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山陽小野田市長コラム(2019年12月2日)

市長の独り言 Vol.31

 

 今年もいよいよ残すところ、あと1ヶ月になりました。市民の皆さんにとりまして、今年はどんな1年だったでしょうか?

 今年は、元号が平成から令和に替わる歴史的な年となりました。社会の仕組みから日本人としての生き方まで大きく変化するであろう、これからの20年後を見据えた考え方や行動が大切になると予測されます。地方自治体の在り方もそのひとつであり、将来的にも存在感のある持続可能な自治体としてあり続けるため、また市民の皆さんが安心して暮らせるためにも、行政は激動する環境変化にすばやく対応していくことがより重要になってきています。

 また今年は、自然災害の脅威に対しても、改めて認識した1年でした。今夏の台風による東北・関東を中心とした被害のみならず、近年は全国各地で自然災害が多発しており、さらなる国土強靭化とあわせ、防災・減災・縮災につながるハードソフト両面にわたる安心安全なまちづくり、災害に強いまちづくりを、市民の皆さんや関係機関・団体とも協力して進めていく必要があります。これらは、市民一人ひとりが平時からしっかり危機意識を持つ中ではじめて実現するものですので、出前講座等も含め、そのお問合せや支援については遠慮なくお申し出いただければと思います。

 

 令和元年 山陽小野田市10大ニュースがまもなく発表されます。いくつかその話題も含めて、今年一年間を振り返ってみたいと思いますが、私が今年一番嬉しかった出来事は、6月18日に高千帆小学校で行った「学校エアコン運転開始式」です。教育委員会と市長部局、そして市議会が一体となって事業を推進し、災害レベルとされる近年の猛暑から未来を担う子ども達を守る環境整備を、民間企業の皆様のご協力のもと、早期に完了することができました。市長就任以来、いいチームを創ること、協創によるまちづくりを目指しているわけですが、この取組み自体がその一つの成果としてできたことに大変感謝しております。

 また、人生100年時代といわれる昨今、笑顔で年を重ねることができるまちづくりを目指した「スマイルエイジング」や、協創の重要な担い手である皆さんに、主体的に関わってもらいながら、思いや情報を共有し連携するための仕組みとなる「スマイルプランナー」制度を新たにスタートしました。いずれも幅広い市民・企業・団体の皆さんと力をあわせて推進し、はじめて結果につながるものですので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

 そのほか、本市では「子育ていいね!~産んで安心 育てて安心~」のキャッチコピーのもと、子育て支援を妊娠期から出産後の子どもの成長過程に沿った一環した流れの中で捉え、相互に十分な連携の上で展開しているわけですが、その基幹施設の一つである「スマイルキッズ」において、市内在住のママさん達が主体的に企画運営する「べビスマ・フェスタ」開催も大好評です。

 第二次総合計画の2年目となる今年は、様々な取組みが確実に進みつつあります。これからも福祉、健康、市民生活、環境、防災、都市基盤、教育、文化、スポーツといった各分野で、本市の特性を活かしたまちづくりを推進し、「スマイルシティ山陽小野田」を皆さんと共に創っていきたいと考えます。

 

 今年は、ラグビーワールドカップでも大いに盛り上がりました。来年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、本市として、山陽オートレース場をキャンプ地として練習を重ねているパラサイクリング日本ナショナルチームを、市民の皆さんと一緒に応援したいと思います。是非とも熱いご声援と温かいご支援ご協力をお願いいたします。

 

 

 

 

藤田市長

 

令和元年十二月二日

山陽小野田市長
藤田 剛二