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山陽小野田市長コラム(2020年8月3日)

市長の独り言 Vol.39

 今年の7月は、梅雨前線の停滞と活発化、線状降水帯による集中豪雨により、熊本県を中心に九州や中部地方など全国各地で被害が発生し、多くの人命が失われました。ご冥福をお祈りすると共に、一日も早い復旧・復興を願っていますが、今年はコロナの影響もあってボランティアによる支援も制限され、今も生活再建が遅々として進まない状況にあるとのことです。本市でも県道の一部陥没(山陽消防署付近)による通行止めや市内数か所での土砂崩れが起こっており、これから台風シーズンにかけて更なる警戒が必要です。まずは一人ひとりが我が家のハザード状況を確認し、有事の際には「命を守る」ための迅速な対応(避難行動を含めて)をお願いします。

 さて、第8回現代ガラス展の審査が終わりました。7月には一般公開もしましたので、ご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、今回も力作揃いでご応募いただいたガラス作家の皆様に心から感謝申し上げますと共に、今後更なるご活躍をお祈りいたします。本市の現代ガラス展の特徴は、全国3大ガラス展(富山、金沢)であること、そして若手のガラス作家を対象にしていることです。若い人たちの活力あふれるパワーは、我々に未来への希望を与えてくれます。そのひたむきに頑張っている姿は、何にも代えがたい喜びでもありますが、今年は全ての分野の活動がある一定の制限を受けており、特に若い人たちにとっては辛い日々が続いているものと思います。それは受験然りで、昨年からの大学入試改革の議論に引き続いてコロナ禍での実施ということもあって、混乱も多いかもしれませんが、どうぞ受験生の皆さん、特に高校3年生の皆さんには頑張ってもらいたいと思います。

 高校3年生といえば、今一番注目されているのが、渡辺棋聖に勝ち、最年少タイトル獲得記録を樹立した藤井聡太7段ではないでしょうか。AIの活用で才能を伸ばした新時代を象徴する人材とも言われ、数々の最年少記録を塗り替え、将棋の歴史を変えようとしています。素晴らしい才能であり、多くの若い人たちに良い刺激を与えていると思います。卓球やサッカーといった分野でも10代の活躍は目覚ましく、その成長過程やキャリア形成においても新たなチャレンジが多く見受けられます。
 少子高齢化が進む日本の中で、将来を担うのは今も昔も若者たちです。新しいアイデアや革新的なイノベーションの発案の多くが若者によってなされることは疑いようのない事実です。若者が活躍できる機会やチャンスが豊富にあると感じられる社会づくりが求められています。これからの未来を創る若い人たちに、心からエールを送ります。

 7月28日、山陽小野田市商工センターの建替えについて、「LABV」(2020.4.1 vol.35で紹介)という新しい官民連携手法を活用して事業を進めていく内容の記者会見を行いました。小野田商工会議所の藤田会頭、山口フィナンシャルグループの椋梨社長と私の3人による会見でしたが、本市の新たなまちづくりの起爆剤となる、日本でも最先端のプロジェクトの成功に向け、関係者の皆さまと鋭意努力してまいります。

 また、本来ならこの7月には「スマイルエイジング強化月間制定の宣言セレモニー」を開催する予定でしたが、コロナの影響で開催を断念しました。市民の皆さんには8月1日の市広報でご案内しておりますが、今年から11月を「スマイルエイジング強化月間」とし、健康に関連する様々なイベントを開催していく予定です。皆さんと一緒に行動して、笑顔で年を重ねることができる社会を創りたいと考えます。

 afterコロナ、withコロナの時代には、新たな発想と勇気ある行動が求められます。市民、企業、団体の皆さんと一緒に協創によるまちづくりを着実に推進してまいります。

 

 

藤田市長

 

令和二年八月三日

山陽小野田市長
藤田 剛二