支援員とともに丁寧に対応することで移住関心層との信頼関係を構築していく。令和6年度以降も本市への認知度向上を図るため、デジタル媒体を活用したPRを実施していく。国においても東京一極集中を解消するため移住支援策がなされる中で、独身女性や子育て世帯の利用の多いデジタル媒体を利用してのPRは最も効果的である。

ハロウィンイベントについては、市民が誇りや愛着をもてるイベント、市外から多くの方に来場してもらえるイベントへと成長させていくためにも、良いものは引き継ぎながら、新しい仕掛けも必要となる。若者によるまちの魅力発信力強化のために、主体的に実施する体制を築いていく必要がある。

観光については、名産品の認知度向上及び県内外における販路拡大に繋がるように更なる取組を打ち出していく必要がある。国内で拡大しているインバウンド需要については、市内に6場あるゴルフ場を活かし、「ゴルフのまち」をPRしていく。
報発信媒体としては、若い世代の情報ツールであるインスタグラムでの情報発信に力を入れ、市の魅力を広く周知することで、情報発信を強化していく必要がある。また、公式LINEについては、より有益で幅広い情報の発信を目指すとともに、イベントなどを活用して新規LINE登録者を増やし、広報紙を補う媒体として活用していく。

ふるさと納税については、寄附額3億円の達成に向けて、引き続き、参加事業者との関係強化を図り、売れ筋返礼品や高額返礼品の開発、返礼品数の増加、現地型の寄附手段を取り入れる事やクラウドファンディングによる寄附の募集に取り組む。

また、今後市外からまちづくりに参加していただける方、いわゆる関係人口層を増やしていく取組を強化する。市外から本市のファンになってもらい「地域のイベントに参加したい」、「困っていることがあればボランティアでサポートしたい」という想いを持つ人を増やしていくことにより地域活性化につなげる。移住・定住、スマイルプランナー制度、ハロウィンイベントなどのシティセールス事業と連動させながら、市内外の方が気軽にまちづくりに参加できるような仕組の構築に取り組む。

今後も、シティセールスについての職員研修を実施することで、職員一人ひとりにシティセールスの意識をもってもらい、個々の業務における広報活動の重要性を認識し、実践してもらう。これにより、本市の認知度を更に向上させ、多くの共感を得られるようなプロモーション活動を積極的に行い、交流人口、関係人口、移住定住者の増加を図ることができるよう、引き続き全庁体制でシティセールスに取り組んでいく。

PDF版シティセールスレポート(令和5年度分)

シティセールスレポート(令和5年度分) [PDFファイル/5.48MB]

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)