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開催日:平成27年2月4日
場所 :高泊公民館 研修室
時間 :10時00分~11時30分
講師 :社会教育課 松田 孝二 先生
始めに
高泊地区人権教育推進協議会の岡本会長の挨拶から始まりました。
「一人ひとりの人権が尊重された心豊かな地域社会に」をテーマに講演していただきました。
山口県人権推進指針について教えていただきました。
「自由」・「平等」・「生命(いのち)」の3つをキーワードとして共に生きる地域社会の実現を目指しています。
ここでウォーミングアップとしてこんな問題が出されました!
口(くち)に2画加えてできる漢字(例:田や目など)を考えました。
普段使っている漢字でも、なかなか思い浮かばず、みなさん苦戦されていました。
隣や前後の席の方と意見の交換をしました。
「その字もあったね」、「この字もあったね」と、漢字の数が増えていきました。
答え合わせでは、叶や兄など、たくさんの漢字があり、みなさんいい頭の体操になりました。
次は、騙し絵です。
写真のそれぞれの絵も二つの見え方ができますが、どちらか一方が見えるともう一方はなかなか見えません。
脳は騙されやすく、そこから誤解が生まれて偏見へとつながっていくきっかけとなるそうです。
次にビデオ、「ほんとの空」を見ました。
差別や偏見は良くないことは理解していても、それが自分や自分の身近な人に関わってくると、敏感になってしまう
ものです。
しかし、見方や考え方を変えることで相手を理解し、問題解決につなげていく大切さを改めて感じる内容でした。
最後に地域協育ネットの話になり、子供たちが地域行事に参加し、出番を与えてもらうことで自信になると共に、
色々な価値観に触れることができ、地域を担う糧となると説明がありました。
世の中が便利になったことで隣近所との交流が疎遠になってきている今、地域との「ななめの関係」が大切ということ、
そして人権問題にはまだまだ課題がたくさんありますが、他人事ではなく、ひとりひとりが考え、理解していかなくてはと
考えさせられました。