本文
シティセールスレポート(令和3年度分)を公表します
シティセールスレポート(令和3年度分)概要
趣旨
「シティセールス推進指針」に沿って年度ごとの取組状況を把握し、シティセールス推進における成果や課題、対応策等を取りまとめ、公表することにより、職員及び市民等のシティセールスに関する理解を深めるとともに、シティセールスの取組をより円滑・活発にすることを目的として、「シティセールスレポート」を作成する。
令和3年度の取組状況
魅力の発信 目標1 人口流出の抑制(ターゲット:市民)
本市への理解を深め、誇り・愛着・共感を感じてもらうための情報発信の充実
①広報紙、ホームページ、SNSを活用した情報発信
広報紙、ホームページ、SNSを活用し、まちの魅力を市内外に発信した。特に公式SNSでは前年度より閲覧数が増加した。
②動画を活用した情報発信
「山陽小野田市公式動画チャンネル」を活用し、YouTube上で、熱気球搭乗体験動画など新たに14本の動画を加え、計63本の動画を公開した。
本市への愛着を深めるためのフード・グッズの活用
①ロゴマーク、イメージカラーの活用
シティセールス課及び各部署にて取り組んだ。新たに、公衆無線Wi-Fiの広報チラシや投票所入場券の料金後納表示等で活用した。
②フード、グッズ等の作成及び活用
■PRロゴマーク缶バッジ
来庁者やイベントの参加者等に配布し、PRツールとして活用した。また、スマイルマークのほか、ガラスアートフェスにて、アサギマダラやヒメボタル、市内の名所などをデザインした缶バッジをスタンプラリーのプレゼントとして作成し、更なる市のPRに取り組んだ。
■PRロゴマークピンバッジ
シティセールス課の窓口で販売する(1個200円)とともに、スマイルプランナーの新規登録者に配布した。
■職員用ネックストラップ
PRロゴマーク及びイメージカラーである「オレンジ」を用いたネックストラップを職員及び議員が使用した。
■職員用名刺
職員一人ひとりがシティセールス推進員としての自覚を持ち、日頃の業務を通じてシティセールスに取り組むために作成した統一デザインの名刺を、職員各自で使用した。
■のぼり旗
PRロゴマーク及びイメージカラーを用いたのぼり旗を本庁舎内6か所、出先機関7か所に常設している。
■記者会見用バックボード
PRロゴマーク及びイメージカラーを用いたバックボードを、記者会見やイベント等で活用した。
本市への誇り・愛着・共感を高めるためのフェスティバル、イベントの実施
①ハロウィンイベントの開催(スマイルハロウィンさんようおのだ2021)
新型コロナウイルスの影響により「スマイル・ハロウィンパーティー」は中止としたが、10月の1か月間、市のイメージカラーである「オレンジ」への関心を高めるとともに、市内における消費喚起を目的とする「スマイル・オレンジフェア」を開催した。
「さんハロPR大使」藤井瑛実加さんが着用した衣装については、「厚狭高等学校総合家庭科の生徒」が山陽小野田観光協会PRキャラクター「恋する和泉ちゃん」(和泉式部)をモチーフに制作した。制作費用は、埼玉県さいたま市の「株式会社野上工業」様に御支援いただいた。
■ディスプレイコンテスト
ハロウィンやオレンジにちなんだ装飾をしたディスプレイの写真を提供する商業施設・店舗等(参加事業者)を募集した。また、ディスプレイの写真をハロウィン公式ホームページに掲載し、コンテストを実施し、新型コロナウイルス感染症予防のため、店舗での投票は行わず、同ホームページ内の投票フォームからオンライン投票を実施した。
◎参加事業者 58者
◎投票数 466票
■フォトコンテスト
山陽小野田市にゆかりのある人(市民、市内在学・在職、市出身者等)からオレンジ、ハロウィン、カボチャ、スマイル(笑顔)をテーマにした写真を募集した。応募された写真は、ハロウィン公式ホームページに掲載し、審査員による選考の結果、グランプリを含む5作品が受賞した。
◎応募総数 36作品
■オレンジモンスター(スタンプラリー)
