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令和元年度「ステップアップかるた教室」を開催しました

「ステップアップかるた教室」(第3回目)を開催しました

 回を重ねるごとにレベルアップを目指すステップアップかるた教室の第3回目を、12月8日(日)に小野田高等学校で開催しました。
 この日最終回を迎えた「ステップアップかるた教室」には8名全員が集まり、上級者の試合を見学したり、対戦表を使って本格的な試合に挑戦したりと、これまでのおさらいをしながら、最後の教室に取り組みました。

上級者の試合を身近で見学しよう!

 この日、県内で活躍する競技かるた選手が一同に会し腕を磨く合同練習会が小野田高校で行われ、まずはその様子を見学しました。練習といえども継続して競技かるたに取り組んでいる選手とあって、読手の声が響き渡るやいなや一瞬で札を払う音が響き渡り、その試合風景は大会そのもの。中学生から大学生まで30名余りの選手が繰り広げる迫力ある練習試合の様子を、教室参加者は真剣な表情で観戦しました。

合同練習会 

試合に挑戦しよう!

 試合に挑戦しよう01 試合に挑戦しよう02

 これまでの教室で、暗記の仕方や札の並べ方のコツなど勝つために必要な技を身に着けた参加者は、その成果を試そうと、競技形式で試合に挑戦。14枚の札を使って、対戦相手を変えながら進めた試合では、2人同時に札を払う場面も見られ、数々の接戦が繰り広げられました。その試合結果は対戦カードに記録し、反省点は次の試合に活かします。
また、お手付きをしたら相手から札をもらう、競技で乱れた札は元通りに並べ直す、などのルールもしっかりとマスターしていました。

より早く札を取るための構えを身につけよう!

 久保先生と試合 決まり字を聞いて下の句を言う

 1枚の札が試合の勝ち負けを左右することも多い競技かるた。遠くの札が読まれてもサッと手が伸びる態勢で試合に臨むことは、勝利への一歩につながります。競技線より前に手を出さない、腰を浮かせて重心を前に移す、といった基本の姿勢を教わりました。
 教室の最後には2人1組になって100枚の札の決まり字暗唱に挑戦し、すべての札を暗記した人、ゆっくりながらも大半の札を暗唱する人など、ひとりひとり確実にステップアップした参加者の姿が見られました。

「ステップアップかるた教室」(第2回目)を開催しました

 回を重ねるごとにレベルアップを目指すステップアップかるた教室の第2回目を、11月17日(日)に小野田高等学校武道場で開催しました。
今回のテーマは「並べ方の定位置を決めて覚えよう!」
かるた永世クイーンの久保久美子さんを講師に迎え、第1回目から少しステップアップした内容で、札を取る技を鍛えました。

ルールを決めて札を並べよう!

 第1回目の教室から約3週間後に迎えた第2回目の教室。
参加者は、早く札を取るためにたくさんの句の決まり字を暗記しており、中には100首すべて言える参加者もいました。

 決まり字の暗記に続き、競技かるた上達に欠かせない次のステップは、畳の上に並べた取り札の位置を覚えること。
暗記のコツは、札ごとに置く位置(札の住所)を決めて、札を毎回同じ場所に並べること。
無造作に並んでいるように見える25枚の札は久保クイーンオリジナルのルールで並べてあります。
裏返された札に書かれた句をすらすらと読み上げながら札をめくるクイーンの手元を、参加者は夢中で見つめていました。

100首の決まり字を言ってみよう01 100首の決まり字を言ってみよう02

札の住所(札を置く場所)を覚えよう!

札の住所を覚えよう01 札の住所を覚えよう02

 久保クイーンオリジナルの並べ方を、テキストを見ながら学習しました。
並べ方は、一字決まりの札、同じ決まり字で始まる札などでグループ分けし、札の住所(置く場所)が覚えやすいように工夫されています。
読み札の最初の数文字が書かれた配置図を見ながら、その句に応じた取り札を図のとおりに並べます。
第1回目の教室で学習した決まり字をおさらいしながらの学習になりました。

覚えた札を取ってみよう!

定位置の暗記 ミニ試合

 札の住所をしっかり暗記し、すらすらと定位置に並べることができるようになったら、札を取ってみます。
上の句が読み上げられると、参加者の手は取り札にサッと伸びていき、しっかりと札の住所を暗記したようです。
教室の最後に、1対1で試合に挑戦。決まり字と札の住所をマスターした参加者は、真剣な表情で試合に臨み、中には運命戦(自陣・敵陣とも取り札が最後の1枚になった状態)となり、緊迫した大会さながらの試合も見られました。

「ステップアップかるた教室」(第1回目)を開催しました

 回を重ねるごとにレベルアップを目指すステップアップかるた教室の第1回目を、10月27日(日)に小野田高等学校武道場で開催しました。
今回のテーマは「決まり字で札を暗記しよう!」
かるた永世クイーンの久保久美子さんを講師に迎え、きょうだいや親子、お友達同士7名の参加者が楽しみながらかるたに親しみました。

旗上げゲームで集中して聞く力を高めよう!

