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開催日:平成27年2月18日
場所 :高泊公民館 研修室
時間 :10時00分~11時30分
地域包括支援センター 所長 尾山 貴子先生
認知症について、映像を交えながらわかりやすく教えていただきました。
-はじめに-
認知症について、○×形式のクイズをしました。
「認知症は誰にでも起こりうる病気であるか」や、「昨日の夕飯が思い出せないのは認知症であるか」
などの質問が出されました。
認知症は誰にでも起こりうる病気で昨日の夕飯が思い出せないのは認知症ではなく、単なる物忘れだそうです。
しかし、食べたことすら思い出せないのは認知症の症状とのことです。
次に、DVDを見ました。
認知症の人に接する時の対応例や接する身近な人たちが、杖や車椅子の代わりとなって支えて
いくことが大切になってくるそうです。
-認知症とは-
認知症は、いろいろなことが原因となって脳の細胞が死んでしまったりして、脳の司令塔の働きに不都合が
生じ、さまざまな障害が起こり、生活する上で支障が、およそ6ヶ月以上続いている状態です。
認知症はあくまで症状であって病名ではありません。
認知症を引き起こす病気としてアルツハイマー病が約50%を占めているそうです。
他にも、頭をぶつけたりしたことで血の塊ができ、それが血管を圧迫して血流を悪化させて引き起こ
されることもあるそうです。
-認知症の症状-
認知症には、中核症状と行動・心理症状があるそうです。
中核症状は、脳の細胞が壊れることにより、直接起こる症状です。
体験したこと自体を忘れたり、時間や季節感の感覚が薄れたり、考えるスピードが遅くなったりなどの
症状が現れます。
次に行動・心理症状についてです。中核症状がもとになり、本人の性格、周囲の環境や人間関係
などが影響して現れる症状です。
元気がなく、引っ込み思案になったり、食事や排泄など身の回りの動作に支障がでてくるそうです。
次に、頭の体操をしました。
尾山先生とじゃんけんをします。が、おそ出しでのじゃんけんです。
まずは先生とあいこになるようにおそ出しします。次は勝つように、最後は負けるように出します。
難しいと感じている人のほうがより脳が活性しているそうです。
できなくてもチャレンジすると、認知症の予防になるそうです。
-最後に-
認知症は治る病気や、一時的な症状の場合もあるそうで、早期発見、早期治療が大事という
ことも教えていただきました。
認知症の人と接するときはさりげなく自然にが一番の支援になるそうです。
最後にオレンジのリングを頂きました!
参加された皆さんは、認知症サポーターです。
高齢化が進む中で、認知症は決してひとごとではなくなってきた問題です。
家族だけではなく、地域が一体となって支えあっていきましょう!!