市の魅力発信として、市内9箇所にラリーポイントを設置し、周遊型イベント「デジタルスタンプラリー」を実施した。全モンスターをハロウィン公式ホームページで報告してもらい、全問正解者の中から抽選で市の名産品をプレゼントした。
◎報告者 55件
■市内の修景
市役所各支所や主要駅等をハロウィンやオレンジ、スマイル仕様に修景し、ムードを盛り上げた。
厚狭地区複合施設に展示したハロウィン・ジャンボカボチャ
■広報事業等
◎PRポスター300枚配布
◎PRチラシ1万枚配布
◎ラジオ番組の放送12回
◎新聞広告への掲載6回
◎専用ホームページを更新
Facebook、インスタグラム、
Twitterも活用。
◎YouTubeへの動画投稿
■映像作品
◎赤崎ダンススクール「B.M.H!!!!!」による踊り「さんハロへGO!」の撮影及び編集動画の制作
◎市内保育園や幼稚園での踊り「さんハロへGO!」の撮影及び編集動画の制作
(日の出保育園、下津保育園、厚陽保育園、津布田保育園、出合保育園、須恵保育園、さくら保育園、埴生幼稚園、第二るんびに幼稚園の9園が参加)
◎集まれ!「夢人」(今年のテーマ「夢に向かって」に関連した、各自の夢を描いてもらったボードを持った人を撮影する企画)及び、山陽小野田市のPR映像を編集した動画制作
◎「そらから魅る超絶景!山陽小野田」の撮影及び編集動画の制作
◎制作した動画の上映会の開催(10月31日、おのだサンパーク大催事場)
◎スマイル・ハロウィンパーティー当日に計画していた「YouTube生ライブ配信」や「大型ビジョンの設営」はパーティーの中止に伴い、他の企画(上記の「そらから魅る超絶景!山陽小野田」の撮影や上映会の開催)に振替え、事業実施
■公開動画
◎スタジオ・スマイル公式ユーチューブチャンネル
❶<さんハロ>応援ソング「さんハロへGO!」(B.M.H!!!!!赤崎ダンスサークルVer)
❷<さんハロ>応援ソング「さんハロへGO!」(公立保育園幼稚園Ver)
❸<さんハロ>応援ソング「さんハロへGO!」(私立保育園Ver)
❹あつまれ!「夢人」&市PR動画
❺スマイルハロウィンさんようおのだ2021上映会イベント
◎山陽小野田市公式ユーチューブチャンネル
❻熱気球搭乗体験「そらから魅る超絶景!山陽小野田」
②レノファ山口を契機とする取組
市とレノファ山口とがこれまで長年にわたりチームの練習拠点として培ってきた信頼関係と連携の実績を基盤として、より緊密で強固な連携体制を構築し、スポーツを通じたまちづくりを具体的に進めていくことを目的とし、「山陽小野田市と株式会社レノファ山口とのスポーツによるまちづくりに関する包括連携協定」を締結した。
また、新型コロナウイルス感染症に配慮しながら、交流事業や公開練習など選手を身近に感じることができる取組を行うことができた。
なお、維新みらいふスタジアム(山口市)でのPRは、11月28日(山陽小野田市サンクスデー)にスマイルエイジング、山陽オートレースのPRやブース出展を行った。
レノファ山口と市内幼稚園児の交流事業
③サッカー交流公園の移管・愛称「おのサン サッカーパーク」決定
令和3年4月、県立おのだサッカー交流公園が山口県から移管され、山陽小野田市立サッカー交流公園として市の所有となり運営を開始した。
施設移管後の6月には、ネーミングライツパートナーとして小野田商業開発株式会社と契約を締結し、愛称が「おのサン サッカーパーク」に決定した。
④東京2020オリンピック聖火リレー
新型コロナウイルス感染症の影響を受け1年延期された東京2020オリンピックの聖火リレーが山陽小野田市内でも実施され、レノファ山口の関係者や市民ランナーなどが全12区間を走った。
山陽小野田市のスタート地点となった市立サッカー交流公園では、竜王太鼓保存会によるオープニングセレモニーに続き、藤田市長によるトーチへの点火が行われ第1走者であるレノファ山口の関係者の皆さんが、沿道からの声援を受けながらスタートした。
当日は、市民ボランティア約180名と市の職員100名が交通整理や観客誘導、ランナーの受付などの業務に携わった。
◎日時:令和3年5月14日(金)10:20~10:50
◎場所:スタート 山陽小野田市立サッカー交流公園
