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パブリックコメント(自治基本条例)
「 山陽小野田市自治基本条例(案) 」のパブリックコメント結果をお知らせします
市民意見公募(パブリックコメント)の実施結果について
件名
山陽小野田市自治基本条例(案)
意見募集期間
平成22年12月1日(水曜日)~平成22年12月28日(火曜日)
意見の件数
11件
市に寄せられた意見と市の考え方
お寄せいただいた意見(概要) | 本市の考え方(対応) | |
1 | 自治基本条例の必要はない。第4条では、「市政運営の最高規範」とあるが、地方公共団体の組織及び運営に関する地方自治法がある。条例案はスローガンと思われるものが多い。 | これまで、まちづくりの仕組みやルールの基本事項について、その全体像を定める条例がありませんでした。この条例が制定されることにより、市民、議会、行政が共通の認識を持ってまちづくりに取組むことが出来ると考えます。 |
2 | 第11条に市民の権利と参加する権利を保障するため、市民の意見や要望を聞く機会の場を設ける条項が必要である。また、市長の責務として、協働のまちづくりに積極的に努めることを挿入すべきである。 | 市民の意見、要望等を聞く場を設けることについては、第21条に規定しています。また、協働のまちづくりの推進については、市長のみではなく、市全体のことであるため第23条、第26条、第27条、第29条で規定しました。 |
3 | 第3条「市民」の定義の幅が広すぎる。住民投票は市内に在住し、日本国籍を持つ者としなければ、外国人地方参政権付与法案がまかり通ることになる。これは憲法違反であり問題がある。 | 自治に関するさまざまな活動には、地方自治法上の住民の他に市内の企業や学校、そこに通勤、通学する人たち、また、市民活動団体、そこで活動する人たちの協力も不可欠と考え、住民に限らず幅広く市民を定義しました。 |
4 | 人権の尊重が規定されているが、「人権」は法務省の見解でも明確に定義されていない。人権という美名のもとに人の人権、言論、表現の自由が侵害される事態になるのではないか。 | 「市民が主役のまちづくり」の実現のため、条例の基本理念を、人権尊重、市政情報の共有、市政への市民参画、そして、それらを通しての「協働のまちづくり」と定義しています。特に人権尊重を挙げたのは、協働のまちづくりにあたっては、 参加者相互の人権が尊重されるべきことが前提であることに配慮したことによるものです。 青少年及び子どもの権利は、20歳以上の大人を主体として動いているまちづくりのなかにあって、あえて、青少年及び子どもたちがまちづくりに参加できるよう配慮して、そのため、彼らの人権が保障される必要があることから条文化しました。将来を担う青少年の年齢に応じたまちづくりへの参加促進につなげようとするものです。 自治基本条例は、市民自治の基本理念を明らかにし、市政運営の基本的事項を定めることにより市民が主役のまちづくりの実現を図ることを目的としており、自治体の運営に関して、その理念、原則、制度を定めるものであるため、市民の定義を広義に考えています。 |
5 | 市の定義について | 本条例案の基本理念として、「市政」は、第3条第3号において、市は市民の参画のもと市政をおこなうこととしています。また同条第4号において、市民、市及び議会は協働してまちづくりに取り組むこととしています。従いまして、「市」の定義については、市政運営する母体として「市長その他の執行機関」としています。 |
6 | 「公共的市民団体」の位置づけについて | ご意見のとおり市内で活動を行う団体は多数あります。その中にあって、「公共的」市民団体に限らず、NPO法人やボランティア団体など、地域的課題解決に取り組む団体も想定し、まちづくりに関わる団体を「市民」としています。 |
7 | 審議会等委員の公募について(第28条) | 第28条の規定は、市政に市民の多様な意見を反映させるため審議会の委員の選定にあたって留意するよう規定したものであり、そのひとつの例として市民からの公募を規定しています。委員の選定にあたっては、条例の趣旨に留意して行ってまいります。 |
8 | 地域コミュニティについて | コミュニティ活動には、地域を基盤とし自発的に組織される自治会等の団体である「地域コミュニティ組織」や、地域や市民生活における課題について共通の目的又は関心を持つ人が自発的に活動を行う団体である「テーマコミュニティ組織」があります。条例案では「地域コミュニティ」と総称していましたが、地域や市民生活における課題に対応するためにコミュニティ活動は重要であると考え、表記を「コミュニティ組織」と改め、さまざまなコミュニティ組織の活動を推進していきたいと考えます。 |
9 | 危機管理対策について(第32条) | 第32条では、緊急時の危機管理を担う体制については、行政だけでは対応が困難であり、市民の自助・共助の力をはじめ、コミュニティ組織との連携・協力が重要であるとの考えに基づいています。従いまして、コミュニティ組織の自主性や自発性を尊重する中で、共助の観点から地域コミュニティにおいても関係団体や市との連携を求めています。 |
10 | 市職員の育成及び資質の向上について(第13条) | ご意見のとおり、市長は市行政を統括し代表するものであり、また、事務を管理し及びこれを執行するものであることが地方自治法に定められています。しかし、職員の任命権はそれぞれの行政機関の長が持っています。したがって職員の育成及び資質の向上は、それぞれの任命権者の責務です。これを踏まえ「職員の育成及び資質の向上」については、市全体にかかわることであるため、「市長」ではなく「市」と規定しました。 |
11 | 他の各条項について | 第11条「市長の責務」は公人として強く要求される責務を記述し、その他では、市政運営の代表として課せられた機関としての責務を明確にするため「市」として表示し、「市長その他の執行機関」の責務に包括しました。 |
自治基本条例とは?
市民・議会・市役所が一緒になって知恵を出し合い、創意工夫しながらまちづくりを進めるための「基本的なルール」です。