 自己紹介 旗揚げゲーム 

 参加者全員が輪になって自己紹介してから教室はスタートしました。 

 競技かるたで大切なことのひとつは、読み手の声を正しく聞き取り、反応すること。
その力を鍛えようと、教室の最初に旗揚げゲームにチャレンジしました。
紅白の旗を手にした参加者は、久保クイーンの「赤あげて 白あげて 赤さげないで 白さげる」の掛け声に耳を澄まし、紅白の旗を器用に操りました。
慣れてくると掛け声のパターンを増やし、指示するテンポを速めるなど、正確に聞き分け反応する力を鍛えました。

まずは4枚の札の決まり字を覚えよう!

 競技かるたでは、読み札(上の句)が読まれた時に、取り札(下の句)が何かがすぐに分かれば札を早く取ることができます。
札を早く取るには、そこまで聞けば取り札(下の句)が特定できる、読み札(上の句)のなかの「決まり字」を暗記しておくことが大切になります。
教室では4枚の札を取り上げ、読み札(上の句)にある決まり字とそれに応じた取り札(下の句)を、言葉の語呂合わせなどで工夫しながら暗記しました。
決まり字を暗記 決まり字を覚えよう

教室で取り上げた4首

【上の句】めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 【下の句】雲がくれにし夜半(よは)の月かな

 百人一首のなかで「め」で始まる句はこの句だけのため、「め」と聞いた時点で取るべき札が決まります。
決まり字「め(目)」が「雲がくれ」という光景をイメージして、暗記しました。

【上の句】しのぶれど 色に出でにけり わが恋(こひ)は  【下の句】ものや思ふと 人の問ふまで

  百人一首のなかで「し」で始まる句は、「しのぶれど~」「しらつゆに~」で始まる2首あります。
そのため、この句の決まり字は2文字目にある「の」となります。
「しの」と聞いた時点で反応できるよう、「しのもの」とテンポよく暗記しました。

【上の句】百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも  【下の句】 なほあまりある 昔なりけり

  百人一首のなかで「も」で始まる句は、「ももしきや~」「もろともに~」で始まる2首あります。
そのため、この句の決まり字は2文字目にある「も」となります。
「もも」と聞いた時点で反応できるよう、「もも」が「あまり」の語呂合わせで「桃余り」と暗記しました。

【上の句】契りきな かたみに袖を しぼりつつ 【下の句】 末(すゑ)の松山 波越さじとは

  百人一首のなかで「ち」で始まる句は、「ちぎりきな~」「ちぎりおきし~」「ちはやぶる~」で始まる3首あります。
このうち2首は「ちぎり~」で始まり、「ちぎりきな~」の決まり字は4文字目にある「き」となります。
「ちぎりき」と聞いた時点で反応できるよう、「ちぎり木 末の松」と植物の木を取り上げて暗記しました。

ミニ競技かるた試合に挑戦しよう!

 札を見ただけでその句の決まり字が言えるように、何度もおさらいをして特訓です。
決まり字をしっかり暗記した後は、少ない枚数の札を使ってミニ競技かるた試合に挑戦。
読み上げられる上の句にしっかりと耳を澄まし、決まり字が聞こえると、すぐに札を払う音と歓声があちらこちらで響きました。
覚えたばかりの決まり字を聞き分け、いち早く札を取る技を磨きました。

決まり字をおさらい ミニ試合

紅葉が登場する秋の句を暗唱しよう!

 競技かるたの札の裏にも「紅葉」のデザインが描かれています。
教室の最後に参加者で輪になり、紅葉が登場する句「奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき 」を暗唱しました。
最初はパートに分けて順番に、次はランダムにと少しずつ覚え、最後にはすらすらと暗唱できるようになりました。

 教室が終わると、参加者はたくさんの札の決まり字を覚えようとかるた教材を借りて帰るなど、第2回目の教室に向けて熱心な姿が見られました。

秋の句の暗唱01 秋の句の暗唱02

「奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき 」( 猿丸大夫)

人里離れた奥山で、散り敷かれた紅葉を踏み分けながら、雌鹿が恋しいと鳴いている雄の鹿の声を聞くときこそ、いよいよ秋は悲しいものだと感じられる。

令和元年度「ステップアップかるた教室」を開催します(募集は終了しました)

 百人一首の成り立ちや作者のエピソード、和歌の意味などの解説も交えながら、回を重ねるごとにレベルアップできる3回1コースのかるた教室を開催します。
 競技かるたに興味のある方、競技かるたを始めてみたい方、ぜひご参加ください。

 ステップアップかるた教室ちらし [PDFファイル/821KB]

対象

  3回を通して参加可能な小学生以上の方

  ※競技ルールや札の取り方を教えますので、百人一首を覚えていない方でもお気軽にご参加ください。

日時

  (1) 10月27日(日曜日) 

  (2) 11月17日(日曜日)

  (3) 12月8日(日曜日)

  ※ いずれも13時30分から受付、14時開始

会場

 小野田高等学校 武道場 (山陽小野田市くし山一丁目26番1号)

 ※ 公共交通機関でお越しください。

参加費

  無料

募集人数

  20名(申込順)

申込方法

  文化振興課(不二輸送機ホール文化会館)へ、参加者氏名、学年(大人の方は年齢)、連絡先電話番号 をご連絡ください。(電話、メール、ファックス)   

申込期限

  10月17日(木曜日)

問合せ先

  〒757-0002
  山陽小野田市大字郡1754番地 不二輸送機ホール(第1・3火曜日休館)
  山陽小野田市文化振興課
  電話0836-71-1000 ファックス0836-71-1002
  Eメール:bunka-kaikan@city.sanyo-onoda.lg.jp

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