ゴール トヨタカローラ山口(株)、山口トヨペット(株)小野田店前
藤田市長によるトーチへの点火
⑤パラサイクリングを契機とする取組
東京2020パラリンピックの直前の7月に山陽オートレース場でパラサイクリング日本ナショナルチームがキャンプを行い、地元小学生や市民との交流を行った。
パラリンピックでは、杉浦佳子選手の2つの金メダル獲得をはじめ、出場全選手が入賞、壮行会やパラリンピック後の報告会を通し、市民の皆さんがパラサイクリングを応援する機運の醸成を図った。
市役所正面玄関前での壮行会
⑤ガラス文化の発信
■「CLASS GLASS」 お披露目展覧会
(令和4年3月10日~16日:銀座三越新館9階 銀座テラス)
株式会社三越伊勢丹(東京都新宿区)及び株式会社日本デザインセンター(東京都中央区)にガラスのブランド化事業を委託し、ガラス文化の発展を目的に、市内在住のガラス造形作家とともに、ガラスアートのブランドを立ち上げた。
ブランドのお披露目を行う展覧会を開催するとともに、伊勢丹のギフトサイトで作品の販売を開始した。
◎メディア来場数:17社(TV:1社、新聞:6社、通信社:1社、専門誌2社、雑誌・ビジネス誌:7社)
◎媒体掲載数:73回
■創立50年記念「'21 日本のガラス展」巡回展
不二輸送機ホール 前期:令和3年10月10日~11月14日
後期:令和3年11月17日~12月20日
日本ガラス工芸協会が主催する3年ごとに開催している巡回形式の展覧会で、この度本市での開催が中四国地方での初開催となった。
同協会に所属するガラス作家による現代ガラス作品約100点を展示し、前期の初日(10月10日)と後期の初日(11月17日)には同協会によるギャラリートークを行った。
◎入場者:1,038人
■ガラスアートフェスin山陽小野田
(令和3年7月16日~12日26日:きららガラス未来館、きらら交流館、おのサンサッカーパーク、おのだサンパーク、市民館、中央図書館、厚狭地区複合施設、埴生公民館、花の海、不二輸送機ホール、以上市内10施設)
市が所有するガラス作品を展示したミニギャラリーとスタンプラリーポイントを市内10カ所に設け、作品を鑑賞しながら巡るオリジナルスタンプラリーを実施した。
スタンプを全て集めた方に、抽選で毎月3名にガラス小物をプレゼントした。
◎参加者数(スタンプを10個集めた人):165名
本市への理解を深めるためのワークショップ、市民との意見交換
■若者会議
本市の地域資源の発掘や魅力の発信について、若者の視点から提案をもらい、市の事業に反映させるため、若者会議を開催した。
メンバーには、小野田青年会議所、小野田商工会議所、山陽商工会議所、山口東京理科大学、市職員の中から、18歳以上30歳未満のまちづくりに意欲のある若者が集まり、「文化」をテーマに設定して意見交換や議論を進めた。
会議では、自由な雰囲気の中で、若者らしく固定観念に囚われないアイデアを出してもらうことを重視し、実現の可能性や経費、実施主体等は意識せず、「どうあったら良いか」を中心に、市への提案をまとめ、令和4年3月、市長へ提出した。
若者会議から市へ提案書の提出
魅力の発信 目標2 新たな人の流れをつくる・財源の確保(ターゲット:市外の人)
本市の認知度向上・イメージアップにつながる情報発信
①広報紙、ホームページ、SNSを活用した情報発信(再掲)
②動画を活用した情報発信(再掲)
③JR厚狭駅にPRポスターを掲示
JR厚狭駅新幹線口の構内に、市をPRする大型ポスター(縦148㎝×横80㎝)を2箇所掲示した。PRロゴマークと「笑顔生まれる。」というキャッチコピーを付けて、市のイメージカラー「オレンジ」をコンセプトに制作。夕焼けに包まれた本山岬公園のくぐり岩と、埴生の観光農園「花の海」で咲き乱れるひまわり畑をモチーフにデザイン。
④JR小倉駅にデジタルサイネージ広告を放映
JR小倉駅で人通りの多い3階コンコース柱に設置されるデジタルサイネージ(65インチ)を活用し、市をPRする静止画や動画を放映した。
◎放映時間:7時~23時(2分毎に15秒間放映)
⑤山口宇部空港を活用したPR
