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木造千手観音菩薩立像

木造千手観音菩薩立像

像高183.6cm、樟材の一木造り。彫眼。境内観音堂の本尊、秘仏として厨子に納まる。20年毎開帳であったが近年から毎年の開帳となる。用材は立木時に霊木として信仰されていたものを、使用したと伝えられている。
制作時期は、丸彫りに背刳りを行い、蓋板を施しているところや、膝前の翻波式衣文、側面の姿勢の優美さなどから、平安時代中期に遡るとみられる。素朴な地方作であり、脇手や持物は後補。昭和60年~平成元年保存修理。 他の像も同期間に保存修理を行う。