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山陽小野田市長コラム(2017年10月24日)

市長の独り言 Vol.4

 10月1日に行われた山陽小野田市議会議員一般選挙で、22名のみなさんが当選をされ、いよいよ今日24日から臨時議会が始まります。私も市長に就任してちょうど半年になります。二元代表制に基づき、異なる役割と意思として市民に選ばれた市長と議員が、真摯に向き合いながら全力を尽くしてこそ、市民の笑顔が生まれます。市民、議会、行政それぞれが意見をぶつけ合い、切磋琢磨し合うことで、住民福祉の向上とより良い地域を目指し、本市を「活力と笑顔あふれるまち」にしていきたいと思います。

 さて、明治14年(1881年)民間初のセメント製造会社が設立され136年が経ちます(旧小野田セメントの徳利窯とセメント製造用蒸気機関が先日、未来技術遺産に登録され、未来に引き継ぐべき遺産として認められました)が、本市は現在でも県内屈指の工業都市であり、製造品出荷額は周南市、防府市に次ぐ3番目を誇ります。業種や規模など、多種多様な企業の懸命なご努力により、本市のこれまでの発展があり、今もまた市政を力強く支えていただいていることに、心から感謝しております。

 特に本市の特徴でもある、エネルギー分野を紹介しますと、石炭で栄えたまちも、昭和40年(1965年)の炭鉱閉山とともに、たいへん厳しい状況に置かれました。しかし、その後の積極的な企業誘致活動等もあって、今では、石炭専焼の中国電力新小野田発電所、石油精製の西部石油、リチウムイオン二次電池用正極材のBASF戸田バッテリーマテリアルズ、ソーラーパネルと水素ステーションの長州産業、そして10月17日に起工式をされた世界初の竹専焼バンブーバイオマス発電の藤崎電機と、石炭・石油・電気・ソーラー・水素・バイオマス等のすべてのエネルギーに関わる企業が私たちのまちに集積しています。

 もちろん、他の分野においても日本や世界でトップレベルの技術やシェアを誇る優れた企業がたくさんありますが、エネルギー分野ひとつをとってみても、本市にはたいへんな強みがあると言えます。今後、山口東京理科大学の工学部や薬学部とも連携して、新たなイノベーションを生み出すことにも期待が持てます。いわゆる「産学官連携」によるまちの活性化は、本市にとって大きなテーマとなっています。

 国も「まち・ひと・しごと」の視点で政策を重ねていますが、生活を支え、持続可能な社会を創っていくために必要なものは、何と言っても「しごと」です。工業をはじめ、商業や農林水産業などの振興は地域の「活力」そのものです。「しごと」に従事する「ひと」の「笑顔」があれば、「まち」は元気になります。そのような「活力と笑顔あふれるまち」を市民のみなさんと一緒につくっていきたいと思います。

 

藤田市長

 

平成29年10月24日

山陽小野田市長
藤田 剛二