1階到着ロビーのPRコーナーに、ポスターや転入奨励金チラシ、シティセールスガイドブック「SO smile」、移住定住情報リーフレット「SMILE LIFE」を設置したほか、観光プロモーション動画を配信した。
⑥JR新山口駅を活用したPR
JR新山口駅構内(在来線側自由通路及び新幹線柵外コンコース)にあるデジタルサイネージに、本市の観光素材を掲出したほか、観光プロモーション動画を配信した。
⑦テレビを活用した情報発信
TYSテレビ山口の番組を活用した情報発信を行った。「週末ちぐまや家族」(2回放送)では山口県住みます芸人どさけんやアナウンサーのリポートによりきららガラス未来館や竜王山などの地域資源を紹介したほか、「mix」(1回放送)では、花の海でのいちご狩りイベントについて紹介をした。
⑧ラジオを活用した情報発信
FM山口のラジオ番組「山口ゆめ回廊~human relay」に、本市からは7回7名が出演しイベント情報等を紹介した。番組内では、山陽小野田観光協会が認定した名産品をリスナープレゼントとして提供した。
⑨ガイドブックの配布
本市の魅力や住みよさを市内外にPRするためのガイドブック「SO smile」の内容を更新し増刷。市役所等公共施設や山口東京理科大学への設置、県の移住相談員が常駐するやまぐち暮らし支援センター(東京都、大阪府、山口市)等に備え付けたほか、レノファ山口サンクスデーなどで配布した。
⑩ガラス文化の発信(再掲)
観光客数を増加させるフェスティバル、イベント、観光事業の実施
①ハロウィンイベントの開催(スマイルハロウィンさんようおのだ2021)(再掲)
②観光事業
■山口ゆめ回廊博覧会山陽小野田市主体事業の実施
・主会場・エリア事業(ガラスアートフェスin山陽小野田)(再掲)
◎開催期間 令和3年7月16日~12月26日
◎参加者数 165名(スタンプを10個集めた人)
・リーディング事業(創立50年記念「'21 日本のガラス展」巡回展)(再掲)
◎開催期間 前期:令和3年10月10日~11月14日
後期:令和3年11月17日~12月20日
◎入場者数 1,038名
・ゆめ散歩造成事業
「ガラス作品作り&ティータイム」や「竜王山ネイチャーツアー」など、本市の観光資源であるガラス、かるた、竜王山、木戸刈屋道、お寺、書道を活用して6種類の体験イベントを実施し、本市の魅力をPRした。
◎開催期間 令和3年7月17日~12月5日
◎催行回数 16回
◎参加者数 158名
■地域資源活用事業(食イベント)
ソル・ポニエンテでフラダンスやシャボン玉ショー、ソプラノ及びヴァイオリン演奏を楽しみながら、特徴的な場所を舞台とする特別感の高い食イベントを実施した。
◎開催日 令和3年7月31日、12月4日
◎参加者数 85名
■熱気球搭乗体験「そらから魅る超絶景!山陽小野田」の開催
「山陽オートレース場」、「江汐公園」、「小野田運動広場」、「厚狭球場」の4箇所を会場とし、いつもとは違う空からの眺めで本市の魅力をPRした。
◎開催期間 令和3年10月9日~11月7日(計7日間)
◎搭乗者数 191組811名
山陽オートレース場走路内
■産業観光バスツアーの開催
「セメントのまち」などの産業の歴史や文化、「オートレース」や「ゴルフ」などのスポーツの魅力を知ってもらうだけではなく、市内の飲食店やお土産品店を訪れ、市の魅力をPRした。
■山陽小野田観光協会フェイスブック、インスタグラムを活用した情報発信
四季折々のお花の開花情報、花火大会や物産フェアなどのイベント情報のほか、市内飲食店の紹介などを発信し、本市の魅力をPRした。
◎フォロワー数(R4.3.31現在)
・フェイスブック 1,112人
・インスタグラム 1,508人
■山口県住みます芸人「どさけん」さんによるSNS(フェイスブック及びインスタグラム)を活用した情報発信
市内で開催するイベントの告知や飲食店・ふるさと納税返礼品の紹介などを発信し、本市の魅力をPRした。
◎投稿回数 70回
◎投稿内容
①山陽小野田市内の観光地に関するもの 1回
②山陽小野田市内のイベントに関するもの 14回
③山陽小野田市内の飲食店及び食に関するもの 25回
