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山陽小野田市長コラム（2020年9月1日）
市長の独り言 Vol.40
９月は敬老月間になりますが、今年は感染拡大防止の観点から、例年実施してきた敬老月間啓発事業（敬老会式典、お祝いセールやお祝いカードの進呈、100歳長寿者への表敬訪問など）が中止となっています。大変、残念ではありますが、まだ新型コロナウィルスに対して十分な対応ができない状況では、高齢者への感染予防を優先せざるを得ないことをご理解いただきたいと思いますが、この場をお借りして、長年に亘って社会の発展に貢献された皆様に対して、広く市民と共に感謝の意を表し、そのご長寿をお祝いさせていただきます。
さて、依然として新型コロナウィルス感染者数が増え続けています。本市でも盆明けから４０例を超える感染者が確認されるなど、一部地域における県内初のクラスター（感染者集団）が認められ、さらにその濃厚接触や家庭内感染で拡大している状況にあります。県の協力も得ながら、まずはこの感染拡大を抑えることが最優先であり、収束に向けて全庁体制で取り組みます。り患された方々の一日も早いご回復をお祈りすると同時に、プライバシーにも十分配慮し、決して誹謗中傷のないよう、市民の皆さんの冷静な行動をお願いいたします。
なお、今月の中・下旬より、コロナ対策の一環として市民の皆さんの生活支援策と地域経済支援策を兼ねた「スマイルチケット」を配布します。対象は８月１日現在で住民票を置く全ての市民と山口東京理科大学の学生さんです。取扱店として登録している市内店舗（471店）のうち指定店舗のみで使える「専用券（2500円分）」と、全店舗で使用できる「共通券（2500円分）」の合計「5000円分」です。有効期限は来年の２月末までとなりますが、この機に市内の店舗で有効にご活用頂ければ幸いです。また、コロナ禍の中、感染防止意識の啓発と安心・安全な利用環境の周知を図るため、十分な感染症対策を実施のうえ営業される店舗に対して、ステッカーを配布する取組も実施予定です。市民の皆さんの大切な命と生活、そして地域経済をしっかり守るため、今できることをみんなで考えながら、精一杯取り組んでまいります。
９月とは言え、まだ暑い日もございます。熱中症にも気をつけながら、一定の距離が取れる際はマスクをはずすなど賢明な取組みをお願いしたいと思いますが、時折、人が多く集まる場所でマスクをつけていない人も見かけます。くれぐれもお体にお気をつけていただき、自身とまわりの方々のため、コロナ対策にも十分なご配慮をお願いいたします。
令和二年九月一日
山陽小野田市長
藤田 剛二
