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ヒアリについて
ヒアリは2017年に兵庫県に続き、愛知県、大阪府、東京都で相次いで確認されています。
ヒアリの特徴
体長は2,5~6mm程度、体色は赤茶色で腹部は濃く黒っぽい赤色。土でドーム状のアリ塚を作って住む。お尻に強い毒性の毒針があり、積極的に刺す。
ヒアリに刺された時の症状
ヒアリの毒への反応は人によって大きく異なります。刺された時は安静にし、急激に容体が変化する場合にはすぐに病院に行ってください。
●軽度/刺された部位の痛みやかゆみ
刺された瞬間は熱いと感じるような、激しい痛みが走ります。やがて、刺された痕が痒くなります。10時間ほど経つと膿ができます。
●中度/じんましん
刺されて数分から数十分後には刺された部分を中心に腫れ広がり、部分的、または全身にかゆみをともなう発疹(じんましん)が現れることがあります。
●重度/呼吸困難・血圧低下・意識障害
刺されて数分から数十分の間に息苦しさ、声がれ、激しい動悸やめまいなどを起こすことがあり、進行すると意識を失うこともあります。これらの症状が出た場合には重度の即時型のアレルギー反応「アナフィラキシー」である可能性が高く、処置が遅れると生命の危険も伴います。
駆除方法
(1)熱湯をかける
熱湯を巣穴とその周辺に注ぎます。熱湯が直接かかる範囲のアリは死にますが、アリ塚の深部にいるヒアリは駆除ができません。
(2)液剤をまく
巣に直接散布します。市販の液剤で自ら駆除するより専門業者による高圧散布の方が高い効果が期待されます。溶剤に接触したヒアリはもちろん、溶剤に接触したヒアリが巣内で他のヒアリに触れても駆除効果があります。ただし、他の昆虫類にも影響を及ぼします。
(3)ベイト剤を設置する
顆粒状・ゼリー状のベイト剤(毒餌)をヒアリの行列内や巣の周辺に設置します。薬剤が持ち去られる限り、追加・交換をします。働きアリが駆除剤を巣に持ち帰ることにより巣の内部まで駆除可能。時間を要するものの(1)、(2)よりも確実に駆除ができます。
ヒアリを発見したら
市役所環境課に通報してください。
ヒアリ関係の参考資料
環境省資料 ストップ・ザ・ヒアリ(ヒアリの特徴・生態・駆除方法・刺されたときの対処方法等の参考) [PDFファイル/1.37MB]