④その他山陽小野田市の観光振興に繋がるもの 30回
■第4回スマイルコースト・ウォークの開催
本市の特徴である長い海岸線や「日本の夕陽百選」に認定されている焼野海岸の夕陽を体感しながら、約30kmを歩くウォーキングイベントを開催した。また、通過地点では、名産品等による食のおもてなしにより市の魅力をPRした。
◎実施日 令和4年3月12日(土)
◎参加者数 145名
◎食のおもてなし
①みちしお:貝汁
②花の海:いちごのシュークリーム
③浜のてんぷら屋:仲ちゃんコロッケ
④厚陽地域交流センター:おにぎり弁当
⑤縄地ヶ鼻公園:豚汁
⑥東沖緑地公園:縁起焼
⑦きらら交流館:パエリア
■やまぐち名産品フェアの開催
「第13回やまぐち名産品フェア」を令和3年1月8日から10日までの3日間、おのだサンパークで開催。山陽小野田名産品に認定されている商品などを一堂に集めて販売した。
◎参加事業者
中村うに商店、ほりうち(株)、加納商店、自然派木工房 木洩木、永山酒造(名)、(有)みつや・トロアメゾン、縁起焼小野田店竹まる、小野田陶芸連盟、(株)花の海、パティスリーグランシャリオ(新規)、餃子の福原(新規) 計12事業者
■PRキャラクター「イケメン又兵衛(来嶋又兵衛)」及び「恋する和泉ちゃん(和泉式部)」のSDキャラクター及びキャラクターシールの制作
観光協会のPRキャラクター「イケメン又兵衛(来嶋又兵衛)」及び「恋する和泉ちゃん(和泉式部)」のSDキャラクターを制作した。また、SDキャラクターシールも制作し、各種イベントで配布し、市のPRを行った。
■STU48のミュージックビデオ撮影
瀬戸内を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」が、8thシングル「花は誰のもの?」におけるミュージックビデオのロケ地として、「きららビーチ焼野」及び「竜王山公園」で撮影が行われた。食のおもてなしとして、本市の名産品等を提供し、メンバーによるSNSでの情報発信により、本市のPRを行った。
移住検討者に役立ち、本市の魅力が伝わる情報発信ツールの作成・活用
移住検討者等に向けた移住定住情報ポータルサイト「SMILE LIFE」を開設し、仕事や住まいの情報や本市への移住者インタビューページなどを掲載し、移住検討者に役立つ情報の発信に努めた。また、移住検討者に配布する移住定住情報リーフットを4,000部作成し、山口宇部空港や新山口駅側のやまぐち暮らし総合支援センター、やまぐち暮らし東京支援センター、やまぐち暮らし大阪支援センター等に設置した。今後は移住フェア等で活用し、移住検討者へ本市の魅力を発信していく。
■インスタグラムキャンペーン「#スマイルさがそう」
令和4年1月1日から、「SMILE LIFE~山陽小野田市移住定住インスタグラム~」を開設して、山陽小野田市の魅力や「住みよさ」をインスタグラムで発信。本市の魅力をさらに発信して、市内外、全国のみなさんに伝わるよう、インスタグラムキャンペーンを実施した。投稿者から市の魅力や笑顔の写真を募集し、抽選で6名に市の名産品等をプレゼントした。
◎応募テーマ:①「山陽小野田市で見つけた笑顔」
②「私のスマイルスポット」(山陽小野田市の魅力ある場所等)
◎募集期間:令和4年2月10日(木)~3月21日(月・祝)
◎投稿数:98件(36アカウント)
当選作品:「別府八幡宮」 当選作品:「きららビーチ焼野」
■プロモーションイベント
福岡市天神の真中に位置する大丸福岡天神店の中心に位置するパサージュ広場で、「山陽小野田市移住定住情報リーフレット」等を配布し、本市の認知度の向上に取り組み、移住定住人口の増加を図った。また、アンケートに回答していただいた方に、市の名産品をプレゼントした。
◎実施日:令和4年3月17日(木)11:00~16:00
◎場所:大丸福岡天神店 エルガーラ・パサージュ広場(福岡市中央区天神1-4-1)
◎アンケート
①内容:(ア)居住地、(イ)山陽小野田市を知っているか、(ウ)山陽小野田市を訪れたことがあるか、(エ)将来移住を考えているか
②回答数:125件
