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山陽小野田市長コラム(2019年7月1日)

市長の独り言 Vol.26

  

  6月18日、高千帆小学校にて学校エアコン運転開始式を行いました。昨年の猛暑を受け、国も補正予算を計上、本市も昨年の10月から市内の全小・中学校、松原分校、埴生幼稚園の180普通教室をはじめ、44特別支援教室、25特別教室(音楽室・図書室)、3保育室、1給食室、1事務室の計254室にエアコンを設置する事業に取り組みました。山陽小野田市議会をはじめ、学校現場、受注された共同企業体等、関係各位の格別のご協力とご努力により、予定より2週間早く稼働することができました。これもひとえに、本市の大切な子供たちに安心、安全な教育環境を提供したいという関係者の熱い思いが結集したものと、心から感謝申し上げます。

  開始式の際に、児童生徒を代表して2人の小学6年生が「涼しい教室で勉強できて嬉しい」と感想を述べていましたが、その言葉に多くの皆さんが微笑んでおられたのが印象的でした。大切な市民であり、まちの未来である子供たちの笑顔があふれるまち、これもまた「スマイルシティ山陽小野田」の目指すところです。

  さて、梅雨入りが大幅に遅れた今年ですが、異常気象は世界各地で毎年のようにおこり、日本では特に地震・津波・高潮や集中豪雨に対する備えが必要な状況です。ハード面の対策は国や県との連携で少しでも早く整備できるよう最善を尽くしてまいりますが、最近は過去の規模や予測を大きく上回る災害が起きており、もはや想定外という言葉は通用せず、すべてのことを想定した対策が問われています。このような状況において、最優先事項である「いのちを守る」という点においては、ハード面と共にソフト面での充実もまた必要不可欠と言えます。大きな災害が起こらないことを願うばかりですが、仮に起きたとしても関係各位と協力して、市民の皆さんの貴重な生命と財産を守ることに全力を尽くします。皆さんも常日頃からの備えをしっかりとしていただき、万が一のときの迅速な行動をお願いします。

  また、こうした防災対策と同様に、近年は防犯や地域包括ケアシステムにおいても「自助」「互助」「共助」「公助」がうたわれ、特に「互助」と「共助」の重要性が強調されています。自治会の関係者や民生児童委員・消防団をはじめとする皆様方の日頃からの献身的な活動にはいつも頭が下がりますが、ボランティアや住民組織の活動等を通して、すべての市民の皆さんが自分達の地域は地域のみんなで守るという意識を高めながら、主体者として地域コミュニティの一員であってほしいと思います。例えば通学時の見守り隊や、登下校時に合わせた散歩などは大変効果があるようですが、まずはお互いが挨拶などで声をかけ合うことの大切さを感じています。小さな子供からお年寄りまで向こう三軒両隣が繋がり、地域コミュニティを大切にする地域は、真に住み良い場所と言えるのでないでしょうか。すべての世代の人たちが手を取り合って笑顔があふれるまち、これこそが究極の「スマイルシティ山陽小野田」の姿です。できることから始めてみませんか。そして、一緒に住み良いまちにしていきましょう。

 夏が近づいてきました。暑さ対策を一人ひとりがしっかりとしながら、皆さんにとって、今年の夏が、楽しいひとときとなることをお祈りしています。

 

 

  

 

 

 

 

藤田市長

 

令和元年七月一日

山陽小野田市長
藤田 剛二