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山陽小野田市長コラム(2022年7月1日)

市長の独り言 Vol.62

 6月11日、新嘗祭(しんじょうさい、にいなめさい) 献穀米「お田植式」に参加しました。11月23日、今上天皇陛下により執り行われる新嘗祭のお供物である新穀(お米)の献上が目的で、奉耕者となられた市内郡の花本敏夫さんと一緒に「お田植え」をさせていただきました。県内11か所ある統括本部の中で、周防大島を除く10か所で持ち回りで開催され、この度は山口県農業協同組合宇部統括本部がご担当となり、本市をご指定いただきました。貴重な機会を頂戴しました金子代表理事組合長、小田本部長はじめ関係皆さまに厚くお礼申し上げます。吉部田八幡宮の白石宮司に斎主をお勤めいただき、立派なお田植式が挙行できました。

 新嘗祭とは稲の収穫を祝い翌年の五穀豊穣を祈願する収穫祭で、今から1300年以上前、飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まったと伝えられ、万葉集の和歌でも扱われています。現在でも毎年11月23日に宮中で執り行われる宮中祭祀のひとつで、天皇陛下が収穫された新穀を天照大御神はじめ神々に供え、初穂をお召し上がりになります。

 日本の長い歴史と伝統を受け継ぐ大切な儀式を本市で約40年ぶりに行えることは、大変名誉なことです。改めて、関係皆さまの格別のご高配に感謝申し上げます。

 五穀豊穣を祈り安寧を願う、日本古来の伝統と風習は時代が変わろうとも我々の心に生きています。コロナで日常が奪われ、物価高に見舞われている昨今ですが、日本人としてのアイデンティティを大切にして、厳しい環境変化を克服できるよう、努力を重ねていきたいと思います。

 6月14日、西部石油山口製油所の精製機能停止の発表には大変驚きました。1969年の操業以来、本市の経済を力強く牽引していただていることに感謝の言葉しかありません。今後、カーボンニュートラルの大きな流れに沿った新事業の展開を期待するとともに、親会社となられた出光興産との連携を密にして地域経済の発展につながる諸施策を検討してまいります。 

 

 

 

 

 

藤田市長

 

令和4年7月1日

山陽小野田市長
藤田 剛二