移住者への優遇策の実施
①転入奨励金の交付
山陽小野田市転入促進条例に基づき、転入して新たに住宅を取得した方に対して、転入奨励金を最大5年間交付する。奨励金額は、家屋部分の固定資産税相当額とする(都市計画税部分を除く。)。
〈令和3年度申請数 実績348件〉
②UJIターン推進・支援
UJIターン希望者に対する相談・支援体制を整え、本市へのUJIターンによる転入者を増やす。「山口県央連携都市圏域」や「ぶちええ山口県民会議」と合同で開催する移住交流フェアに出展し、移住希望者に関心を持ってもらえるよう働きかけていく。
〈令和3年度移住相談件数 実績17件〉
〈令和3年度移住フェア出展回数 0回〉
〈令和3年度地域おこし協力隊募集関連啓発回数 実績4回〉
※令和3年度は、令和2年度に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、出展予定であった対面型イベントの移住フェアが延期となった。オンラインについては、「やまぐち暮らし東京支援センター」のFacebookを活用したLIVE配信を2回、やまぐちYY!ターンカレッジ「移住セミナー公開講座」を1回行い、本市の移住支援窓口、担当者の紹介や本市の魅力を発信した。また、企業訪問バスツアーに1回参加した。
サポート寄附金制度の運用
本市では、自主財源確保のため、サポート寄附金(ふるさと納税)を募っている。
平成28年度から更なる自主財源の確保及び地域経済の活性化等を目的として、寄附者に対して返礼品を送付するとともに、納付方法の簡素化(クレジット払い)を行い、寄附者の寄附意欲増進や利便性拡大に努めている。
令和3年度は、返礼品の事業者数及び品目を増やす取組を行い、10事業者、43品目の増となった。
また、新たなポータルサイト「ANAのふるさと納税」への掲載や、寄附者向けイベント「ふるさとチョイス大感謝祭オンライン」に参加するなどでPR露出を高めたほか、返礼品画像の更新、PR動画作成、ポータルサイトへの商品広告や最新情報投稿など返礼品のPR強化や新商品の開発を行った。
〈令和3年度サポート寄附金実績:5,398件、118,637,000円〉
〈令和3年度返礼品実績:58事業者、313品目〉
魅力の発信 目標2 新たな人の流れをつくる・財源の確保(ターゲット:市内外の企業)
積極的な企業誘致活動の展開及び進出企業優遇施策の継続実施
産学官連携による新産業の創出、創業支援
創業、起業の支援
■企業誘致
小野田・楠企業団地への進出に関して、令和3年8月4日に株式会社アルモウルド(本社:宇部市)、令和4年1月26日に株式会社藤井商会(本社:山陽小野田市)が進出を決定し、市役所で進出協定調印式を行った。当団地への企業進出は株式会社藤井商会で11社目となった。
小野田・楠企業団地進出に伴う市と株式会社藤井商会の協定調印式
■創業応援金の交付
「山陽小野田市創業支援等事業計画」に基づく特定創業支援事業を受けた事業者に対し、支援のための助成金を交付する。
〈令和3年度実績:10件〉
■創業支援(個別相談会、支援セミナー等の実施)
「山陽小野田市創業支援等事業計画」に基づき、創業を希望する方への個別相談、会計処理相談などの各種相談会、創業セミナー等を実施。また、創業された方に対しても、フォロー体制を整え、事業経営をブラッシュアップする。商工会議所への委託事業とし、実施事業は市の創業支援等事業計画に基づく「特定創業支援事業」と位置付ける。
〈令和3年度実績:個別相談会 週2~3回開催、支援セミナー2回〉
■起業家支援資金の融資
市内で創業するための運転資金・設備資金が必要な場合に1,000万円を限度として融資する。
〈令和3年度実績:3件〉
その他の取組
■ネーミングライツパートナーの募集(再掲)
山陽小野田市立サッカー交流公園のネーミングライツパートナーを募集したところ、小野田商業開発株式会社から応募があり、契約を締結した。
新しい愛称は「おのサン サッカーパーク」。
本市のファンのまちづくりへの参画を円滑にしていくための仕組み
1 スマイルプランナー制度に関する取組状況
