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山陽小野田市長コラム(2017年11月24日)

市長の独り言 Vol.5

 早いもので今年もあと1か月余り。今年は市政、国政の選挙が続きましたが、選挙で大切なことは、どんな国やまちにしたいのか、してほしいのか、という思いや志だと思っています。

 9月15日から10月10日まで、市民意見公募制度(パブリックコメント)で市民のみなさんから貴重なご意見をいただきました第二次山陽小野田市総合計画(案)は、現在、市議会で継続的に審議を重ねていただいております。総合計画(案)の策定に参画していただいたみなさんにこの場をお借りして改めて感謝を申し上げます。若い人をはじめ、幅広い世代の市民のみなさんから多くのご意見をいただきながら、数十回にもわたる議論を経てまとめてきたものですから、この中には山陽小野田市をこんなまちにしたい、という多くの思いや志が詰まっています。今後さらに大切なのは、それらを形にし、成果を出していくということであり、そのためには多くのみなさんの力が不可欠になってきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 さて、レノファ山口FCは、11月19日の最終戦で愛媛FCと引き分け、終盤の3勝1敗1分が効いて、今シーズン22チーム中20位(11勝26敗5分)でJ2残留が決まりました。今シーズンの不振は、大幅なメンバ一入れ替えによりチームとして機能しなかったことが主な原因とみています。いくら個々の能力があっても、チームとして力が結集されないと満足いく結果が得られないのは、どの分野でも同じではないでしょうか。今シーズンをさらなる成長の糧として、新体制の下、2018年こそは、いいスタートが切れるように本市でしっかり練習を積んでいただき、J2の上位を目指し、さらにはJ1に手が届くような立派なチームになるよう、私たちサポーターとしても市民のみなさんと一緒に力強い声援を送りたいと思います。

 ところで、11月10日、市役所庁内で市総合防災訓練を実施しました。今回は大型地震を想定した机上訓練で、総勢60名を超える職員が参加、各関係機関との連携も含めて課題を抽出しました。情報収集、連絡、指示をいかに組織として機能させるか、人的被害を最小限に食い止めるために何が必要かなど、この訓練の成果を今後の防災対策にしっかり反映したいと考えます。

 よく「危機」は危機感のないところにやってくると言われます。先人からの教えそのままに「油断大敵」であり、そのためにも日ごろからの「万が一」に備える意識や努力が問われます。特に自然災害では、昔では考えられないような想定外の事態が近年頻発しており、「万が一」の万が千になり、百になってきているということを肝に銘じておかなくてはなりません。何が起こるかわからない、これが今の世の中だと思います。早めの対策を打つことで難題を乗り越えることもありますし、逆にあの時にやっておけば、こんなことにならなかったと後悔する場面もあります。

 良い結果を出すためには、いいチームが必要です。いいチームを作るためには、優れたリーダーが必要です。そして、リーダーが中心となってチーム全体で高い主体者意識や危機意識を持つこと、そのためにもリーダーの思いやチームの共感、全員の協力が必要です。メンバー全員が各々の役割をしっかり果たすことで良い結果が生まれます。万が一に備える危機管理も、結果を求めるスポーツの世界も基本は一緒。私も市長としてリーダーの役割をしっかり認識し、ひとつひとつ丁寧に実行しながら、市民のみなさんが安心して安全な暮らしができるまち、そして「活力と笑顔あふれる山陽小野田市」をつくってまいります。

 

藤田市長

 

平成29年11月24日

山陽小野田市長
藤田 剛二