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開催日 平成26年2月19日(水曜日)
場 所 高泊公民館 研修室
時 間 10時00分~11時30分
高泊郷土史勉強会は地域の方数名が月に1度公民館で高泊の史跡の勉強をされています。
このたびは高泊郷土史勉強会の日々の勉強の内容を白石宏光様に紹介していただきました。
★神功皇后伝説
小野田の北部を流れる有帆川周辺には、神功皇后にまつわる伝説が数多く残されているそうです。
皇后が三韓出兵をなされた際に、船を作った場所や梶を作った場所、帆をかけた場所、とも縄をこしらえた場所など
が今の船木や梶浦、有帆、縄地鼻などといった地名の由来になったとか。
他にもさまざまな地名の由来を教えていただきました。
神功皇后伝説にまつわる地名図(赤字部分) [174KB]
★高泊開作
慶長5年の関が原の戦いに負けた毛利藩は、安芸、備後など7カ国を取り上げられ、藩の財政は急激に悪化し開
作の築立が必至となったので、寛文年間(1661~1672年)に高泊湾の開作(400町歩)に着手したそうです。
有帆川の流れを東に寄せるべく、堤防を築き寛文8年(1668年)に横土手を築き、ようやく排水門が完成しました
が、その矢先、2度に渡り大風雨で堤防が崩壊してしまったとか。そこで当嶋八幡宮下の岩盤に5艇唐樋を設け、
12月末にようやく完成したそうです。
5艇唐樋 当嶋八幡宮(鍬入れ祈願した場所)
高泊神社(高泊開作総鎮守の神社)
そのほかにもたくさん史跡について紹介していただきました。
受講者より「地域のなりたちが良くわかり、ふるさとへの愛着が増した」との感想もありました(^^)