■登録者数(令和4年3月31日現在)
◎個人 229(+21) ◎団体 56(+4)
■令和3年度活動報告書・アンケートのとりまとめ
令和3年度分の活動報告書・アンケートをとりまとめ、市HPに掲載
■登録者の紹介
Facebookや市ホームページにて随時紹介
■制度の周知
◎ラジオ番組でのPR
◎イベント会場でのPR、登録受付
◎Facebookで掲載
■スマイルプランナー同士の交流
◎スペシャル・スマイルプランナーとまちを語ろう(R3.4.6)
【参加者】スペシャル・スマイルプランナー西広ショータ、スマイルプランナー8名、市担当者2名 計11名
◎スマイルプランナー交流会(R4.3.6)
【参加者】スペシャル・スマイルプランナー西広ショータ(Zoomで参加)、
会場10名、Zoom3名、市担当者4名 計18名
■スペシャル・スマイルプランナーによる情報発信
◎ライブ開催時に市のPR
◎YouTubeを活用した市のPR
くぐり岩
ラーメン五代目YUTAKA
ほりうち商店
きららビーチ焼野
みちしお
永山酒造
◎SNSでの情報発信、ハッシュタグをつけての更新
2 スマイルプランナー同士の交流
■つながろう!スマイルプランナー~スマイルプランナー交流会~
様々な分野で活躍している本市のファンであるスマイルプランナーの情報・意見交換することにより相互のモチベーションの向上を図るとともに、それぞれが持つノウハウ、資源、ネットワークを持ち寄り、本市のまちづくりのための新しい価値を創出する機会とする。
推進体制の整備
1 シティセールス推進本部及びシティセールス推進協議会の開催
シティセールス推進指針に基づく諸施策を、全庁を挙げて戦略的かつ効果的に推進するため、市長を本部長とするシティセールス推進本部を1回開催した。また、シティセールスに関する識見を有する市民等から意見を聴取するため、16団体で構成するシティセールス推進協議会を1回開催した。
なお、シティセールス推進協議会については、令和4年3月31日をもって廃止した。
平成30年度に、本市は第二次山陽小野田市総合計画をスタートさせ、その中で「まちの魅力発信向上」を重点施策に掲げ、新たにシティセールス課を設置した。
山陽小野田市シティセールス推進協議会は、市が初めてシティセールスに取り組むに当たり、幅広く市民の方々から意見を聴取すること、あわせて、取組の一部に「地方創生推進交付金」を活用する上で、当協議会で意見を聴取することを要件としていたことから、同じく平成30年度に設置したものである。
当初は、同交付金の最終年度である令和2年度末までの3年間を、当協議会の期限として会議を開催してきたが、令和3年度をもって、シティセールスに関する交付金の活用事業については全てが終了するため、シティセールス推進協議会も令和3年度末に廃止することとした。
今後は、シティセールスの推進についても「地方創生協議会」等で外部からの意見を聴取する。
2 職員への普及啓発(研修会の開催)
シティセールスを効果的に推進するためには、市職員全員がシティセールスマンであるとの自覚を持ち、職務に取り組むことが大切である。
そこで、シティセールスの意識を高め、本市の取組を共有するとともに、職員の情報発信に能力を高めるため、研修会を開催した。
◎対象:入庁7~9年目の若手中堅職員
◎内容:下記の4つのテーマで実施した。
(1) シティセールスとは
(2) シティセールの取組
(3) 観光分野における情報発信
(4) 市職員の情報発信
3 シティセールス推進指針の改定(三次改定)
令和4年3月31日をもって「山陽小野田市シティセールス推進協議会」を廃止したことに伴い、指針内の表記を削除した。
取組の成果・効果
1 取組の評価指標
指標名 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 達成度 (前年度比) |
---|---|---|---|---|---|
市公式アカウント(HP、SNS)閲覧数 | 999,159件 | 1,173,979件 | 1,799,406件 | 2,193,206件 | 122% |
