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木造阿弥陀如来坐像

木造阿弥陀如来坐像

像高143.0cm、檜材の寄木造り。彫眼。印相は上品下生印になっており、衣は偏袒で右肩を出している。彩色はほとんど剥落しているが、所々にわずかに残る痕跡から、肉髻部は白土下地に群青彩色、肉身部は白土下地に黒漆、金箔押しが施されていたものであろう。
制作時期は、平安時代末期と推定される。保存状態も良好であり、木組みの方法がよくわかる。現在、千手観音と聖観音の脇侍の形をとる。