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山陽小野田市長コラム(2021年12月1日)

市長の独り言 Vol.55 

 

 2021年は新型コロナウィルスの感染拡大により多大な影響を受けた1年となりました。ワクチン接種の効果と日本国民のコロナ対策への協力により、現在はある程度収まっていますが、12歳未満を含めたワクチン未接種の方の感染リスクや、新たな変異株による第6波の懸念等、まだまだWITHコロナの対応が求められています。

 2021年のトピックスは「2020東京オリンピック・パラリンピック」や「大谷翔平」選手の活躍など、スポーツ界で明るい話題が多い年でした。パラサイクリング杉浦選手の2冠達成には大きな感動を与えていただきましたし、我らが「レノファ山口」もJ2残留が決まり、来期シーズンに大きな期待がかかっています。特に若い人たちのグローバルな活躍は日本人として大きな誇りであり、勇気や元気の源になります。

 2021年、私が最も記憶に残った言葉を紹介します。国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長が、パラリンピックの価値として、従来の「勇気」「強い意志」「公平」「インスピレーション」に加えて、5つ目の新たな価値にしたいと語った、逆境から粘り強く立ち直る力を意味する「レジリエンス」という言葉です。
弾力や復元力、回復力とも訳され、特に東日本大震災後、多くを失いながらも復興に立ち上がる人々の姿に、人間が持つ力の一つとして注目された言葉であり、2020年に打ち上げられた米国の民間宇宙船「クルードラゴン」の機体が、新型コロナウイルスで苦しむ世界が元に戻るための力になりたいとの思いを込めて、「レジリエンス」と名づけられたことでも話題となっています。
 正にWITHコロナから立ち直る力が必要とされている現在の我々に最も必要な要素であると考えています。2022年はまだWITHコロナの生活が続くと予想されますが、レジリエンスの尺度とされる多様性の追求や感情調整、そして肯定的な未来志向を高めながら、市民の皆さんと一緒に進める「協創によるまちづくり」を更に進化させていきたいと思います。

 寒さが一段と厳しくなってまいります。健康にご留意のうえ、良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

藤田市長

 

令和三年十二月一日

山陽小野田市長
藤田 剛二