継続居住意向の割合 | - | - | - | 72.4% | - |
他者推奨意向の割合 | - | - | - | 33.1% | - |
観光客数 | 1,072,438人 | 1,160,215人 | 739,034人 | 816,325人 | 110% |
移住相談件数 | 22件 | 16件 | 20件 | 17件 | 85% |
サポート寄附金額 | 36,217,000円 | 89,629,000円 | 164,686,200円 | 118,637,000円 | 72% |
企業誘致数 | 2件 | 1件 | 1件 | 2件 | 200% |
企業誘致による雇用者の増加数 | - | - | - | 10人 | - |
創業・起業数 | 26件 | 18件 | 18件 | 19件 | 106% |
スマイルプランナー登録数(個人) | 60名 | 160名 | 208名 | 229名 | 21増 |
スマイルプランナー登録数(団体) | 22団体 | 51団体 | 52団体 | 56団体 | 4増 |
2 成果・効果
平成30年度(2018年度)からスタートした本市のシティセールスの取組を更に発展させるため、引き続き、ロゴマークとイメージカラー「オレンジ」を積極的に活用した。令和3年度(2021年度)は、前年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により、対面型のイベントについてはコロナ禍以前のようには実施されなかった。ウィズコロナにおける取組が進み、移住フェア等の県外など遠方の方を対象とする企画は、オンラインでの実施を活用した。ただし、観光事業など対面でのイベントについては、感染状況の動向を注視し、コロナ対策を徹底した上で、可能な範囲で実施した。山口ゆめ回廊博覧会や熱気球搭乗体験などの開催は、本市への観光客の増加、観光施設への周遊促進となった。なお、スマイルプランナー交流会は、対面とオンラインの併用で実施し、参加者の参加方法を選択可能とした。観光客数は、前年度比110%増とコロナ禍以前とはいかないが、持ち直すことができた。
情報発信については、令和3年1月から公式ツイッターを開設したこともあり、SNSNの閲覧数が増加し、市公式アカウント(HP、SNS)閲覧数は昨年度を上回ることができた。
また、企業誘致数は3年ぶりの2件と前年度比200%となっており、地域経済の活性化、雇用の創出につながっている。これらの指標から、市内外の人や企業から本市への関心が徐々に高まってきていると評価される。
3 課題及び対応策
市公式アカウント(HP、SNS)の閲覧数など昨年度を上回った指標がある一方で、移住相談件数、サポート寄附額(ふるさと納税)についての指標は昨年度を下回っている。
移住相談件数の減少については、ホームページやSNSを見てくれた方やオンラインイベントに参加してくれた方へ、本市の魅力が十分に伝わっていないと考えられる。本市の魅力である「住みよさ」については、インパクトが大きいものではないため、PRの手法は簡単ではない。そのため、シティセールスに対する職員の意識醸成や広報活動におけるスキルの上達を図り、本市の魅力が市内外の方々にきちんと「伝わる」よう、これからは近年のトレンドであるデジタルを活用した情報発信の手法を展開していく必要がある。
サポート寄附額の減少は、本市売れ筋返礼品であるおせちについて、他自治体の参入による市場の取り合いとなったことが大きな原因である。商品画像の作りこみや商品広告によるPR強化を行うとともに、おせちだけに頼らず、新たな売れ筋返礼品の開発に取り組むことが重要である。
今後も引き続き、シティセールスについての職員研修を実施することで、職員一人ひとりにシティセールスの意識をもってもらい、個々の業務における広報活動の重要性を認識し、実践してもらう。これにより、本市の認知度を更に向上させ、人々の共感を得られるようなプロモーション活動を積極的に行い、交流人口、移住定住者の増加を図ることができるよう、引き続き全庁体制でシティセールスに取り組んでいく。