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山陽小野田市長コラム(2020年1月6日)

市長の独り言 Vol.32

 あけましておめでとうございます。みなさまにおかれましては、希望に満ちた新春を、新たな気持ちで迎えられたことと思います。

 今年はいよいよ東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。世界の若者たちが日頃の鍛錬の成果を十二分に発揮する姿は人々を魅了し、勇気と感動を与えてくれます。本市の山陽オートレース場をキャンプ地として練習を重ね、事前合宿されるパラサイクリング日本ナショナルチームの選手のみなさんも、これまでの厳しい練習の成果を存分に発揮されることを期待し、全力で応援していきます。

 さて、市長に就任してからこれまで本市が持つ多彩な地域資源を市内外に伝えていくためのシティセールスやシビックプライドの醸成に向けたスマイルプランナー制度等、“協創”の理念のもとで様々な取り組みに着手してきました。本市の子育て支援の拠点施設であるスマイルキッズでの自主運営による企画イベントはその好事例として大変うれしく思います。

 今年は与えられた任期の最終年ということで、前期基本計画の集大成に向けて取り組みをさらに進める年と位置づけています。市民のみなさまが笑顔で年を重ねることができるまちを目指すスマイルエイジングの取り組みのように、これまでまいてきた種の成長を促していくものもあれば、想定外という言葉が当たり前になりつつある災害に備えるための防災・減災対策、地域づくりに向けたコミュニティ形成、県立おのだサッカー交流公園の市への移管やLABV(官民協働開発事業体)を活用した商工センターの再整備など、新たな種をまくことが必要な取り組みもあります。

 近年、便利さや効率性の追求が進む中にあって、AI化や情報社会のさらなる進展は、5年後10年後の社会の仕組みを大きく変え、今からは全く予想できないことが起こりうるかもしれません。また、人口減少や超高齢社会の到来だけでなく、オリンピック後の経済成長の失速とともに「終わりのはじまり」が懸念される世上ではありますが、私は今こそ地方が特色を活かした地域運営を中心に自立する時代と捉えています。「終わりのはじまり」ではなく「始まりのはじまり」の時代を迎えることができるよう、 まちづくりの根幹であり基本となる部分を、今の段階でしっかりと固めておきたいと思っています。

 では、そのまちづくりの根幹をどこにおくか。それは、デジタル社会の今だからこそ大切にしなければならない「人と人のつながり」であり「結びつき」だと私は考えます。昨年から市民相互、産学公民など「つながり」の仕組みを“協創”という言葉でお伝えしているところですが、令和2年度は“協創”の成果としての「つながりの融合」にこだわって取り組みを進めていきたい、と年頭に決意しているところです。

 今年も一人でも多くのみなさんとの出会いを楽しみに、そしてチームを大切にしながら、市民のみなさまにスマイルシティ山陽小野田を実感していただけるよう、職員とともに市役所一丸となって邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

藤田市長

 

令和二年一月六日

山陽小野田市長
藤田 剛二