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山陽小野田市長コラム(2018年5月1日)

市長の独り言 Vol.11

 先月、2つ嬉しいことがありましたので、市民の皆さんにご報告いたします。

 まず4月10日、待望の山口東京理科大学薬学部が開学しました。この日は、河村衆議院議員や村岡山口県知事をはじめとする多くのご来賓のご臨席のもと、不二輸送機ホールで薬学部開学式を挙行させていただきました。
 ふり返れば、昭和62年(1987年)に東京理科大学山口短期大学でスタートした同校は、平成7年(1995年)に4年制大学として山口東京理科大学へ改組、さらに平成28年(2016年)には公立大学法人への移行を果たし、山陽小野田市立の大学となりました。そして短期大学から31年目となる今年、本市並びに山口県にとっても長年の夢であった薬学部が開設されたわけですが、その道のりは決して平たんなものではありませんでした。今があるのは、ひとえに多くの関係者の皆様のご尽力の賜物であり、特に公立化と薬学部設置を強力に推進していただきました白井前山陽小野田市長と塚本元東京理科大学理事長には心から感謝を申し上げます。

 新設された薬学部には、北は北海道から南は沖縄県まで、29の都道府県から女性70名を含む120名の皆さんにご入学いただきました。また工学部の学生の皆さんも、同じく全国29都道府県からお集まりいただき、入学者212名のうち、女性が34名となっており、2学部を合わせた332名の学生さんが全国36の都道府県からここ山陽小野田市へお越しいただきましたことは本当に嬉しい限りで、市長として心からご歓迎申し上げたいと思います。併せまして、薬学部の教員陣として、今年度はまず教授13人、准教授4人、講師9人、助教3人の計29人をお迎えし、充実した教育環境を整備していただいております。3年目の2020年には54人体制となり、工学部の先生方と合わせて、本市の知的財産の集積地「知の拠点」として大学が大きな価値を持つこととなります。
 産学(官)連携を通しての新産業の創出や企業の課題解決、人材の確保の面においても大いに期待が高まるだけでなく、産学公民連携としてのまちの課題解決、さらにはこれからのまちづくりそのものに対しても大学生や先生方のお力をお借りして一緒に「協創」できることを楽しみにしています。

 次に4月17日、一般社団法人日本パラサイクリング連盟と山陽小野田市は、東京2020パラリンピック競技大会に関するナショナルチームの事前キャンプの実施について協定を締結いたしました。山口県内の市町で、東京パラリンピックのキャンプ地に決まるのは初めてであり、大変名誉なことと感謝しております。
 障がい者の自転車競技であるパラサイクリングでは、平成27年(2015年)11月から今年の4月まで、都合8回にわたって日本代表チームの練習合宿が本市の山陽オートレース場で実施された実績もあり、この度正式にキャンプ地として決定されたものです。山陽オートレース場は、実際のレース開催日が年間48日と短く、施設の有効な利活用が課題となっていますが、このようにパラサイクリングとの有り難いご縁を活かし、市民との交流事業にもご協力いただくことで、障がい者スポーツの振興ならびに障がい者福祉の充実も図ってまいりたいと考えております。東京2020大会では、「わがまちのパラサイクリング選手たち」がメダルを獲得する姿を夢見ながら、市民全員でしっかり応援したいと思います。

 新年度が始まった4月だけでもこれだけの朗報に恵まれ、幸先の良いスタートが切れました。子育て総合支援センター「スマイルキッズ」もご利用が多いようですし、レノファ山口も好調をキープしております。市役所内でも、地域振興部、シティセールス課を新設し、これまで以上に知ってもらうことや共有し繋ぐこと、発信することに力を注ぎながら、第二次総合計画でお示ししている「スマイルシティ山陽小野田」を多くの皆さんと協創してまいります。

 最後に、言うまでもありませんが、ワークライフバランスも大切です。ゴールデンウィーク後半もどうぞ有意義にお過ごしください。

 

藤田市長

 

平成30年5月1日

山陽小野田市長
藤田 剛二