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山陽小野田市長コラム(2018年8月1日)

市長の独り言 Vol.15

 

 

 先週末に本市を通過した台風12号は、極めて異例なコースをとり、他の地域で被害をもたらしました。気象状況の変化もあって、今後はこうした予想が難しいことが増えてくるかもしれません。

 市が発表する避難情報として、災害が発生する可能性が高まったときは「避難準備・高齢者等避難開始」、災害が発生する可能性が明らかに高まったときは「避難勧告」、災害の発生する可能性が非常に高まったとき、または発生したときは「避難指示(緊急)」があり、浸水害や土砂災害の危険性等を予測しながら、早めの情報提供を行うこととしています。今回の台風に関しては、これまでの降雨状況や潮位、時間ごとの風雨予測等も見ながら、特に避難勧告・指示は出さず早めの注意喚起を行い、自主避難の受入れ体制(13か所)を準備しました(最終的には11名の方が自主避難して来られました)。

 場合によってはご自宅が一番安全なこともありますし、避難所への移動も、強風下や夜間は危険を伴います。市としても早めの情報提供に努めますので、適切な避難行動をとっていただきますよう、お願いします。

 

 さて、7月18日から8月24日までの間、地区自治会協議会、ふるさとづくり協議会、社会福祉協議会の3者主催による「市政フォーラム」を、市内11か所で実施していただいております。各地区で多くの市民の皆さんにお集まりいただき、第二次総合計画とシティセールスについての説明や意見交換など、私自身の言葉で直接お伝えしています。市長就任以来、こういう機会は初めてですので、私にとりましても大変貴重な機会となっています。約90分ですが、しっかり市民の皆さんのお声に耳を傾け、いただいたご意見は今後の市政にも反映していきたいと考えています。改めまして、企画運営をしていただいた関係者の皆様に心から感謝申し上げますとともに、日程は既に各自治会で班回覧されているとのこと、ご都合にあわせて、ぜひご参加いただければ、と思います。

 

 その第二次総合計画の中でも、「文化の振興」は重点プロジェクトの一つとして挙げています。現在開催中の「第7回現代ガラス展」と併せて、「かるた文化」をより身近に感じていただく中で、交流を促進し、まちのにぎわいの創出につなげていきたいと思っていますが、ところで皆さんは、山陽小野田市から「かるたクイーン」が2人誕生していることをご存知でしょうか?お二人とも、竜王中学校の小林廣通先生のご指導で始められ、今村美智子クイーンは4期連続(1972~1975)、久保久美子・初代永世クイーンは8期連続(1977~1984)でクイーンになられました。お二人には、若手のかるた競技者に温かいご指導をいただき、文化振興とあわせて、次世代の人材育成にも多大なるご尽力をいただいております。

 そうした中で、去る7月28日に、第40回全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会に出場した小野田高校を応援するため、土井校長、青池顧問、久保永世クイーン、松永県かるた協会会長と滋賀県の近江神宮に行ってきました。映画「ちはやふる」の世界とは少し色合いは違いましたが、真剣勝負の緊迫感は映画以上でした。団体戦の結果は、残念ながら1回戦で強豪熊本県立鹿本高等学校に負けてしまいましたが、選手の皆さんは持てる力を全て出し切り、素晴らしい活躍だったと思いますし、「競技かるた」というものを通して、人間としても大きく成長されたのではないでしょうか。翌日の個人戦には県内5校19人が出場し、小野田高校2年生の伊藤綾那さんが見事B級でベスト8(4位入賞)、慶進高校2年生の時吉知春さん(市内在住)がC級で同じくベスト8(4位入賞)を果たされました。「かるたの山陽小野田」復活を目指して、皆さんが努力されている姿に感動しました。心から応援したいと思います。 

 

 最後に、レノファ山口の山陽小野田市ご当地選手である、池上丈二選手の背番号が15番から10番に変わりました。ゲームメーカーが付ける番号と言われている10番です。J1を目指して今、踏ん張り時のレノファ山口を、池上選手の活躍で勝利に導いてもらいたいと期待しています。

 

 今年も猛暑を通り越して、「危険な暑さ」が続いています。この暑さ自体が「災害」であるという意見もあります。「自分は大丈夫」といった過信は決してせずに、熱中症には十分な対応をお願いします。 

 

 

藤田市長

 

平成30年8月1日

山陽小野田市長
藤田 剛二